公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
©Copyright Japan Association for the 2025 World Exposition, All rights reserved.
共創パートナー
2023.01.10
社会の成熟化が進むなか、これまでのものやお金に依存する価値観はゆるやかに薄れ、多様化しつつあります。そのようななか、新型コロナウイルス感染症による世界的な危機は、社会・経済活動に大きなインパクトを与え、「いつもの暮らし」の大切さを再認識することとなりました。そして、少子高齢化、多国籍化、働き方の多様化が進むなか、社会を一面的に捉えたこれまでの「仕組み」では、行政の根幹的な責務である「市民の生活を安定的に継続させながら、生命・財産(経済活動)を守ること」の難しさも実感しました。 これからは、アフターコロナにおける「新しい価値観」「新しい生き方」「新しい家族のあり方」を包摂した「新しい豊かさ」を、市民、地域コミュニティ、市民活動団体、事業者等の皆さんと共に追求していきます。
このまちでは、すべての人の人権が尊重され、人と人のつながりや心のふれあいが生まれています。四季折々、豊かな風土は、私たちに多くの恵みをもたらすとともに、郡中惣による自治の伝統と、匠の手に伝わる確かな技術が受けつがれ、「甲賀流」の誇りを生み出しています。誰もが生きがいをもって、健康で安心して暮らし、もし誰かが不幸に苦しむことがあれば、まわりから温かい手が差し伸べられ、誰かが新たなチャレンジに挑むときには、力強い応援が寄せられます。 私たち一人ひとりが地域の自然や伝統を守り、「住み心地」や「稼ぐ力」を高め、いつもの暮らしのなかで、市民であることに「幸福」や「誇り」を感じています。 甲賀市を「選ぶ」人や企業が世界中から集まり、若者が住み続けたいと思い、新しい家族が生まれ、子どもの声があふれています。 このような、まちや人の姿を「あい甲賀 いつもの暮らしに"しあわせ"を感じるまち」とし、輝く未来を実現するために行動することを宣言します。
甲賀市のリソースを提供するなど、以下の項目へのチャレンジを支援しつつ、市としても、市民、地域コミュニティ、市民活動団体、事業者等の皆さんと共にチャレンジ創出を目指します。 ①自然と調和のとれたセンスのある景観づくり ②「自分らしく」誇りと逞しさ養う次世代教育 ③アフターコロナを見据えた医療体制の充実 ④誰にも居場所がある支え合いの福祉 ⑤スマートシティ、スマート自治体による利便性の向上 ⑥時代を超えた歴史、文化、芸術に包まれた豊かな暮らし ⑦ローカル経済による支え合いと安全な消費づくり ⑧都市部とのアクセスメリットを活かした便利なゆっくり暮らし ⑨若者層が挑戦できるまちづくり ⑩誰もが移動しやすい市内交通ネットワーク環境
2028年までの市政運営の基本構想である「第2次甲賀市総合計画」において、誰もが生きがいをもって、健康で安心して暮らし、もし誰かが不幸に苦しむことがあれば、まわりから温かい手が差し伸べられ、誰かが新たなチャレンジに挑むときには、力強い応援が寄せられることを定めており、その未来像を「あい甲賀 いつもの暮らしに『しあわせ』を感じるまち」としています。これらは大阪・関西万博のテーマである「いのち」を大切にし、サブテーマである「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」と同じ方向性を見据えたものであり、SDGsの理念である「誰ひとり取り残さない」も基軸としたものです。
人口減少が進み、コロナ禍による地域経済の縮小が懸念されるなか、交通弱者、日常の暮らしへの不安、困窮者、孤立、孤独などの課題が顕在化し、これらは個人の課題に留まらず、地域、行政の課題となりつつあります。また、これらの課題解決に向けては「行政にできることには限界がある」ことを前提としたうえで、多様な主体とのパートナーシップで取り組む必要があります。このことから、従来のように「支え手」「受け手」に分かれるのではなく、地域のあらゆる主体がパートナーシップを組み、それぞれが役割を持ち、支え合いながら暮らすことのできる「オール甲賀」の取り組みを推進します。
甲賀市は滋賀県南東部に位置し、日本遺産に認定された信楽焼や甲賀忍者のほか、東海道をはじめとする多くの史跡・文化財など、日常の暮らしのなかで文化や歴史を感じることができるまちです。一方で、製造品出荷額は年間1兆円を超え、15年連続県内1位であるなど、近畿屈指の内陸工業都市でもあります。新名神高速道路により、大阪・名古屋からは100km圏内に位置するとともに、将来的には名神名阪連絡道路が計画され、近隣市ではリニア中央新幹線の整備が予定されるなど、近畿地方の東の玄関口としての成長が期待されています。
【お問い合わせ先】
滋賀県 甲賀市 政策推進課
TEL:0748-69-2105
MAIL:koka10041000@city.koka.lg.jp
SHARE: