経済産業省 四国経済産業局

共創パートナー

2022.09.08

万博を四国の活性化に活用しよう!

(1)SDGs、Society5.0をコアとしたテーマからの広がり、(2)四国全域をパビリオンとする空間的広がり、(3)開催前、開催後も四国の活性化に寄与し続ける時間的広がりという3軸を基本方針とし、万博開催を四国の活性化に活用するため、自然や文化、地域資源を素材とした体験メニューの造成、商品開発による地域活性化、カーボンニュートラルやデジタル技術、次世代モビリティなどのイノベーションの加速化に向けた取組を支援する。万博開催と地域での動きをリンクさせることで、万博来場者の四国への誘客など万博開催による波及効果を四国の活性化に結び付ける。

未来への宣言

経済産業政策を担う四国の行政機関として、これからも人口減少や少子高齢化といった四国の地域課題に正面から向き合い、豊かさや喜び、誇りを実感できる持続可能な地域社会の実現に向けて、職員一丸となって全力で取り組んで参ります。

きっかけ

四国経済産業局では、これまでもデジタル化やイノベーションの創出、脱炭素、地域ブランド等の地域の取組を支援してきました。これらの取組は万博の意義とも重なっており「Team Expo2025」での活動を通じて更に取組を促進していきます。

創出・支援したい共創チャレンジ

【四国の魅力発信】
豊かな自然や文化などを活用した体験メニュー、地域資源を活用した商品開発など地域活性化を目指す共創チャレンジを創出、支援することで交流・定住人口等の拡大へ繋げます。
【未来社会に向けた実証】
カーボンニュートラルやデジタル技術、次世代モビリティなど未来志向のイノベーションを加速化する共創チャレンジを創出・支援することで、地域課題の解決や産業創出に繋げます。
【万博の機運醸成】
万博に関連する、自治体や地域のイベント開催等の共創チャレンジを創出・支援することで、地域の情報発信や万博との連携など相乗効果を生み出します。

提供できるリソース

その他プロジェクトメイクのきっかけづくりやサポートを行います。様々な人やモノ・サービス等が出会うきっかけとしてご活用ください。(例:広域でのセミナー、自治体・企業向け説明会、当局が推進するプロジェクト等)
その他それぞれのプロジェクトを発展させる支援として、経済産業省の施策や四国経済産業局が有するノウハウ・人的資源などを活用して、きめ細やかに支援します。(例:補助金、税制などの支援施策のほか、当局が有する人材等ネットワーク等)

今後の展開

今後展開したい地域四国を中心とした全国各地
共創を希望する方々「万博を四国の活性化に活用しよう!」に賛同いただける自治体・企業・団体・その他多様な主体

大阪・関西万博のテーマとの関わり

当局では幅広い分野において四国地域の活性化に向けた様々な支援を行っており、それぞれの施策を通じ、大阪・関西万博の理念の実現に向けて取り組んでいます。

SDGsとの関わり

個々の施策を検討するとSDGsの番号に網羅的に該当しますが、幅広い施策を通じて四国地域の活性化を推進する組織として、「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」に特に深く関連があります。

経済産業省 四国経済産業局

四国経済産業局は、四国4県を管轄する経済産業省のブロック機関として、成長産業の育成や中小企業支援、SDGs経営の普及、新規創業の促進、技術開発支援、海外展開支援、地域資源の活用といった産業振興から、消費者行政や資源エネルギー分野など安全・安心な社会の構築に至るまで、広範な経済産業政策を実施しています。

【お問合せ先】

四国経済産業局 新事業推進課

TEL:087-811-8515

支援している共創チャレンジ

  • 焼酎から生まれるニューエナジーもっとわくわく

    焼酎粕や商品とならない廃棄される農作物・食品加工場における食品残渣を活用し、これらの産業廃棄物として処分される残渣物からバイオエタノールや土壌改良材などを製造し再資源化を図る取り組みです。

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  • シーベジタブル

    ◉チャレンジを通して描く未来 シーベジタブルは、磯焼けにより減少しつつある海藻を採取して研究し、環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培によって蘇らせ、海藻の新しい食べ方の提案を行っています。日本の海域には約1500種類を超える海藻が生息し、そのすべてが毒を持たず、食用になり得るとされています。しかし、世界で最も海藻食文化が進んでいると言われている日本でさえも、食卓に並ぶのは数十種類だけ。1400種類以上もの海藻が未知なる食材として眠ったまま存在しています。過去から受け継がれる海藻食文化を守っていくと同時に、新たな海藻食文化をつくることで、海にも人にも良い未来を広げるために、活動しています。 ◉世界初、地下海水をつかった青のり陸上栽培 シーベジタブルが特に生産に力を入れているのは、青のりの中で最も香り高く最高級品種と言われるスジアオノリです。かつての主産地であった高知県四万十川では、河口部の水温上昇に伴って収穫量が激減し、2020年には出荷量がついに0kgになりました。シーベジタブルは、世界初となる清浄でミネラル豊富な地下海水を用いた陸上での栽培を行い、独自に開発した設備(特許取得済)や生産ノウハウにより、高品質なスジアオノリを通年で安定的に供給しています。 ◉海の生態系を豊かに育む海面栽培 海藻が形成する藻場は“海のゆりかご”と言われるように、魚や貝などの生き物たちの命を育む機能があり、海の生態系のバランスを保っています。しかし海水温が年々上昇していることで、海藻を食べるアイゴなどの魚やウニの活性が高い時期が長期化し、その結果、全国各地で食害が大きく発生し、藻場が激減しています。こうした状況の中で私達ができることの一つが、海面で海藻を栽培することでした。海水温が下がって食害を受けない時期や海域を特定し、そこに適した海藻を栽培すれば、一時期だけでも海に海藻がある状態をつくることができます。どうしても食害を受けてしまう状況では、カゴなどを使って栽培することが可能です。これにより今まで活用されていなかった海域に海藻がある状態を長い期間つくっていくことができ、海の生態系を豊かに育むことができると考えています。

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  • 次世代モビリティとエネルギーマネジメント ~脱炭素社会実現と地域活性化を目指します~

    大豊産業は、創業の地・香川県や愛媛県を中心とした瀬戸内エリア島嶼部における移動課題解決や地域活性化を目指し、SkyDrive社と連携して空飛ぶクルマの導入プロジェクトを進めています。同時に、FOMM社との協業によりバッテリーコンバージョンEVを活用した地産地消型の経済循環モデルの構築も進めております。DX・GX事業を通じて、次世代モビリティやエネルギーマネージメントを推進することにより、地域社会の課題解決と脱炭素社会の実現に向けチャレンジいたします。

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  • 食物性食品廃棄物からアップサイクル化粧品・食品原料!!

    愛媛県ではジュース工場で発生する年間約5,000tの柑橘果皮が廃棄され、その有効利用が大きな課題となっています。我々は製紙の技術を応用し、果皮に含まれるセルロースをナノサイズの繊維幅まで細かくした、様々な機能を持つペースト(製品名MaCSIE(マクシー))を開発しました。 MaCSIEは乳化や保水などの多くの機能性を持つため、化粧品や食品の原料として幅広く利用されています。 また、この技術を柑橘以外の植物系食品廃棄物(海藻類、豆類)へも応用し、多様な素材からナノファイバーを生産しています。共創チャレンジを通し、共感してもらえるメンバーを増やし、更に幅広い廃棄物からアップサイクル原料をつくる取り組みを拡大したいと考えています。

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  • 徳島県の文化と伝統を広める

    私たちは、徳島県の藍染、阿波指物、社寺建築など、地域に根ざした伝統工芸の魅力を広めるために、様々な取り組みを計画しています。これにはワークショップの開催や製品の紹介が含まれ、参加者には直接体験し、触れることでこれらの魅力を深く理解していただきます。 具体的には、藍染に関するワークショップでは、藍の色の変化やスクモの作成過程を学び、実際に染色体験をしていただきます。これにより、徳島の藍の深い魅力を感じていただけるでしょう。阿波指物や社寺建築では、木の質感や香り、種類を実際に体感していただき、日常で使われる箸や箸置き、皿などの製作を体験できるワークショップを提供します。 さらに、映像やグラフィック、ウェブデザインを駆使して、徳島県の地域性や伝統工芸の独自性を分かりやすく伝え、より身近に感じてもらう内容を企画しています。 私たちは、職人と参加者の直接的な交流を通じて、地域の伝統産業の素晴らしさを伝え、新しい支持者を獲得することを目指しています。2025年の大阪・関西万博を契機と捉え、世界中から訪れる多くのゲストをお迎えし、この目標を実現したいと考えています。

