国立大学法人 大阪大学

共創パートナー

2021.04.15

法人・団体の概要

大阪大学は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーとし、また、2018年1月には全学的な組織である「社会ソリューションイニシアティブ(SSI)」を立ち上げ、「いのち」に「むきあう」とともに、SDGsが示す17のゴールを「いのち」を「まもる」、「はぐくむ」、「つなぐ」という視点に結び付け、社会にインパクトのある教育研究を進めています。  さらに、指定国立大学として、研究力の向上、人材の育成、社会との共創(Co-creation)を目標に掲げており、2020年9月に本学に立ち上げたSDGs推進委員会により、SDGsに関係する活動を全学的に推進し、最先端の科学技術の成果や可能性を提供するだけでなく、社会とのネットワーク等を活用するとともに、社会の様々なステークホルダーが参画する新たな共創の場を創出し、持続可能な社会の推進を図ります。

法人・団体の所在地 国/地域

日本

創出・支援したい共創チャレンジ

 これまでの社会との共創をベースとしながらも、SDGsという世界共通のプラットフォームを通して、また、ダイバーシティ&インクルージョンの立場に立ち、産業界や自治体にとどまらず、経済団体や国際機関、NPO 法人、国の機関、さらには市民にいたる多様な主体との共創へとネットワークを広げ、科学技術・学術の進展を図り、未来を担う人材を育成し、社会の安寧と福祉、世界平和、人類と自然環境の調和といった様々な共創チャレンジと連携していきます。
 さらに学生部会の「誰もが演奏できる新電子楽器 合奏通して世界と交流」、国際部会の「戦略的パートナーと目指す社会課題解決(仮題)」、医学系研究科の「赤ちゃんとの対面システム」、工学研究科の「プラスチック愛プロジェクト」及び接合科学研究所の「感染予防も含めたスマートカントリー構想」などといった学内の様々な取組を「共創チャレンジ」として登録し、支援していく予定です。

提供できるリソース

情報発信・PRSDGsを意識した教育研究活動について、本学ウェブサイトで発信いたします。
ネットワーク活動を通じて関わる企業や大学・研究機関など多数あります。
技術・ノウハウSDGsを意識した教育研究活動事例が多数あります。

支援したい地域

 本学が有するシンクタンク「社会ソリューションイニシアティブ」(SSI)や本学が大阪・関西万博に参加する体制を整えるために設置した「いのち部会」、「先端技術体験部会」、「学生部会」及び「国際部会」の活動、さらには、関西SDGsプラットフォーム・大学分科会の活動を通じて、共創チャレンジの創出やその活動を応援します。

大阪・関西万博テーマとの関わり

 大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」が、本学の教育研究の方針の柱である「『いのち』にむきあう」に合致したものであり、「いのち輝く未来社会」を実現するためには、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」を貫徹することが不可欠です。
 「誰一人取り残さない」ことが「いのち輝く未来社会」につながる理由は2つあり、ひとつには、身体や心、あるいは生活において困難を抱え「取り残されている人」たちの状態が改善すれば、そうした人々の「いのち」が輝きます。さらに、誰かが取り残されている状態をそのままにせず、向き合い、共感し、苦難をともに乗り越えようとすることで、「取り残さない人」自身の「いのち」が輝きます。
 誰かを取り残したままでは、私たちのいのちが本当の意味で輝くことはできず、ダイバーシティ&インクルージョンを重視する本学は、万博とSDGsをこのように関連づけています。

支援している共創チャレンジ

  • 戦略的パートナーと目指す社会課題解決

    世界に広がる本学のパートナー校との連携をコアとして、「社会課題解決への貢献」という明確な目的のもと協働の輪を広げ、「いのち輝く未来社会」実現のために、大学が担うべき役割を提言し、実行します。

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  • カーボンニュートラル/CO2の資源化

    現代の人類社会は、数億年かけて蓄積された化石燃料を社会活動のためのエネルギーや原料としている。こうした活動により、大気中に大量のCO2が放出され、結果として地球規模の炭素循環には大きな乱れが生じている。 こうした状況の改善、すなわちカーボンニュートラル社会の実現を目指し、再生可能エネルギー由来の電力を利用した電解還元によるCO2資源化技術を開発する。

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  • 音楽を通じた国際交流

    a-tuneは、団体理念として「UNITY」=「各個人が自分とは異なる相手の立場、背景を尊重しあえる社会」を掲げ、言語の違いという壁を越えることのできる「音楽」を用いた国際交流活動をしています。その中で海外の学生とオンラインで繋がって合奏する「e-Symphony」を行っています。 a-tuneはこれまでに、OSAKA光のルネサンスと共同事業で行い7ヶ国の学生が参加した「e-Symphony for 2022 ~first season~」や、世界5拠点を繋ぎオンラインとオフライン合わせて10ヶ国の学生が参加した「e-Symphony for 2023 ~realize~」などのイベントを開催してきました。またこれらのイベントを開催するための過程の活動でも「UNITY」に近づくことができると考えています。 これらの活動の集大成を、2025年大阪・関西万博で行う「e-Symphony」で披露することで、「UNITY」の輪をさらに広げていきたいと考えています。

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  • 遊ぶ健口トレーニング!スマホゲームで楽しく「健口から健康を!」

    世界に先駆けて、また未来を鑑みて、高齢者がオーラルフレイル(お口の虚弱)に陥らず、いつまでも「楽しい会話」「美味しい食事」が出来るような日本社会の構築にチャレンジします。 【会話の減少】高齢になると誰しも体操や散歩等をして「全身の健康」に気を配ります。しかし現役時代と最も異なるのが、会議やプレゼン等「会話をする機会が極端に減っている」ことです。しかしそのことに意外と気付けていません。「お口の衰え」を「オーラルフレイル」といいますが、口を動かさないでいると衰えていきます。そんなオーラルフレイルはなかなか気付きにくく、気付いた時には滑舌が悪くなっていたり/食べこぼしをしたりして、そのうち人前に出るのが恥ずかしくなり、結果、社会参加をしなくなっていきます。  【ゲームで健口】そこでお口が衰えないように、日々お口のトレーニングすべきですが、強制されない限りなかなかしません。そこで、“遊び”ながら実は無意識のうちに「お口をトレーニング」しているスマホのゲームアプリ、いわゆる「シリアスゲーム」と呼ばれるジャンルの「健口トレーニングアプリ」を着想しました。全国民が無料で遊べる健口トレーニングアプリの第一弾「PaTaKaRUSH(パタカラッシュ)」は現在(2024年2月)開発中ですが、「パタカラ体操」と「滑舌検査」といった口や舌のトレーニングと検査が一体化したゲームアプリです。「健口から健康を!」をスローガンに、「健口トレー二ング」を日本中で普及させるチャレンジをします。 *)シリアスゲーム:エンターテインメント性のみを目的とせず、教育や医療など社会課題の解決を主目的とするジャンルのゲーム。

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