あまねく共に行く:音楽が多様な違いを融合し、人類の心の共鳴を奏でる。

Co-Creation Challenges

2025.07.08

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Corporation

Team Name北京天鼓之音文化伝媒有限公司
Co-Creation Members
北京天鼓之音文化伝媒有限公司
Country / Region大阪市、高松市
Theme of Activity
■Our Co-Creation Challenge

交響曲『空海』は、弊社・天鼓之音と中国の著名作曲家・鄒野(スウ・イエ)氏が共同で制作した、2023年に完成した作品です。空海の生誕1250周年および日中平和友好条約締結45周年を記念して、両国の文化交流と友好促進を目的として作曲されました。交響曲『空海』は音楽は文化の橋としての有力の証です。文化の壁を越え、東西文明の間対話を強めることを促進しています。
 
 2023年8月1日中国蘭州の初公演を成功した以降、交響曲は日本の京都と東京を巡り、中日文化交流を一層深め, マスコミの注目と激賞を多く取った。2024年8月、インギリスのロンドンで盛大に公演しました。Orpheus Sinfonia 楽団(指揮 :Derrick Morgan)、中国中央音楽学院合唱団、 Cantorum Choi合唱団及びロンドン中国系人楽団合唱団による演奏を行い、音楽家、評論家と観客の拍手喝采を博し、一致の好評を得た。 これから、交響曲は世界公演ツアーを続けていく。其の中には、2025 年 1 月のニュージーランド演出 (オークランド) です。 今年7月9日に大阪のThe Symphony Hall、7月11日に高松市のレクザムホールで行われます。本公演では、日本の指揮者・角田鋼亮氏が大阪フィルハーモニー交響楽団と中国中央音楽学院合唱団を率いて演奏し、出演者は140名を超える予定です。また、2026年1月ロンドンで開催する予定です。さらに、2027年公演の場所にはアメリカなどにおける都市に広げたいのです。

 この交響曲は、形式において西洋のレクイエムとフーガ構造を取り入れつつ、日本の音楽様式と中国的表現を融合させるなど、多文化的アプローチを試みています。また、演奏形態としても中外の楽団・合唱団の協働を促進し、音楽を通じて言語や国境を越えた交流を実現、多様な文明の相互理解を深めています。本作品には、空海の広大な智慧と限りない慈悲、そして衆生を救い平和を願う強い意志が込められています。音楽を通じて人々の心をつなぎ、対話と理解、寛容を促すことを目指しています。そしてこの作品が世界中に巡演されることにより、空海の精神がさまざまな文化と言語に届き、人々に感動と共鳴を与えることを願っています。

■Required Resources

Information dissemination / Promotion: 世界が分断される現代において、『空海』は文化・精神・命をつなぐ希望の象徴です。大阪・関西万博との連携により、そのメッセージをさらに広く届けることが可能になると考えています。

■Regions you would like to expand to

大阪府、香川県

■People you would like to co-create with

本イベントにご関心のある方をはじめ、日中両国の友好や国際的な交流・協力の促進にご尽力されているすべての皆様のご参加を、心より歓迎いたします。

■Relation to the Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan theme

(1)『空海』の精神と大阪・関西万博の理念との親和性について
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」、「いのちを救う、人々に力を与える、いのちをつなぐ」という理念を掲げており、これはまさに空海が1200年前に唱えた「慈悲により衆生を救う」という精神と深く共鳴しています。
空海は衆生を想い、命懸けで唐に渡り、多くの先進的な文化と技術を日本に持ち帰りました。そして「同行二人」という文化を日本に根付かせました。これは空海の慈悲と勇気の精神が時空を超えて、すべての人と共に在り、命に力を与え、人と人とをつなぎ、心を開かせるという意味を持ちます。
交響曲『空海』は、完成以来この「命をつなぐ精神」を実践し、これまでに中国・日本・イギリス・ニュージーランドの4か国で計5回の公演を実施してきました(蘭州、京都、東京、ロンドン、オークランド)。公演のたびに、多くの観客から熱意あふれる感動的な反応が寄せられています。
たとえば、オークランド公演では、日本の著名ヴァイオリニスト江口夕佳氏が、楽譜の裏に鉛筆で「Music saves the world(音楽は世界を救う)」と記し、作曲家鄒野氏に敬意を表しました。また、英国の若手指揮者デリック・モーガン氏は「指揮していると、常に空海大師がそばにいるように感じた」と述べ、ニュージーランド日中友好協会オークランド支部のマイク・ドーソン会長も「言葉がわからなくても、音楽の意味は十分に伝わった」と語っています。
このように、『空海』は国籍・言語・民族・宗教を超え、人々の心を打ち、命と命をつなぐ力を持っています。
(2)『空海』は日中文化交流の架け橋に
千年前、空海は遣唐使として長安に留学し、さまざまな先進文化と技術を吸収しました。中でも師である恵果大師からは、惜しみない指導を受け、その恩に報いるため日本へ帰国し、数々の「日本初」を打ち立てました。これは日中文化交流の輝かしい歴史の象徴でもあります。
それから千年後、我々がこの交響曲『空海』の制作と巡演を進める過程で、日本の多くの友人たち、そして各国の在外日本大使館からの温かい支援を受けました。
たとえば初の日本公演では、日本大使館がビザ取得を支援し、日本メディアとの連携にも尽力していただきました。また、ロンドンやオークランドでの公演でも、在外公館の積極的な支援と地域日本人コミュニティの協力を得ました。
ニュージーランド駐日大使は、首都ウェリントンからわざわざオークランドの公演に駆けつけ、「この交響曲は空海の人生を最高に表現している。日中両国、そして世界の架け橋になることを願う」と激励してくださいました。
このような体験からも、交響曲『空海』は日中友好のシンボルであり、万博との連携によりその意義はさらに深まると確信しております。
(3)『空海』の世界巡演と万博との将来の連携について
交響曲『空海』は、古今東西をつなぐ時代の作品です。2025年の日本巡演を起点として、より広範な万博との連携・協力の可能性を模索したいと考えています。
本作品は長期的な世界巡演プロジェクトであり、今年7月の日本公演に続き、2026年にはロンドン、2027年にはメルボルン・シドニー・ニューヨークでの公演を予定しています。
過去の公演経験から、『空海』は中国人・日本人のみならず、英国人やニュージーランド人をも感動させる力を持つと実感しています。空海の精神は、人種や文化、政治的な違いを超えて、人々の心に響く普遍性を持っています。
英国公演の際、海軍中将で王室侍従長のトニー・ジョンストン=バート卿は「我々は困難な時代を迎えているが、この素晴らしい音楽会は、国民の心に希望をもたらす。まさに今必要なことだ」と述べました。
このように、世界が分断される現代において、『空海』は文化・精神・命をつなぐ希望の象徴です。大阪・関西万博との連携により、そのメッセージをさらに広く届けることが可能になると考えています。
今回の日本巡演を通じて、万博との公式連携の機会をいただければ幸いです。この作品を通じて日本文化、中日友好の価値を世界に発信し、人と命をつなぎ、持続可能な未来社会の創造に貢献してまいります。

■Contact Information

contact@tianguzhiyin.com

■Additional Information

なし

C10646
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