「共創チャレンジ キックオフミーティング =未来への宣言=」を開催しました!

レポート

投稿者TEAM EXPO 2025事務局スタッフT
最終公開日時2021.08.20

2021626日、当協会は経済産業省とともに、大阪・関西万博への理解を深め、「TEAM EXPO 2025」プログラムへの参画を促進するため、トークイベント「共創チャレンジ キックオフミーティング =未来への宣言=」をオンラインにて開催しました。理想とする未来社会の実現に向けてチームで活動する「共創チャレンジ」にスポットを当てたトークイベントとしては、初めての開催となりました。

まず冒頭に、井上信治国際博覧会担当大臣よりご挨拶いただき、次に当協会事務総長の石毛博行が主催者を代表して挨拶しました。続いて、会場運営プロデューサーの石川勝さんより「TEAM EXPO 2025」プログラムの概要や「共創チャレンジ」の意義について説明いただき、オンラインで視聴の皆さんへ参画を呼びかけました。また、202010月の本プログラムのスタートから20213月末までに登録された100を超える「共創チャレンジ」参画チームから集めた写真を、「未来への宣言」として一つにまとめた映像を放映しました。

 

■井上大臣よりご挨拶

TEAM EXPO 2025」プログラムは新しい参加型の取り組みです。万博のテーマ実現に向け、国内外において多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を、皆で共に創り上げていくことを目指しています。大阪・関西万博の成功に向けて多くの方が参加し、共創の輪が広がっていくことを期待しています。

 

■石毛事務総長より主催者代表挨拶

私たちには今、いのちを取り巻く環境の再構築が必要であり、世界の英知を集め、共にこの困難を克服することが求められています。大阪・関西万博はいのちを考える機会になります。

見るだけじゃない万博、あなたが主人公になる万博、おもしろい万博を創るのが、この「TEAM EXPO 2025」プログラムです。参画いただく皆さんの活動の積み重ねが大阪・関西万博を創り上げます。世界中の皆さんのご参加を歓迎いたします。

 

■未来への宣言

こちらからご視聴いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=Fjv0oyIIvN0&t=1s

 

 

~トークセッション~

トークセッションのコーナーでは、本プログラムにおいて「共創チャレンジ」の創出や支援を行う「共創パートナー」である、にっぽんの宝物・代表取締役の羽根拓也さんにファシリテーターとして進行役を担っていただきました。同じく「共創パートナー」のmorning after cutting my hair・代表取締役の田中美咲さん、事業構想大学院大学・学長の田中里沙さんと石川プロデューサーの3名をコメンテーターにお迎えし、4つの「共創チャレンジ」参画チームの代表者が発表したそれぞれの活動について、励ましやアドバイスをいただきました。

 

共創チャレンジ「グローバルユース防災サミット

発表者:チームU-15防災×大阪防災プロジェクト 共同代表 出水眞由美さん

「チームU-15防災」と「大阪防災プロジェクト」は、大阪を災害に強い防災力日本一の街にすることを目標に掲げて各々が別に活動していたところ、この「TEAM EXPO 2025」プログラムで出会いました。そして新たな「共創チャレンジ」として、ドイツ・ハンブルク市青少年消防団との交流を通じて地域的視野と世界的視野を併せ持つ防災アクションとして「グローバルユース防災サミット」を立ち上げました。最初のサミットを、20211030日にオンラインで開催します。

<コメント>

・石川プロデューサー:最初から世界とつながっているのが素晴らしい。防災はネガティブに捉えられがちな課題だが、万博という場でより多くの人に楽しく参加してもらいたい。翻訳技術を活用するとよいのではないか。

・田中美咲さん:日本は災害大国であり、防災大国。世界から注目されているので、その日本から発信するのがよい。そして未来を担う子どもたちが中心なのが素晴らしい。

 

 

共創チャレンジ「探助(さがすけ)~次世代共創リーダー育成プロジェクト~

発表者:うぇぽっく(Co-Lab-Gears 2020) 代表 森山和さん

うぇぽっくは、認知症の一人歩きの課題解決に取り組む学生の団体です。認知症の一人歩きの早期発見を目指して、バスにカメラを搭載し、その映像を利用して事前に登録されている認知症の方の顔写真と照合、捜索を行う実証実験に取り組んでいます。

 

<コメント>

・田中里沙さん:認知症に関する課題をしっかり分析し、具体的な取り組みが前向きに明るくなされていることが魅力。認知症を取り巻く社会の課題は山積のところ、より多くの人と連携し、課題を発見する姿勢で取り組むことを期待する。

・田中美咲さん:バスだけでなく、人にカメラを取り付け、ゲームのように探したく、参加したくなるような仕組みを取り入れるともっと楽しそうだ。

 

共創チャレンジ「アートで世界を救う!世界最大級の「電子機器の墓場」への宣言

発表者:MAGO 代表 長坂真護さん

美術家である長坂さん自身が、アフリカ・ガーナで先進国のゴミが大量に投棄されている事実を目の当たりにしたことをきっかけに、それらのゴミからアートを制作し、制作したアートを通じて環境や貧困の問題を世界に啓蒙する活動をしています。そしてアートの販売で得た収益でガーナにガスマスクを届けたり、学校を設立することで、彼らに還元しています。

<コメント>

・田中里沙さん:アートは多様な価値観をつなぐ魔法のツール。目指すはゴミを出さない社会のあり方など、理想の姿もデザインしてほしい。

・田中美咲さん:アートで社会変革を起こす第一人者になってほしい。 

 

共創チャレンジ「ポリマ号のブルー・オデッセイ

発表者:NPO法人ゼリ・ジャパン 理事兼事務局長 竹内光男さん

太陽光パネル、風力、水素と再生可能エネルギーだけで航海するポリマ号は、世界の子どもたちに海の豊かさや、プラスチック問題など海が抱える課題について伝え、学びの場を提供し、世界中を航行しています。

 

<コメント>

・石川プロデューサー:移動には多くのCO2が排出されていることに対する新しい気づきになればよい。

・田中里沙さん:環境ビジネスに取り組む方々に世界の情報がタイムリーに伝わり、インタラクティブなアイデアの交換ができると素晴らしい。

 

最後に、主催者を代表して経済産業省の畠山陽二郎商務・サービス審議官より閉会の挨拶をいただきました。 

■経済産業省・畠山商務・サービス審議官より閉会の挨拶

新たな共創の輪が広がり、実に多くの方に参画いただいていることを感じることができました。皆さまの熱意を大阪・関西万博へ結集させることで、万博が社会課題解決に向けたオープンイノベーションを創出するPeople’s Living Lab(未来社会の実験場)となっていくことを強く期待しております。

 

 

〇アーカイブ動画を、当協会の公式YouTubeチャンネルにおいて、視聴いただけます。

 アーカイブ動画(全編):https://www.youtube.com/watch?v=Twnp5U242E4

 

〇ダイジェスト版もご視聴いただけます。

 ダイジェスト版(日本語):https://www.youtube.com/watch?v=lr2ajSt4g84&t=196s

 ダイジェスト版(英語):https://www.youtube.com/watch?v=KxxZb2olSsY

 

関連リンク

(プレスリリース)「TEAM EXPO 2025」プログラム 共創パートナー・共創チャレンジ募集開始

(プレスリリース)「TEAM EXPO 2025」プログラム 「共創チャレンジ キックオフミーティング =未来への宣言=」オンライン開催

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