公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2023.11.07
法人
次世代へつながるよりよい環境つくりの目標と、子どもたちの創造性を養う目標を、「段ボールの廃材」で「捨てる前に役立てる」ことを通して実現する取り組みです。弊社でも段ボールケースを製造する際、多くの端材が廃材として発生しますが、それらはすべて回収しリサイクルして再度段ボールになります。リサイクルに回すことも大切ですが、端材の形は様々で丸や三角など成形したかのようなものもあります。その端材を集めて工作キットとし、子ども向けのワークショップを開催し、決められた材料で決められたものを組み立てるのではなく、自分で工夫して何かを作りあげることで創造性を実践します。段ボールは95%以上回収されリサイクルの仕組みが確立し、段ボールの材料は90%以上が古紙でリサイクルの優等生と呼ばれています。確立されたリサイクルシステムの一端を担うことで、循環型環境の重要性を学んでほしいと考えます。この取り組みを、持続可能なTOYで子どもたちがSDG’sを体感できるようにと、「段ボール廃材の工作キットSustainable Toy SDKids(えすでぃーきっず)プロジェクト」と名付けました。全国の同業他社の段ボールケースメーカーに声をかけ参加をつのり広げていきたいと思います。
SDKids(えすでぃーきっず)プロジェクトを通じて、未来につながるための取り組みを遂行していきます。 まず、捨てるものが宝物になる。日本古来のもったいないマインドをこのプロジェクトを通して世界に広げていく。 一見いらないものを、見方を変えることにより必要なものに変化させる。そして、そこから創作を通じて楽しくコミュニケーションする力や道具を使うことの体験、作る喜び考える楽しさを学ぶ。 環境におけるリサイクルについての学びは、未来に向けて必須なこと。再生古紙の利用の価値を高め、古紙含有率90%の段ボールの含有率を100%に近づけることを実践しながら、循環型環境を学ぶ。
この数年、弊社ではSDG’sの目標の一つである、「12つくる責任つかう責任」から段ボールの回収率を上げる取り組みのために、作る側や使う側の意識をさらに高めるには、どのような形でアプローチできるかを考えました。大量の段ボールケースを製造する際に端材となった廃材。回収されてリサイクルするだけではなく、なにか違う角度で利用できないか。端材を段ボールケースに詰めて工作キットを作りました。そんな常識を覆す案からスタートですが、大人は端材イコール捨てる(段ボール端材の場合はリサイクルに回す)、いらないと単純に結論します。子どもは、いらないものとは思わずにその形から何かを連想して、何が作れるか、形作ろうと懸命に考えます。この工作キットは、何が入っているかわかりません。作り方の説明書もなく決まったデザインのものを決められた通りに作っていくのではありません。今まで開催した工作のワークショップでは、毎回子どもたちは我々の想定以上の作品を作り上げ、驚かせてくれます。「捨てる前に役立てる」この習慣を、作る側も使う側も一緒に考えて、循環型リサイクルの重要性を広めていきたい。このことでSDG‘sの「12つくる責任つかう責任」を広めていきたいと思います。
地元関西から、日本国内や世界に発信して、万博を盛り上げたい。
子どもたちの創造力を養い、工夫することを学んでほしいと考えます。また、段ボールはすでにリサイクルの優等生と呼ばれるほど仕組みが確立しています。日本ではリサイクル率は90%以上で、他の地域にもその循環型環境の仕組みをひろげます。産官学で共創して、資源を大切にするという目標を達成していきます。
お問い合わせ先:電話番号 0745-65-1133(代表)東 昭夫
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