目薬からアップサイクルしたアイウェアで、インドの白内障手術を支援

共創チャレンジ

2023.06.21

法人

チーム名eyeforthree
共創メンバー代表・長岡里奈(おかりな)、ミホ
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / 環境、エネルギー / 海外支援・協力、国際交流 /

私たちの共創チャレンジ

ロート製薬の目薬ボトルの廃プラスチックをアップサイクルしたアイウェアを製造し、インドの低所得層に対して行うアイキャンプ(眼科検診)や白内障手術関連費として支援する。

未来への宣言

生まれにかかわらず、すべての人が健康な世の中に

きっかけ

「なんでたまたま生まれた場所が違うだけなのに、健康が不平等なんだろう」という疑問からeyeforthreeはスタートしました。

代表の長岡はロート製薬の目薬の商品企画を担当しています。
目薬の製造工程を学ぶ中で、どうしても出てしまう目薬ボトルのプラスチックの廃棄のことを知ります。
目薬の有効成分を守るため、ボトルに使われるプラスチックは紫外線透過率1%以下という高いグレードのものが使用されています。
しかし安全性を担保するために、廃棄せざる得ないプラスチックが出る。
この事実を知り、廃プラスチックを何かに活用できないかと考えます。

長岡は学生時代、インドに渡航した際、スラム街を訪問する機会がありました。
そこで出会った人の中に「I'm a blind man(私は目が見えません)」と目が白濁した男性が話しかけてきました。
当時は生まれつきなのか、加齢なのか、と考えていたのですが
仕事を通じて目の知識を学び、世界の失明原因の60%が白内障で、その白内障は手術で治ることがほとんどであることを知ります。
そして、紫外線の強いインドでは若年層の白内障発症に相まって、貧困が問題で白内障手術ができない方も多いという事実を知りました。

インドでスラム街を目の前にした時、泥でお皿を洗う女性、足を負傷しているのにそのまま生活している男性
日本では信じられない衛生環境と光景に涙が出ました。
その時に感じた、「泣いて一時的に同情するのではなく、改善のために貢献できる人になりたい」
そして、目薬ボトルの廃プラスチックを使って、目を守る「アイウェア」をつくり、売上で白内障手術を支援できないかと考え
このアイデアを実現させました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法全国でeyeforthreeのサングラスとブルーライトカット眼鏡を取り扱いいただき、活動を広めていきたい。
共創を希望する方々★eyeforthree商品を取り扱いただける店舗があるパートナー様
★プラスチックのリサイクル技術をお持ちの企業様

大阪・関西万博のテーマとの関わり

生まれに関わらず、健康な世の中を作り上げるために、商品の購入を通して、誰かを健康にするというサイクルを作り「いのち輝くデザイン」を行う。

SDGsとの関わり

私たちはeyeforthreeの事業を通して「すべての人に健康を福祉を」「つくる責任・つかう責任」「パートナーシップで目標を達成しよう」のSDGsの目標達成に貢献します。

「すべての人に健康を福祉を」
・・・売上の一部をインドの白内障手術やアイキャンプの費用として支援することで達成します。

「つくる責任・つかう責任」
・・・眼鏡のフレームは100%目薬ボトルの廃プラのアップサイクル。100%にすることで、もう一度リサイクルする際の選択肢を増やします。また、購入いただいた商品のメンテナンスプログラムや回収プログラムも準備しています。

「パートナーシップで目標を達成しよう」
・・・本多プラスさん、山本光学さんとのパートナーシップで、難しい100%アップサイクルのフレームを実現。また、インドの白内障手術を行なっているERCという団体とパートナーシップを組み、eyeforthreeの売上の一部を活用いただきます。

お問い合わせ (eyeforthree.com)