私たちの共創チャレンジ
ロート製薬の目薬ボトルの廃プラスチックをアップサイクルしたアイウェアを製造し、インドの低所得層に対して行うアイキャンプ(眼科検診)や白内障手術関連費として支援する。
きっかけ
「なんでたまたま生まれた場所が違うだけなのに、健康が不平等なんだろう」という疑問からeyeforthreeはスタートしました。
代表の長岡はロート製薬の目薬の商品企画を担当しています。
目薬の製造工程を学ぶ中で、どうしても出てしまう目薬ボトルのプラスチックの廃棄のことを知ります。
目薬の有効成分を守るため、ボトルに使われるプラスチックは紫外線透過率1%以下という高いグレードのものが使用されています。
しかし安全性を担保するために、廃棄せざる得ないプラスチックが出る。
この事実を知り、廃プラスチックを何かに活用できないかと考えます。
長岡は学生時代、インドに渡航した際、スラム街を訪問する機会がありました。
そこで出会った人の中に「I'm a blind man(私は目が見えません)」と目が白濁した男性が話しかけてきました。
当時は生まれつきなのか、加齢なのか、と考えていたのですが
仕事を通じて目の知識を学び、世界の失明原因の60%が白内障で、その白内障は手術で治ることがほとんどであることを知ります。
そして、紫外線の強いインドでは若年層の白内障発症に相まって、貧困が問題で白内障手術ができない方も多いという事実を知りました。
インドでスラム街を目の前にした時、泥でお皿を洗う女性、足を負傷しているのにそのまま生活している男性
日本では信じられない衛生環境と光景に涙が出ました。
その時に感じた、「泣いて一時的に同情するのではなく、改善のために貢献できる人になりたい」
そして、目薬ボトルの廃プラスチックを使って、目を守る「アイウェア」をつくり、売上で白内障手術を支援できないかと考え
このアイデアを実現させました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
生まれに関わらず、健康な世の中を作り上げるために、商品の購入を通して、誰かを健康にするというサイクルを作り「いのち輝くデザイン」を行う。