■『トロロアオイ』栽培地へ訪問
今年の夏に、芽掻きで訪問した「トロロアオイ」栽培農地へ伺いました。
今年の夏は良い天気が続き、例年より大きいものが多かったと農家の方も喜んでおられました。
これが「トロロアオイ」。土の中から立派な「根」が出てきた。
根の太さは、平均で直径約50mm。
大きいもので直径70mm以上もありました。
材料としては、上から約150mmと太い部分が使用される。
「芽掻きをしたもの」「芽掻きをしていないもの」を栽培し、成長の差を確認をしました。
この「根」をつぶして出てくる粘液を「ネリ」と呼び、
薄くて丈夫で保存性に富んだ和紙の重要な役割を担う。
芽掻きを十分に行い、栄養をしっかり蓄えさせることで、商品としての「根」を作り出す
ことが実証できた。
2024年も、「トロロアオイ」の栽培に携わり、和紙文化の継承と展開に役立ちたいと思います。