色素を抽出した後の天然素材を活用した印刷

共創チャレンジ

2023.08.03

法人

チーム名天然色素 友禅印刷 プロジェクト
共創メンバースパッジオワークス 鈴木尚和
日農化学工業(株) 椎名 隆次郎
大平印刷(株) 水野整
        杉本豊明
主な活動地域日本
活動テーマ文化・芸術(アート) / 地域活性化 / 生物多様性、自然環境、生物 / 農業、林業、水産業 / ものづくり、サービス /

私たちの共創チャレンジ

主に食品添加物として使用される天然素材(クチナシ、ベニバナ、赤シソなど)から色素を抽出した後の残渣物を、大平印刷が保有する友禅印刷技術によりインキ化し、紙に印刷をするアップサイクルの施策。

未来への宣言

自然の恵みを余すことなく活用することで、天然素材と栽培している人と地域への感謝をつなげていきたい。

きっかけ

クチナシやベニバナといった天然色素を、そのままの色で印刷することを進めていたが、それは食品などの色付けに活用する天然色素の役割以上の価値を生み出さないと考え、天然色素を抽出した後に残る色素を使って、最後まで利用する印刷をすることが、新たな価値を生み出すという考えに至った。

取組の展開

今後展開したい地域・方法天然色素の未利用資源(残渣物)を使ったパッケージやカードなど、広く配布されるツールに展開していきたい。
共創を希望する方々未利用資源(残渣物)をお持ちの方、未利用資源(残渣物)のアップサイクルにご興味をお持ちの方と共創していきたい。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

いのち輝く未来社会のデザインの実現に向けて、天然素材の魅力を再確認する体験を提供します。

SDGsとの関わり

複数社のパートナーシップのもと、各社が保持する技術やノウハウを組み合わせて、天然素材を丁寧に扱う活動に適しているから。

お問い合わせ先

大平印刷株式会社 杉本豊明

expo@taihei.co.jp

 

友禅印刷とは?

友禅染に使用する糊(バインダー)に材料を混ぜてインキ化し、
スクリーン印刷機で印刷し、乾燥させて材料を定着させる技術。
意匠性表現では、高輝度で煌びやかな表現のグリッター、
銅と亜鉛の粉末で表現する高級感のある金色の他、発泡剤や蓄光剤による表現ができる。
また炭や抹茶、お香などの素材をそのまま紙に定着させ、素材の色だけでなく、香り、手触り、
効果効能までを紙に定着させることが可能な印刷技術。

https://www.taihei.co.jp/yuzen/