3月11日にYouTube LIVE配信により、大阪府、第一生命、当社共催で、「正しいがんの知識」と「がん検診の重要性」を知っていただくためのオンラインイベントを開催いたしました。
今回で3回目となるオンラインセミナー、今年は3部構成で実施。第1部では、タレント/元SKE48で25歳の時に乳がんを発症した矢方美紀さんが、発症の経緯や現在も続ける治療について、がんをきっかけに気付いたことを語った。矢方さんは、2018(平成30)年2月、ステージ2Bの乳がんと診断され、左乳房全摘出・リンパ節切除の手術を受けた。「がんをきっかけに当たり前のことが当たり前じゃないと気付けたり、がん患者のコミュニティーでさまざまな人に出会ったりといろいろな経験ができた。知識を付けて関心を向けることでがんに備えてほしい」と話す。 第2部では、東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座特任教授で医師の中川恵一先生が登壇。がんになる原因や都道府県別のがん死亡者数、全国のがん検診受診率など大阪府のデータと共にを紹介した。中川先生は「がん検診は、自治体から補助が出て安く受けられるものもある。『がん検診受けなきゃもったいない』『おおさか受けてやがん検診』と資料を掲載しながら、がん検診についてしっかりと認知してほしいと訴えた。
第3部では、がん治療において15歳~39歳の年齢層を指す「AYA(アヤ)世代」の矢方さん、医師・中川先生、医療ジャーナリストでキャスターの森まどかさんが三者三様の視点から、「がん検診の大切さ」をテーマにトークセッションを行った。中川先生は大人も子どももがんを知るためにと「大人も子どももがんを知る本」をご紹介、正しい情報の大切さを説明された。また、働く世代ががんになった際のリスクや大阪府内67カ所にある「がん相談支援センター」などについて紹介。森さんが「医療業界だけでなく、社会全体でがんについての知識を伝え広げることが大事」と話し、セミナーを締めくくった。 セミナーの様子はインターネットで映像を公開している。
【アーカイブ配信:3月18日まで】
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