私たちの共創チャレンジ
大阪観光大学鉄道研究会は、趣味としての鉄道(撮る・乗る・聞く)にとどまらず、公共
交通としての鉄道の役割や歴史を研究しています。鉄道会社の沿線活性化と地域の「まちづくり」の取り組みは一体であり、関西全域の鉄道に実際に乗車し、沿線地域のフィールドワークも活発に行っています。
また「鉄道」と「まちづくり」の観点で、鉄道の魅力や地域での役割等を中高生に伝えるため、大阪観光大学の学びの特色を活かして、阪堺電車を貸切る「鉄道オープンキャンパス」の実施・運営も担っています。阪堺電車に乗るだけでなく、大阪市や堺市の歴史や成り立ちを車内で解説するなどの取り組みで、中高生の人気を博しています。2023年5月に実施した阪堺電車企画には、和歌山県や岡山県などの他府県からも高校生が来場し、兵庫県公立高校の教員も参加いただきました。
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を鉄道の観点から実現するため、阪堺電車や水間鉄道などのローカル鉄道を含む鉄道各社と連携しイベントを企画します。
未来への宣言
鉄道を含む公共交通は、まちづくりや地域の未来を形成する重要なインフラです。
鉄道研究会は「鉄道」からつながる大阪・関西の未来を、次世代を中心に広く他府県の皆様に知っていただくため邁進していきます。
きっかけ
大阪観光大学鉄道研究会は2023年2月に発足した新しい活動団体ですが、部員数は10名を超え精力的な活動を進めています。同年5月には阪堺電車の貴重な車両である「モ161形」を貸切り、中高生を対象とした鉄道オープンキャンパスを実施しました。当日は、あべのハルカスにて阪堺電車やその歴史を解説したあと、「モ161形」に乗車し案内しました。最終的には、単なる鉄道乗車企画ではなく、他府県の高校生に「大阪・堺」の地域の魅力や、大阪でローカル鉄道を軸とした観光学を学ぶ意義を伝えることができました。今後は、貝塚市の水間鉄道や和歌山県の南海加太線等との連携による企画などを進めながら、さらに活動・実施エリアを広げる予定です。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
鉄道を軸とした次世代の地域振興の学びにより、サブテーマ「Empowering Lives(いのちに力を与える)」「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」に関連して、鉄道を通じて地域に力を与え、地域と人をつなぐことを目指していきます。
〇問合せ先
大阪観光大学TEAMEXPO推進担当
E-mail: teamexpo2025@tourism.ac.jp