
【開催レポート】 「TEAM EXPO 2025 MEETING」 in 大阪・関西万博 ー 閉幕日に集い、次への一歩を ー
お知らせ
 
                                大阪・関西万博の最終日に開催された「TEAM EXPO 2025 MEETING」では、共創チャレンジ、
共創パートナー、協賛者、来場者が一堂に会し、会期後に向けた具体アクションや連携の芽が数多く生まれました。
本レポートでは当日のハイライトを短くまとめてお届けします。
■ 開催概要
- 参加型コンテンツ:共創ボード/閉幕日限定缶バッジづくり(終日盛況)
■ 当日のプログラムとハイライト
1. 開会のあいさつ
「TEAM EXPO 2025は『見る万博』から『参加する万博』へ」と総括し、挑戦を形にした共創チャレンジ、伴走した
共創パートナー、後押しした協賛者、運営関係者へ感謝を表明。
前日(12日)、博覧会国際事務局(BIE: Bureau International des Expositions)において、「TEAM EXPO 2025」プログラム
の取り組みがシルバーメダル(Silver Medal受賞理由:市民社会参加)を受賞したことを報告。
「一人ひとりの挑戦が世界に届いた証」と強調しました。
結びに「バトンは皆さまの手にあります」と呼びかけ、会期後も具体行動と連携の輪を広げることを促しました。
    
  
   
日本国際博覧会協会 広報・プロモーション局長 小林浩史 BIE Medals 銀賞受賞
参考)BIE Day Ceremony of Prizes and Awards at Expo 2025 Osaka Kansai
BIE Medalsは、BIE(Bureau International desExpositions:国際博覧会事務局)が、大阪・関西万博の成功にあたって特別な貢献をした組織や個人を表彰 したものです。会期前からの取り組みである、「TEAM EXPO 2025」プログラム及びベストプラクティスの活動が、大阪・関西万博の市民・社会参加部門 (Civil Society Participants at Expo 2025 Osaka Kansai)として銀賞を受賞いたしました。
2. 特別講演:齋藤 精一 EXPO共創プログラムディレクター
万博で生まれた熱量と新たな視点を明日から私たちが広げていく主体であると述べられ、共創は“一人ではできない”からこそ
自らが熱を持ちそれを他者へ伝播させ、人・地域・いのちと向き合いチームで自分事として考え続けようと呼びかけられました。
 

3. 「みんなで選ぶ! TEAM EXPO」アワード表彰
共創の実践と波及を称えるアワードを発表。 受賞者スピーチでは「次の一歩」と具体連携の呼びかけが続き、 会場から大きな
拍手が寄せられました。 最後に、主催した博覧会協会から受賞者の方々へ感謝の言葉をお伝えしました。
      
ーーーーーーーー みんなで選ぶ共創チャレンジ賞 ーーーーーーーー
     
 

ーーーーーーーー みんなで選ぶ共創パートナー賞 ーーーーーーーー
    


学校賞 ワールドワイド賞 アクティブ賞
    


未来の大人支援賞 SDGs賞 イノベーティブ賞
    


技術・伝統ミャクミャク賞
    
参考) お知らせページ 「みんなで選ぶ!TEAM EXPO」各賞決定しました! https://team.expo2025.or.jp/ja/article/A10223
4. EXPO共創事務局トークセッション「その先のTEAM EXPO(共創)を話そう」
登壇(敬称略):
株式会社ワントゥーテン 澤邊 芳明/大日本印刷株式会社 高見 未来 /三菱総合研究所 今村 治世 /
一般社団法人サステナブルトランジション 川久保 俊/Peatix Japan株式会社 畑 洋一郎 。
- 主な論点
- Q1 最大の成果・気づき:現場の小さな成功の連鎖、越境のきっかけ設計、伴走の仕掛け。
- Q2 残すべき仕組み・価値:参加の入口設計、アーカイブと再利用性、コミュニティの自律運営。
- Q3 継続の条件・工夫:小さく始める合意形成、資金・人材・場の組み合わせ、簡素な評価指標。
- Q4 未来の担い手へのバトン:若者・地域・スタートアップの実験余白、ローカル×ナレッジ接続、メンター循環。
まとめの一言は、「出会いを明日の小さな合意へ」。会期後に共創が実装される条件についてそれぞれの考えを述べられました。
   

