いつでも美味しく、誰もが簡単に、安心して食べられる非常食を作りたい!

共創チャレンジ

2024.09.06

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法人

チーム名関西5大学共創プロジェクト/食品開発チーム~非常食~
共創メンバー
京都光華女子大学
関西大学
森ノ宮医療大学
学校法人武庫川学院
甲南女子大学(医療栄養学部・看護リハビリテーション学部)
現在の活動地域 国/地域日本/関西地域
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

医療や健康、福祉等の領域を専門に学ぶ学部を有する関西の5大学(関西大学、京都光華女子大学、甲南女子大学、武庫川女子大学、森ノ宮医療大学)が連携し、「健康・ウェルビーイング」をテーマにした社会課題解決を目指す共創活動の一環である。
本チームは「食品開発~非常食~」をテーマに掲げ、現在の非常食のイメージを払拭したいという思いから、「いつでも美味しく、誰もが簡単に、安心して食べられる非常食」の開発に向けて取り組んでいる。
2024年4月30日に農林中央金庫が公表した「災害への備えと食に関する調査」の結果では、防災グッズを「準備していない」が約6割を占めている。また、災害に備えた食料品の備蓄に関して「備蓄しているが十分ではない」が5割を超え、さらに「備蓄していない」も4割近くを占めており、「十分備蓄している」は1割も満たしてない状況である。関連で、「ローリングストック」(注1)に対する意識について、問「場所を取るので実践しにくい」に対して「そう思う」と回答した人が4割を超えている。この調査の結果より、備蓄への意識が十分ではないことや備蓄する時に場所を取らない商品が望まれていることが読み取れる。
備蓄の意識が十分に浸透していないところに発害が発生すると、インスタント食品や乾燥米飯などの白飯を備蓄していたとしても、それだけでは飽きてしまい、食べることにストレスを感じてしまうと考えられる。十分に栄養が摂取できないことで免疫力や心理状態の悪化に繋がることを指摘する研究例もあり、災害時における食の課題の解決は急務と言える。また、災害時に備えて食料品を十分備蓄するためにローリングストック法を実践しようとしても、場所を取ってしまい置き場所に困ることが難点ではないだろうか。
これらの課題を踏まえ本プロジェクトでは、持ち運びに便利で日常の味と変わらず、「いつでも美味しく、誰もが簡単に、安心して食べられる非常食」を開発し、災害時においても健康でウェルビーイングな生活をおくってもらうことを目指して活動を展開していく。同時に、その普及のためにイベント等を開催することで一人でも多くの人たちに「災害がもたらす人の感情の変化」について考えてもらう機会を作りたいと考えている。
(注1)普段から少し多めに食材品を買い置きし、賞味(消費)期限が近いものを少しずつ消費しながら新鮮なもの、最新のものに入れ替えて更新していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておくという考え方。

■必要なリソース

技術・ノウハウ: 本プロジェクトの進展において重要となる、食材を乾燥させる技術・ノウハウ

■展開したい地域

関西全域

■共創を希望する方々

5大学連携プロジェクトに参加する学生、5大学に所属している学生・教職員、大学周辺の地域の方々、産官学連携に積極的な自治体・企業等

■大阪・関西万博テーマとの関わり

「いのち輝く未来社会」の実現にあたり、「健康」は土台となる必要不可欠なものといえる。また、身体的な健康だけでなく、心の健康を満たすうえで、「ウェルビーイング」の概念も欠かせない。関西5大学による各種共創活動は、大阪・関西万博が目指すテーマの根幹となる活動である。ミャクミャクとともに若い力を結集することで、誰一人取り残すことのない「健幸」社会の実現に貢献できるものと確信している。

■連絡先

京都光華女子大学 大阪・関西万博推進室(地域連携推進センター)
〒615-0882 右京区西京極葛野町38
TEL:075-325-5473
FAX:075-314-4515
E-MAIL:chiiki@mail.koka.ac.jp

C10275
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