関西から世界へ!アートの力で繋ぎ繋がる子どもたち

共創チャレンジ

2023.07.05

個人

チーム名サンダリーノとゆかいななかまたち
共創メンバー新宮 晋 (一般財団法人 地球アトリエ代表)
一般社団法人 万博サクヤヒメ会議
夢を応援!きいろいポストプロジェクト!
兵庫県三田市
主な活動地域日本 / 兵庫
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 文化・芸術(アート) / エンターテイメント / 生物多様性、自然環境、生物 /

私たちの共創チャレンジ

 心身健やかに育つ子どもと豊かな自然は未来に伝えていきたい地球の宝物。世界的造形作家新宮晋氏と一般社団法人万博サクヤヒメ会議は、子どもの成長を願い、子どもの夢と元気を応援します。

 風や水など自然エネルギーで動く造形作品で知られる新宮氏は、「元気のぼりプロジェクト」や「新作子ども狂言風の能」「ウインドキャラバン」「児童彫刻アイデア国際コンクール」など国内外で子どもに向けた活動も続けてきました。万博サクヤヒメ会議は新宮氏の活動を支援し、共に、子どもの笑顔溢れる世界を目指します。
 具体的には「新宮晋元気のぼりプロジェクト」から始めます。子の成長を願う日本の伝統行事に倣い、こいのぼりの形をした3.5㍍の白い大きな布に子どもが自由に絵を描き掲揚するイベントで、東日本大震災を機に新宮氏が提唱実践してきました。2021年からは兵庫県三田市の協力を得て年1回開催しています。第3回(2023年9月2日予定)も「風のミュージアム」大芝生広場(三田市)を会場に、子どもたちが描いた色とりどりの夢を載せた「元気のぼり」が大空にはためき、子どもの笑顔溢れる場を作ります。
 来年開催に続き、第5回目となる2025年5月は大阪・関西万博を記念するワークショップを実施。これまでの作品も合わせ約200本を一斉掲揚したいと企画しています。大阪を拠点に、国内外の複数場所で同時掲揚できればとも考えます。
 その他、「新作子ども狂言サンダリーノとなかまたち」では新宮氏が生んだ主人公、宇宙からやって来た「サンダリーノ」が、仲間と一緒に地球の自然や生き物を愛おしむ姿が描かれます。かけがえのない地球を愛するサンダリーノの物語、プロの狂言師と一緒に子どもたちが演じる舞台を、大阪・関西万博開催を機に世界に紹介したいと考えます。

 多様化複雑化する現代社会にコロナ禍も加わり、子どもが人と繋がる喜び、共に行動し、考え、共感できる場が減りました。性別も国籍も環境も超え、共に笑い、遊び、手を繋ぎ繋がる感動を体験した子どもは、長じて違う環境にあっても、互いの理解に向けて歩み寄る心を持てるはず。子どもの笑顔は大人の力も生みだします。笑顔の原体験が子どもの心に生き続け、世界がひとつに繋がり持続できるよう、地球と子どもの未来を想う新宮氏が繰り広げる世界観の下、万博サクヤヒメ会議はさまざまな機会を創ります。

未来への宣言

かけがえのない地球の上で、あらゆる垣根を超えて、手を繋ぎ繋がる子どもたちが笑顔で生きる未来を創る

きっかけ

要旨1)「エキスポ’70」会場の野外彫刻制作以前から続く新宮氏の想いと創作活動
  2)一般社団法人「万博サクヤヒメ会議」誕生の経緯とメンバーの想いや活動
  3)子どもの健やかな成長を目指す新宮氏と万博サクヤヒメ会議が手掛ける活動

1)「地球アトリエ」主宰、兵庫県三田市とパリを拠点にニューヨークやミラノなど世界で活躍する新宮晋氏は水や風で動く造形作品で広く知られます。SDGs提唱の遥か以前、1960年代から自然エネルギーを活かす作品を制作してきた新宮氏は「エキスポ’70」において会場に野外作品を展示するアーティストの一人に選ばれています。他にも子ども向け絵本やポップアップ絵本、新作能や狂言、音楽舞台など幅広い活動を繰り広げていて、郷土の伝承を基に生んだ絵本の主人公、雷と共に地球にやってきた人形「サンダリーノ」が活躍する物語は、日本の伝承芸能狂言の手法を取り入れ、地元の子どもたちがプロと協演する新作狂言としても上演されています。また子の成長を願う日本の伝統行事こいのぼりを想起させる大きな白い布の上に、子どもたちが元気一杯、自由に絵を描き、空に掲げる「新宮晋元気のぼりプロジェクト」では、色とりどりの夢を乗せ、風をはらみ、大空にはためく「元気のぼり」が、「地球の風に国境はない」という氏の言葉通り、地元兵庫から遥か遠くまで国内外の子どもに元気を届けてきました。活動の根底にあるのは、豊かな地球の自然の中で未来に生きる子どもの健やかな成長を願う氏の強い想いです。
2)一般社団法人万博サクヤヒメ会議は、大阪商工会議所による女性活躍人材育成のための顕彰事業「大阪サクヤヒメ表彰」の受賞者有志からなるコンソーシアムで、地域に育ててもらった経験を糧に、自らのネットワークを活かし、女性活躍を考える会議や子どもの成長を目指す出前授業の実践など、女性ならではの視点でしなやかに強かに活動しています。
3) かけがえのない地球の環境を守り、未来社会を生きる子どもたちの輝く笑顔を応援する新宮氏の想いに共感した万博サクヤヒメ会議は「新宮晋元気のぼりプロジェクト」や「風の能サンダリーノの物語」など氏の活動を人的支援してきました。1970年から2025年へ、そして未来へと、より多くの人々にこの想いを伝え、世界に向けて発信するため、新宮晋氏と「万博サクヤヒメ会議」が協働で活動開始しています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法地球。関西、日本、そして世界
共創を希望する方々私達の想いに共感し、賛同し、一緒に活動していただけるパートナー
活動における会場提供や運営サポート、運営資金をサポートいただけるパートナー
(学校や教育機関、在日各国総領事館、民間企業)

大阪・関西万博のテーマとの関わり

いのち輝く未来社会とは、心身共に健康な社会=well-beingな社会であることが不可欠と考えます。そしてこのいのち輝く未来社会を持続可能なものとして支えていくのは、今を生きる子どもたちです。
共創チャレンジ『関西から世界へ!アートの力で繋ぐ繋がる子どもたち』を実践することで、子どもたちの夢と元気を応援し、笑顔溢れるwell-beingな社会を実現することは、大阪・関西万博の開催テーマと重なると考えています。

SDGsとの関わり

アートを共通の言葉として、子どもたちが皆で一緒に心健やかにのびのびと表現できる世界を創り(No.4)、風や水、地球の自然エネルギーを活かしたアートの力と素晴らしさを世界に伝え(No.7)、国籍もジェンダーも紛争もあらゆる垣根を超えて笑顔で繋がる子どもたちが元気を届ける世界を創る(No.17)、そんな世界を目指しています。

一般社団法人万博サクヤヒメ会議 チーム「サンダリーノと愉快ななかまたち」

連絡先 sakuyahime2025@gmail.com