富山県

共創パートナー

2022.12.06

「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」の実現に向けて

富山県では、人口減少・少子高齢化が進む中、現下の新型コロナウイルス感染症による厳しい経済情勢を乗り越え、新しい富山県のさらなる発展に向け、「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を成長戦略のビジョンに掲げて、令和4年2月に「富山県成長戦略」を策定しました。
富山県成長戦略では、経済成長を通じてウェルビーイングの向上を実現するとともに、ウェルビーイングの考え方を各施策に盛り込み、経済成長につなげていく、そんな好循環を目指しています。
本戦略では、本県のウェルビーイングを向上させ、居心地の良い街づくりを進め、その魅力を発信することにより、人材の出入りを活性化させ、次世代の価値を産む人材が育ち、県外からも集積する。そして、本県に集積した多様な人材により新たな産業や価値を創出させ経済成長を図る。併せて、県庁も大きく変革することで、県民のウェルビーイングの向上を図ることとしています。
今回の大阪・関西万博を通じて、県内外の多様な人材と連携し、本県と関わる全ての人々のウェルビーイングの向上と持続可能な社会の実現、さらには、富山から世界が注目する新しい日本の魅力創出に向けて取組みます。

未来への宣言

富山県成長戦略のビジョン「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」では、富山で暮らす人、仕事する人、よく訪れる人、生まれ育った人など愛着を持って関わるすべての人を富山の仲間としています。もちろん、今回の万博で関わる全ての人々も仲間です。
万博を通じて仲間になった皆さんと一緒に、一人ひとりの幸福度が高い地域、世界が注目する新しい日本をつくっていきます。

きっかけ

本県には、医薬品や金属・機械・電気電子部品など多種多様な産業が集積しています。令和4年2月に策定した「富山県成長戦略」においても、それらを基盤としつつ、世界の最新技術の実証実験の誘致を進めることとしており、大阪・関西万博に国内外から来場され、世界の最新技術や文化に触れた方々に、本県企業と連携して、本県を「未来社会をつくる先進技術の実験場」として活用いただきたいという思いから「TEAM EXPO 2025」プログラムの活動に参加します。

創出・支援したい共創チャレンジ

本県が目指す「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」の実現に向けた共創チャレンジを創出するとともに、本県における地域課題の解決、さらには、新しい日本の魅力の創出が図れるような取組みを支援します。具体的には以下のような取組みになります。
・デジタル技術を活用した地域課題を解決する取組み
・カーボンニュートラルやデジタルトランスフォーメーションを推進する取組み
・本県における実証実験やスタートアップの取組み
など

提供できるリソース

情報発信・PR富山県のホームページやSNS、広報紙などを活用した情報発信・PR
フィールド富山県内の様々な公共施設等を実証実験の場として提供
ネットワーク富山県内の企業や大学、地域づくりに関わるプレイヤーなど

今後の展開

今後展開したい地域日本全国各地や海外
共創を希望する方々富山県成長戦略及び富山県成長戦略のビジョンである「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」に賛同いただける企業・団体・自治体のほか、多様な主体

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「大阪・関西万博」では、人々がつながりあいながらウェルビーイングであり続ける「Better Co‐being」が8つあるテーマ事業のうちの1つのコンセプトに掲げられています。万博でのこのような発信と連携して、本県が目指す「ウェルビーイング先進地域」に向けた取組みを世界に発信するとともに、万博に来場された方々に本県を未来のウェルビーイング社会を体験できる場(=実践場)として来県いただき、共に未来のウェルビーイング社会のモデルづくりを進めていきたいと思います。

SDGsとの関わり

本県が実施する取り組みは17の目標すべてに関連するものと考えています。その中でも、本県は令和元年度に「環日本海地域をリードする『環境・エネルギー先端県』」として、国のSDGs未来都市に選定されました。本県が策定しているSDGs未来都市計画では、2030 年のあるべき姿の実現に向けて「経済」「社会」「環境」に関する6~9番、12番、14番、15番、17番を優先的なゴール、ターゲットとしており、そのうち7番及び12番、17番を選択しました。

富山県

富山県は、南北にのびる日本列島の中心、本州の中央北部に位置し、東は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県に隣接しています。
三方を急峻な山々にかこまれ、深い湾を抱くように平野が広がっており、富山市を中心に半径50kmというまとまりのよい地形が特徴です。また、日本海側の中央に位置する本県では、アジア大陸や朝鮮半島など対岸諸国との古くからの交流の積み重ねを活かし、環日本海地域の中央拠点として活発な取組みを展開しています。
・位置…北緯36度16分~36度59分/東経136度46分~137度46分
・面積…4,247.58平方キロメートル(東西約90km、南北約76km)
・人口…1,034,814人(令和2年10月1日現在)
・県庁所在地…富山市
・市町村数…15(10市4町1村)
・友好提携先…中国・遼寧省、ブラジル・サンパウロ州、アメリカ・オレゴン州、ロシア・沿海地方

【お問い合わせ先】

 富山県 知事政策局 成長戦略室 戦略企画課

  電話:076-444ー8916

  メールアドレス:aseichosenryaku@pref.toyama.lg.jp 

支援している共創チャレンジ

  • もう一度、万博  もう一度、ふるさと

    地域に暮らす人々の多様な経験や価値観を共有することで、地域が持つ魅力・価値の共通認識を生み出し、新たな価値を創造することを目指します。 具体的には、“もう一度、万博 もう一度、ふるさと”をコンセプトとして、1970年万博から現在までの変遷を紐解き、ワークショップ形式で人々がディスカッションを重ねながら、“持続可能な地域社会”の姿を形にします。(企画書を作る、VRで再現する、製品のプロトタイプを作る等) この取組みの目的は次の3つです。 1.世代を超えて、ひとつになる 街の変化を見続けてきたシニア世代と、これから街を創っていく 世代が交流し、万博に向けて地域の一体感を醸成します。 2.地域の価値を見つめ直す 地域の産業、歴史・文化等が自分たちにとってどのような意味があるのか、それは社会にどのような価値をもたらすのか、可能性を考えます。 3.地域の未来を創造する 地域の強みを育て、活かすことで“持続可能な地域社会”を描き、実現につなげます。

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