2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて障害者による芸術活動が盛り上がりを見せ、各地で多くの障害児・障害者の作品や表現が、多様な言い方や捉え方で「障害者アート」として取り上げられました。それから1年が経つ今、障害のある人の芸術活動について、福祉からの視点、アーティストからの視点、文化人類学からの視点を通して考える企画です。
さまざまな人々がお互いに個を尊重する社会を目指すとき、「障害者アート」という枠組みを使わずとも一人ひとりの表現として出会い、つながることもできるのではないでしょうか。平山匠さんには、昨年度のRightsのトークイベントで自閉症の兄との兄弟として、そして作家同士としての関係を語っていただきました。今回は3回にわたり、平山さんが各回にゲストを迎え、障害者のアートについてさまざまな視点からお話いただきます。トークの後半では、参加者の皆さまと意見交換をしながら一緒に考えます。
“コウシン”は、更新・交信・行進など様々な意味を持たせました。本イベントにおいては、参加者全員がそれらの意味を通じて「障害者アート」をいろいろな角度で考えていく機会にしたいと思います。
平山 匠(ひらやま たくみ)
美術家・彫刻家。1994年東京都生まれ。東京造形大学彫刻専攻卒業。東京藝術大学大学院美術教育研究室修了。創作活動を行う自閉症の兄を持ち、独自の彫刻制作のほかに、兄の作品をテーマにした制作も行っている。2021年より多目的なスペース「アトリエ・サロン-コウシンキョク(交新局)」(東京都品川区)を主宰。
【日時・会場】 ※要申し込み
第3回 2023年1月28日(土)14:00~16:00
「障害/アートの境界をゆさぶる:文化人類学の視点から」
〔ゲスト〕
猪瀬 浩平(いのせ こうへい)
文化人類学者、明治学院大学教授著書に『分解者たち―見沼田んぼのほとりを生きる』(生活書院)
前田 直哉(まえだ なおや)
埼玉県越谷市在住のラブレター作家
会場:
青山展示室246(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビル2F)
主催:東京アートサポートセンターRights(ライツ)
協力:東京麻布ロータリークラブ、株式会社マックスプラン、特定非営利活動法人虹色の風
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