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  • すくもプロジェクト

    「オープンファクトリー」では、普段はあまり目にする機会がないものづくりの現場を一般公開し、工場見学と合わせて、「ファクトリーショップ」や「ワークショップ」でものづくりの魅力を体感いただけます。特に、藍色ができるまでの工程とその背景にある文化を深く知っていただきたいと考えています。 阿波藍=すくもという藍染の原料に焦点を当て、その製造過程や文化的背景を参加者と共有したいです。手を動かして実際に農業過程や染色工程を体験し、藍に触れることで、その深みや魅力をより直接感じていただけます。 このワークショップでは、参加者自身がこの藍で染色したアイテムを作成し、日常生活で使ってもらうことで、藍色が持つ美しさやその力を日常の一部として感じていただければ幸いです。地域に守り継がれてきた伝統産業の魅力発信や未来の子供達につなげることが目標です。 2025年大阪・関西万博では国内外から多くの方々に来場して頂き、「オープンファクトリー」で伝統的なものづくり技術や文化、そして藍色そのものの美しさと奥深さを体験して頂ければと思います。

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  • 「CRASSO」オープンファクトリーを中心としたファクトリーツーリズムでものづくりの聖地を目指す!

    CRASSO(クラッソ)はオープンファクトリーを軸とした地域イベントです。 普段は見ることのできない「ものづくりの現場」を巡り体験するオープンファクトリーイベント「CRASSO(クラッソ)」は、瀬戸内に浮かぶ島々をシンボルとしています。 私たちは、CRASSOを瀬戸内の本質的な魅力を思う存分体験できる、地域の新しい観光「ファクトリーツーリズム」として取り組んでいます。 イベント期間中は地域に根差した「ものづくりの現場」や「ファクトリーショップ」、ものづくりを体験する「ワークショップ」を巡りながら、瀬戸内の自然に育まれた食と歴史を堪能できる貴重な機会となります。 CRASSOに訪れた人は、工場だけではなく、現場の人との交流や、周囲の店舗、観光、食べ物、街の歴史など様々な資源に触れることで、本物の瀬戸内を体験します。 同じ商品なら、つくり手の顔が分かる自分が見学した地域の商品を選びたくなり、地域のファンになってもらえるはずです。 CRASSOを通じて地域の魅力を2025年万博開催年に向けて世界の方に体験いただきたいと考えています。

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  • 長尾織布オープンファクトリー

    近年は、藍染体験・阿波しじら織工場の見学を目的としたインバウンドが非常に増えている状況です。 そのような状況の中、日本だけではなく、海外も含めたより多くの方々に藍染や阿波しじら織の魅力を知っていただく機会として、ものづくりの現場を一般公開する「オープンファクトリー」の取り組みを強化していきたいと思っております。

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  • バイオマス由来の高機能素材CNFの社会実装チャレンジ  ~ 紙産業が集積する四国でCNF関連産業創出を目指して ~

     バイオマス由来で環境にやさしく、多様な機能性を実現する次世代素材「CNF(セルロースナノファイバー)」の開発が進み、近年、「高強度で軽量」「分散安定性」「高保水性」等の特徴を活かし、CNFの利活用に向けた取組みが始まっております。  我々「四国CNFプラットフォーム」は、CNFの原料となる紙産業が集積している四国を拠点に、CNFに関する「セミナー」や「展示会」、「CNF利活用製品に取り組む企業の製品開発支援」等、取組企業の状況に応じて総合的に支援します。

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  • IMABARI Color Show(今治カラーショー)

    歴史に培われた今治の確かな技術と、風土が織りなす鮮やかな発色を特徴とした今治染色は新しいステージに挑戦します。学生や若者のアイデアを広く募集し、新しい今治染色の在り方を一緒につくりあげていく試みです。

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このパートナーへの投稿

  • トークイベント / Local X FORUM Vol.3を開催しました!

    皆さん、こんにちは!経済産業省 四国経済産業局です。   2023年11月24日(金)にベッセルおおち(香川県東かがわ市)にてトークイベント「Local X FORUM Vol.3」を開催しました! 本イベントでは、四国地域において、各地でイノベーションを仕掛け、ご活躍されている4名のキーパーソンの方々にご登壇いただき、事例紹介やパネルディスカッションを行いました。また、フォーラムの最後には博覧会協会のご協力をいただき、大阪・関西万博のPRや参加プログラムの紹介を行いました。多くの皆様のご来場、ありがとうございました!   当日の様子 【事例発表者/パネリスト】 ・株式会社タナベ刺繍 代表取締役社長 田部 智章 氏 (香川県東かがわ市)  ・合同会社シーベジタブル 共同代表 友廣 裕一 氏 (高知県安芸市) ・株式会社JAPANDEMIC COMPANY 代表取締役 山之内 圭太 氏 (愛媛県松山市) ・谷川木工芸 3代目(桶結師)谷川 清 氏 (香川県三木町) 【ファシリテーター】 株式会社パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長 加藤 遼 氏   ■問い合わせ先■ 四国経済産業局 新事業推進課 TEL:087ー811ー8521

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