     

5. 共創メンバーによる「ミライへの取り組み」
登壇(敬称略):
アジア太平洋トレードセンター(ATC):
自然・環境分野を中心に「自然・環境セッション」を多数共催。発表と対話で協働の芽を育成。
JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY):
TEAM EXPO 2025 × TAKANAWA GATEWAY CITY を共催。「環境共生」「文化の伝え方」「みらいのくらし」等で学びと実験
を展開。
株式会社リンクアンドモチベーション :
学生主体の「学びと遊びセッション」の全国展開を支援。世代を超えたコミュニティ形成を推進。
株式会社ナレッジインベストメントグループ:
地域活性化セッションを共催。地域プレイヤーの未来像と課題を可視化し、次の行動を触発。
国立大学法人 神戸大学:
FLE期間展示に加え、会期前はSDGsフォーラムと「万博・TEAM EXPO」を掛け合わせ、共創と地域連携を多角的に議論。
学校法人 村川学園 大阪調理製菓専門学校:
「泉州美食EXPO」を開催。食文化領域で多様なプレイヤーが共創し、泉州地域の連携を加速。
     


     


学校賞/朝日塾小学校探究科チームにもステージ発表していただきました。
     
6. フューチャーライフヴィレッジ交流イベント「ミライ×未来ソーダ」
立場や分野を越えた軽やかな交流の場。参加者が初対面同士でグループに分かれ、まずはイベント恒例の「共通点さがし」で
打ち解けました。
アイスブレイク後は、共通のテーマについて各自の問題意識やアイデアを出し合い、さらにAIツールも活用しながら、
その解決アイデアをブラッシュアップ。
最後は、グループごとにステージでユニークな成果を発表しました。万博最終回にふさわしい熱気で、会場は大いに盛り上がり
ました。
  

参加者の成果発表で終わりかと思いきや、齋藤精一EXPO共創プログラムディレクターが再登場。
交流会参加者や協会職員、FLV運営関係者に向けて“万博のその後へ” ラストメッセージをくださいました。
「この交流会でみられた世代を超えた意見交換はとても大事なこと。万博は、○○を見に行くだけではなく○○に参加すること、
つまり共に創り上げることがとても重要。今後も様々な人々が協力し、ぜひ出たアイデアは実現を目指してほしい。」
と期待を表明されました。
  

※ ミライ×未来ソーダ 過去回REPORTは【EXPO COMMONS 大阪・関西万博特設ページ/アクティビティ~みなさんの日々の活動内容】に掲載しています。コチラ ☛ https://platform-clover.net/feature/expo-commons
7. 共創チャレンジによる「未来への宣言」
16団体が、会期後に実行するアクションを短い言葉で力強く宣言。プログラム終了後も最後の時間を惜しむように、
ステージのあちこちで記念撮影や会話、連絡先の交換などが続きました。
  


  
8.参加型コンテンツの賑わい
共創ボードには「やってみたい共創」「次の一歩」がびっしり。閉幕日限定缶バッジづくりは世代を問わず長蛇の列となり、
活気にあふれました。
  


  


これまで「TEAM EXPO 2025」プログラムにご参加・ご登録いただいた全ての共創メンバーならびに関係者の皆様へ、心より
御礼申し上げます。皆様の熱意と創造性あふれるチャレンジがプログラムを、このイベントを、そして未来社会の実現に向けた
歩みを大きく前進させました。この繋がりを大切に、これからも共に未来を創り続けていきましょう。
本当にありがとうございました。