香川県では、ＳＤＧｓの普及を促進するとともに、持続可能な社会をめざし、ＳＤＧｓの取組みを原動力とした地方創生を実現するため、ＳＤＧｓの達成に向けて積極的に取り組む企業や団体等を県が登録する「かがわ地方創生ＳＤＧｓ登録制度」を創設しました。
　登録事業者の経済・社会・環境の３側面の重点的な取組みを、県ホームページで公表し、事業者の多種多様な取組みを「見える化」し、他の事業者や県民の方々に取組事例を示すことで、ＳＤＧｓ達成に向けた新たな取組みが、香川県から生み出されることを期待しています。

　かがわ地方創生ＳＤＧｓ登録制度を通じて、県民の方々や事業者のＳＤＧｓ達成に向けた取組みの輪を広げ、多様なステークホルダー間の連携を促進する好循環をつくることで、本県におけるＳＤＧｓの裾野の拡大を図るとともに、ＳＤＧｓの意識が県民に広く根付いた持続可能な香川県を目指します。

　令和３年度までは、県庁職員や関係団体を対象に、ＳＤＧｓに関する講演会やパネル展の開催や、関係団体との共催により、民間企業等の優れたＳＤＧｓの取組みに対し、県知事賞を交付するなど、庁内外に向けたＳＤＧｓの普及を図ってきました。
　令和４年度には、地域事業者等のＳＤＧｓの取組みを「見える化」することにより、ＳＤＧｓの裾野の拡大を図るため、かがわ地方創生ＳＤＧｓ登録制度を創設しました。

　ＳＤＧｓの推進や登録制度を通じた事業者間のつながり、またそれらを通じ、ステークホルダーが協働して地方創生を目指す姿勢は、大阪・関西万博のサブテーマのひとつ「Connecting Lives（いのちをつなぐ）」が意味する「一人一人がつながり、コミュニティを形成する、社会を豊かにする」という大阪・関西万博が目指す方向性と一致していると考えます。