感覚の肯定による新たな素材の開発

共創チャレンジ

2021.01.14

法人

チーム名Plastic Native Laboratory
共創メンバー浅井 睦(Plastic Native Laboratory 代表研究員 )/犬飼 佳吾(明治学院大学 犬飼研究室)/岩崎 弾(Imagineers’ Guild 代表)/立川 博行
主な活動地域日本

私たちの共創チャレンジ

Plastic Native Laboratory(以下PNL)は、「どんな場所・状況でも思考選択肢を増やす」ことを主軸にこの世の中のすべてを材料にする研究プロジェクトです。
人が本来持つ直感や感覚を肯定することで、人類が未だ発見できていないモノゴトを次々と生み出していく世界を目指します。
聴覚情報には、形状を想起させるような情報が含まれています。
その仮説から様々な実験と制作を通じて、聴覚情報を形を作るための素材へと加工を行うためのプロジェクトを展開しています。

未来への宣言

もし、その辺に転がっている石を拾い磨いてみると実はとてつもない価値が内在する構成が埋まっているように、普段聞き流す音の中にもダイヤモンドのような価値を見いだせるかもしれない。
たとえペンペン草一本も生えることのない砂漠の中だろうと、無音という状態が存在しないこの世の中には、素材の原石が無蔵に転がっている。
そんな材料を拾い集めてものを作っていく世界にはいまより少しワクワクできることが待っている気がする。

きっかけ

ある日、友人のタップダンサーが3Dプリンターを見た時、「これは楽器ですね」という言葉が全ての始まりです。
3Dプリンターはもちろん音を作るための機械ではないが、なるほど人によってはこれは楽器たりうるのかと自らの認識のバイアスに気が付きました。
科学やビジネス、様々なモノゴトの始まりはいつだって誰か一人の直感や感覚によって見出されてきた。しかしながら現代社会においては、正解であることに固執し、道を外す事を許されない実情がある。
このプロジェクトは、直感や感覚を科学的に肯定することにより、より正直に世界のモノゴトを観察するための指標を作り出すことを目標としています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法現在展開しているインスタレーション型展示企画を全世界を対象に展開したく考えています。
聴覚情報から得られる人間がどのような印象を抱くのかという共通性を探る上で、世界へ展開していくという方向性がフィットしていると考えております。
また現在国内3カ所を回っているその際のハード面においてはオープンソースプロジェクトとして音を素材化させる体験をより広範囲に展開できる方法を検討しております。
また、様々なプロダクトへPNLが開発した音から形を生成する技術「SOUND TEXTRE」を利用したプロダクト展開のバリエーションを増やすことで、音の素材化ということの身近さを体感できるようにしていければと考えております。
共創を希望する方々自社の製品に「音から生成される形」を取り入れて新しいプロダクトを生み出してみたいという企業・個人問わず募集します。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

上説の通り、未だ世の中には人の感覚や直感にしか捉えられていない現象や事象が数多く存在しています。
人はとても精度の高いセンサー集合体であると考えおり、本来持ち合わせている感覚というセンサーを活用することで未だ発見しりえていない様々な科学的な発見の余地が世界には溢れていると信じております。
自然科学における発見プロセスへの寄与と、本来自由な発想を持つ人の感性を正当に肯定することで、世界へ一つでも多く選択肢を創出することを発信したく考えています。

SDGsとの関わり

役に立つという理由だけで生み出されたプロダクトが味気なく、逆に何の役にも立たないプロダクトが愛着を持ち、人々の創造性をかき立てているケースも数多く存在します。
これからの産業に求められる重要な価値観に、そのプロダクトがどのように感覚へ訴えかけるのか?という非常に現状では俗人的として踏み込めていなかった部分に発展の道が示されていると信じております。

活動地域
日本全国

■現在の活動・事業概要
現在聴覚情報から形状情報への変換することで、音を形を作るための材料を作り出すということで研究を行っており、研究展示として「NOIZE ROOM」という企画展示にて東京・愛知・京都と日本全国をツアーしております。
▼展示プロジェクトHP
https://scrapbox.io/mutti624/NOIZE_ROOM
また、人間の感覚を肯定する事による科学的なエビデンス立証のために学会への論文投稿など、学術領域においても活動を行っております。
https://www.slideshare.net/mutsushiasai/a-study-on-information-transmission-associated-with-realization-of-auditory-information-using-digital-pottery-wheel
その他にも、聴覚情報を形状へ落とし込みプロダクトデザインの可能性を提示するために様々なアウトプット創出を行っています。
▼オト×サンダル [OTO SANDAL]
https://otosandal-vol1.peatix.com/

聴覚情報を踏み心地へ変換し、
フットウェアプロダクトを開発
テクスチャ情報を環境音から
取り出し触れるように変換する技術の開発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■私たちにできること

人材

行動経済学を起点とする学術領域への接続

ネットワーク

NPO/企業/個人問わずチャレンジを応援する母体との接続がある

技術・ノウハウ

様々な事業や企業の立ち上げ伴走における各種展示美術やプロダクトアウト、ブランディングノウハウ

技術・ノウハウ

3Dプリントをはじめとする3D技術を用いてのプロダクト開発/生産ノウハウ

技術・ノウハウ

IOTデバイスの企画・設計・量産ノウハウ保有

 

■ この共創チャレンジに関するお問合せ先 ■

電話番号:+81 90-6236-4975

電子メール:mutti624@gmail.com

Plastic Native Laboratory 〔担当者:浅井 睦〕