ハイパーソニック楽器開発

共創チャレンジ

2023.06.21

法人

チーム名HSI プロジェクト
共創メンバー長谷川真之(ジースターサウンズ)
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 文化・芸術(アート) / 音楽 / 生物多様性、自然環境、生物 /

私たちの共創チャレンジ

人間の耳には聞こえない50kHz以上の高い周波数の音(ハイパーソニック)を含む音楽や環境音は、皮膚表面から脳に伝わり、その音楽を心地よいと感じさせ、感動や興奮を引き起こします。更に、ストレスを緩和し、内分泌系と免疫系の働きを高めることが報告されております。これはハイパーソニック・エフェクトと呼ばれています。
しかし、ハイパーソニックを多く含む音楽は、ガムランや高級オルゴールなどの音源に限られ、一般に耳にすることは珍しいため、ハイパーソニック・エフェクトを体験する機会がありませんでした。
HSI プロジェクトでは、ピアノやギター、ドラムなどの一般楽器の形状と奏法で、ハイパーソニックを発生させる楽器を開発し、大阪・関西万博の会場で来場者に体験していただけるイベントの開催をめざします。

未来への宣言

自然界の音や古典楽器による演奏は、多くのハイパーソニックを含むことがあり、100年前の生活でははハイパーソニック・エフェクトが、自然と人間に良い影響を与えてきました。しかし、コンクリートに仕切られた部屋の中で、ポピュラー音楽を聞く現代生活では、ハイパーソニックに触れる機会がありません。
HSI プロジェクトで開発しているハイパーソニック楽器は、ライブやコンサートで感動や興奮を呼び起こすだけでなく、192kHzサンプリングのハイレゾシステムで録音再生をすることで一般家庭でも聞くことが可能です。ハイパーソニック音楽を聞く機会が増えれば、ストレスを緩和し、内分泌系と免疫系の働きを高めることができます。
例えば、病院や老人施設などのBGMに採用することにより、鬱やストレス疾患の予防回復や傷病や疾病からの早期回復を推進することが期待できます。
更には、現状では20kHzまでの音しか伝送できない放送や音楽配信の規格を改定することで、テレビやFM放送でもハイパーソニック音楽を流す事ができれば、ストレスが少なくて病気にかかりにくい社会を作り上げていくことができると考えています。

きっかけ

ハイパーソニック・エフェクトは、大橋力氏が発見され、2000年に米国生理学会に報告されて依頼大きな注目を浴び続けています。
しかしながら、前述のようにソース音源が少なく、従来は録音も再生も困難であり、研究段階にとどまってきました。また、ハイパーソニックを録音するマイクロホンは現在でも高価で、誰もが手に入れられるものではありません。
しかし、この10年の間にIT技術が進歩するに従い、ハイレゾ音楽を記録するコスト、ハイレゾ音楽をダウンロードするコスト、ハイレゾ音楽を録音・再生するコストが大幅に下がり、同時にハイパーソニック楽器作成にかかるコストも抑えることができるようになりました。
これにより、誰でも簡単にハイパーソニック楽器を演奏して、ハイパーソニック楽曲録音することが可能となります。
HSI プロジェクトのハイパーソニック楽器開発は、大橋力氏のグループにも情報を提供しながら進めており、現時点でピアノ音を鳴らせる、ハイパーソニックピアノを開発できる目処が立っています。
また、ピアノやシンセサイザーなどの鍵盤楽器、ギターやベース、ドラムなどの楽器でもハイパーソニック楽器を作成することが可能なばかりか、人の歌声にハイパーソニックを付加することもできる見込みが高くなっています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法HSI プロジェクトは大阪のジースタサウンズ合同会社が本拠地であるため、まずは大阪地域でハイパーソニックコンサートの常設会場などを設置したいですが、将来は日本国中のコンサート会場がハイパーソニック仕様対応になり、どこでもハイパーソニックコンサートが開催できるようにしたいと考えています。
同時に、放送や配信に規格を拡大することにより、日本国内に展開していきたいと考えています。
更に、世界中で、ハイパーソニックコンサートを開催できるようにしたいと考えています。
共創を希望する方々ハイパーソニックをコンサート会場に拡声できる音響機材を準備可能な事業者の方
ハイパーソニック楽曲を配信できるできる配信事業者の方
ハイパーソニックを家庭や小規模事業所で再生できる機材を開発可能な事業者の方
ハイパーソニック楽器を量産可能な事業者の方

大阪・関西万博のテーマとの関わり

ハイパーソニック・エフェクトは、人間のストレスを緩和し、内分泌系と免疫系の働きを高める、まさに
人の命を輝かせます。
ハイパーソニック楽器の開発は、まさに「いのちの輝きプロジェクト」そのものにふさわしいチャレンジです。

SDGsとの関わり

3:ハイパーソニックは健康に貢献するため
9:現在は、20kHz以上の音は耳で聞こえないため不要とされていますが、これからは100kHzまでの音を
  利用する技術と、それに適応する通信インフラ整備を進める技術であるため
11:ハイパーソニックは自然豊富な場所では、従来から人間をストレスなどから守ってきましたが、
  都会生活の中で失われてしまいました。それを取り戻し、都市生活のストレスを緩和して住みやすく
  するためです。

ハイパーソニック・エフェクトに関して、ハイレゾと混同されている方や、ハイパーソニック成分を含まない楽曲を50kHz以下しか再生できないシステムで試されている方が非常に多いのが現状です。
そのような場合、ハイパーソニック・エフェクトは体感することはできないにも関わらず、ハイパーソニック・エフェクトが効果ないという記事をブログなどに記載されているものが多く見受けられます。

ハイパーソニック・エフェクトに関して正しい理解をしていただくには、大橋力氏または仁科エミ氏の著作物を参照していただきますようお願いいたします。
または、以下のURLをご参照ください。
https://www.yamashirogumi.jp/research/hypersonic/

https://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/jisedai/seika/4lr_32.pdf

https://www.bunmeiken.jp/highlight.html

 

組織名: ジースターサウンズ合同会社HSI事業部
組織代表のメアド: info_gss@gsljp.com
問い合わせフォームのURL:  https://gsljp.com/gs/contact/
担当者: 長谷川真之