けいはんなで大阪・関西万博を考える会(略称「考える会」)

共創パートナー

2021.02.04

EXPO2025 時空<とき>を超えるけいはんな ~グローバリズムとローカリズムの融合~

未来社会に向けて、全人類的規模の脅威(パンデミック、高齢化、資源争奪、貧富格差、差別、気候温暖化等)を念頭に、グローバリズムとローカリズムの融合による”Well Being(幸せ)”や将来世代のために必要な「地球倫理=地球的公共性」の追求のため、地球の風土に根ざすローカルアイデンティティの再発見と相互の理解が必要です。来る万博においては、未来社会の実験場として、先人の智慧を未来に繋げ、人類課題の解決のヒントを示す為に、「考える会」の下にあり、具体のアイデアを共有し、繋げる機能をもつ「けいはんなプラットフォーム」の活用により、時空を超えてグローバルとローカル、ローカルとローカルが繋がる”ヒューマンライフイノベーション”の姿を実現化していきます。

未来への宣言

ポストコロナ社会の実現に向けて、最新のテクノロジーとけいはんな学研都市(以下「本都市」)周辺を含む地域固有の歴史・文化・風土の融合による、地球的課題の解決に向けた新たなグローバリズムとローカリズムの融合の実現のためのパイロットモデル都市として持続可能な未来社会のデザインに貢献していきます。

きっかけ

本都市は、立地機関・人口等の集積が進み我が国を代表するサイエンスシティとして成長しつつありますが、都市基盤整備、新産業創出、知名度、いずれにおいても道半ばです。そこで「2025年日本国際博覧会」の開催を、「けいはんな学研都市」の成長の絶好の機会と捉え、大阪・関西万博の成功に貢献するとともに、本都市全体の成長発展に大きく貢献していきたい。そこで、この目的を達成するために、お金も人もない中で、どのようにして「けいはんな学研都市」30年間の成果を最大限活用することが出来るのか。この難題に対し、本都市内外の学識者が一堂に会して「考える会」を設立し、大所高所の知見から知恵を結集しようとするものです。

創出・支援したい共創チャレンジ

ポストコロナ社会を踏まえ、グローバル化により生じる中央集権化や人・物の移動の拡大により発生するデメリット(人口集中によるパンデミックやエネルギーロス他)をグローバル社会とローカル社会の両立により克服するため並びに本都市の様々なステークホルダー(公的機関、民間企業、市民)及びそれと連携する地区内外の機関による、歴史・文化も含む様々な分野でのアイディアやリソースの実装に向け、例えば
・最先端の脳情報科学技術やロボット技術による時空を超える体験することなどにより、リスク分散型・循環型社会の実現化を図る取組
・同時通訳技術によるBeyond Boardersをコンセプトに世界中の人々が母国語で対話可能となることで、お互いの宗教・哲学や風土・環境の違いによる世界観の違いを相互理解する取組
・エネルギー循環・CO2循環等の循環型社会の実現に向けた取組
・本都市周辺の我が国を代表する歴史的資産や文化的風土と最先端技術との融合体験などの実現化を図る取組 などを支援していきます。

提供できるリソース

ネットワーク本都市内及びその周辺域の研究機関等
情報発信・PRPRツール(情報誌、HP等)
フィールド既存の市民・立地機関交流イベント等(出展や講演機会)

今後の展開

今後展開したい地域本都市及びその周辺域の歴史・文化資源も活かした万博向けプロジェクトの支援
共創を希望する方々国(各省庁)、地元公共団体による支援、及び本都市発のアイディアに対して人的リソースや資金提供を頂く企業や団体

大阪・関西万博のテーマとの関わり

本都市は我が国を代表するサイエンスシティとして「いのち輝く未来社会のデザイン」へサイエンスの分野で連携・貢献はもちろんのこと、歴史・文化的にも我が国の中心的な地域に位置しており、サイエンスと歴史・文化の融合による魅力的な体験が可能なエリアと考えています。また、奈良県立医科大学、MBTコンソーシアムの参画により医学的な見地に基づいたプロジェクトの創出も可能となっています。

SDGsとの関わり

本都市の10年プラン「新たな都市創造プラン」と照らし合わせて、そのビジョン実現に向けた4つの取組み「文化・学術研究の振興」「イノベーション推進」「都市形成」「都市運営」に関連するゴールを選択

けいはんなで大阪・関西万博を考える会(略称「考える会」)

「考える会」は本都市内外の主な公的研究機関や大学のトップクラスの有志からなる団体で、本都市が大阪・関西万博に如何に、連携・貢献できるかを考えるため設立された会です。事務局は、本都市の成長・発展に貢献するために、建設推進活動、情報発信事業、交流・立地促進事業等を展開する(公財)関西文化学術研究都市推進機構です。大阪・関西万博が目指すSDGsが達成される社会は、本都市が目指すビジョン「世界の未来への貢献」「知と文化の創造」を包括するものであり、大阪・関西万博との連携・貢献はビジョン実現への重要な取組のひとつと考えています。

 

 ■問い合わせ先■

 (公財)関西文化学術研究都市推進機構 事業推進部
 担当者:松村 憲一

 TEL:0774-95-6128
 mail:k-matsumura@kri.or.jp

 

 

支援している共創チャレンジ

  • 人と機械の調和による健康創出

    日本や世界が抱える社会問題を解決しなくては、万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会」を実現できません。その解決のためには、「人生100年を健康で楽しく、過ごす」ことが必要であり、その方法の1例として、最先端の科学技術を用いた「人と機械の調和」による健康創出を提案し、取り組んでいきます。運動やスポーツをすることが苦手な子どもや大人にとっても、「楽しい」と感じることができる体を動かす体験・運動プログラム・科学的なデータ等を提供します。例えば、生まれつき足が遅い子はいません。走り方を修正すると全員足が速くなります。走動作の映像をハイスピードカメラで記録し、すぐにフィードバックするシステムを用いることによって、すぐに走り方が変わります。

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