地球温暖化をテーマにしたアニメーション映画「Future Kid Takara」の制作

共創チャレンジ

2023.04.10

法人

チーム名team Future Kid Takara
共創メンバーSTUDIO4℃、Beyond C.
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマ文化・芸術(アート) / エンターテイメント /

私たちの共創チャレンジ

アニメ制作現場でのCO2削減に取り組みながら、 2025年に向けて、地球温暖化をテーマにした完全オリジナルアニメーション映画『Future Kid Takara』(仮称)を制作することに挑戦します。
脱二酸化炭素への啓蒙的な要素を基調に持ちながらも、「壮大な冒険に満ちたエンターテインメント」の物語で、最高峰の長編オリジナルアニメーション映画を目指します。

未来への宣言

2022年4月に公表されたIPCCの第6次評価報告書では、いま、人類は、1.5°Cに気温上昇を抑える軌道には全くのっておらず、今すぐに行動を起こし、2025年までに二酸化炭素の排出を減少に転じさせ、システムチェンジを実現しない限り、未来世代にとっては悲惨極まりない異常気象が頻発し、食料や水、難民の危機に見舞われる可能性が高いと強く警鐘を鳴らしています。
この 映画が公開される2025年は、大阪・関西万博が開催され、人類にとっての「地球を守るラストチャンス」とも言える重要な時期。地球環境が抱える深刻な問題と、今、脱炭素に向けた行動を起こすことの大切さを、教科書的なアプローチではなく、親しみやすい「アニメーション映画」を通して、世界各国の多くの皆さんへ地球の危機を知っていただき、未来の人々がこの地球に住み続けられるように願い、自分たちにできることの一つとして制作していきます。

きっかけ

私たちのスタジオでは、アニメーションを作っています。
毎日スタジオに通う中、去年も今年も、異常気象だと思う日は増えました。35℃以上の猛暑日が続いて、夏は通勤が大変です。ゲリラ豪雨なんて、昔はありませんでした。日本のあちこちで、豪雨や台風で家が何軒も流される大洪水が毎年のように起きています。
2025年までに、ある気温上昇のボーダーを超えると、もう戻れないかもしれないという番組を見た記憶があります。永久凍土が融けると、何かこわいことが起こりそうです。けれどもスタジオでは毎日アニメーションを作っています。
私たちは今まで、ほとんど何もしてきませんでした。そうしているうちに、ある日、そのボーダーは超えてしまうでしょう。だから、私たちは、このアニメーションを作ることを決めました。ボーダーを超えてしまった世界は、アニメーションの中の世界だけにとどめたい。そのために、私たちはCO2を削減しながら、アニメーションを作ることに挑戦します。本映画は、そのボーダーを超えてしまった世界に生きる少年タカラの物語です。

CO2削減は、会議でのペットボトル廃止や、制作現場で紙を使用せずデータ化を推進するなど、普段の行動チェンジをはじめ、節電のためのハード面の取り組みなど、できるところからスタートし、更に専門家にCO2削減のための行動プランの助言をいただき、計画を作成予定です。

取組の展開

今後展開したい地域・方法日本だけでなく、全世界で上映、配信で公開を目標としています。教育現場での上映も目指しています。
共創を希望する方々大阪・関西万博に参加する企業や自治体、サステナビリティに取り組む団体・NGO、特に若者たちと連携して、この映画の上映を脱炭素に向けたイニシアティブに育てていけたらと希望しています。「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加する皆さまとの共創を希望しています。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、開催の意義の 1 つとして、「SDGs 達成・SDGs+beyond への飛躍の機会」を掲げています。大阪・関西万博が開催される 2025 年は、SDGs の目標年である 2030年の5年前であり、SDGs 達成に向けた進捗状況を確認し、その達成に向けた取組を加速させる絶好の機会です。オリジナルアニメ映画「Future Kid Takara」プロジェクトを通じて、カーボンニュートラルへの取り組みを多くの人々に広めることは極めて重要で、「Saving Lives(いのちを救う)」という大阪・関西万博のテーマに大きく関わっています。また、People's Living Lab(未来社会の実験場)というコンセプトのもと、「世界との共創」 「テーマ実践」「未来社会ショーケース」 を打ち出す中でも、2100年という未来社会を描くこのプロジェクトは、アニメーションという日本が誇るクールジャパンの力を発揮し、世界と共創していくことにもつながると考えています。

SDGsとの関わり

地球温暖化の問題は今大きな分岐点にさしかかり、私たちは大ピンチの中にいるにもかかわらず、その切実感が人々にあるとはまだ言えない状況です。
私たちの表現手段であるアニメーションは、その一人一人の心を動かし、世界を変える力があるのではないか? そんな想いから、この問題に取り組むことにいたしました。

連絡先

info@studio4c.co.jp