私たちの共創チャレンジ
小学校、高校、大学が連携し、カンボジアを中心とする海外と連携した商品開発などを実施予定。徳島県の持つオリパラ2020東京大会のホストタウン制度で交流のあった国を中心に連携を図り、小学校の6年生が中心となって、年間計画フェアトレードや海外との交流をテーマに様々な実践学習を通じてカンボジアに関連した商品開発に取り組む。具体的には、徳島県の健康問題、貧困、国際交流などSDGsに絡むテーマのもと、カンボジア産品と徳島の文化を掛け合わせるような形での商品開発を行い、小学生をサポートする形で、徳島商業と四国大学が参画し、良好のもつカンボジアとの交流ノウハウを活かして商品開発の実現性を高める。
未来への宣言
今回の取り組みの中では、カンボジアなどホストタウンの国々とのサスティナブルな関係作りを強化することが最初の一歩になると考えている。新型コロナウイルス感染症の影響で、人的交流が弱まった部分を、オンライン含め様々な方法でより強い絆を育てていく。その際、徳島が誇る阿波おどりなどの「祭り」を活用することで、言語を超えた交流を実現する。さらに、学校間交流など文化交流はもちろんのこと、2025年大阪・関西万博に向けて3年をかけて両国の特産品を使った商品開発を行い、経済交流へと繋がるダイバシティな徳島の未来社会を提案する。このことが実現すれば、徳島のインバウンドや観光が活性化する。さらに徳島の持つ潜在的な資源やホストタウン国の持つ資源を掛け合わせることでサスティナブルフードやサスティナブルツーリズムの開発を行っていく。今回の活動そのものが徳島の人材育成にもつながり、徳島の未来社会を創る「グローカル人材」を輩出するモデルとなる。
きっかけ
我々のチームは、NPO法人TOKUSHIMA雪花菜工房を中心に、地域活性化・オリパラ東京2020東京大会(ジョージア・カンボジア)・環境教育・観光振興事業などを実施してきた。
地域の学校と連携した実践的な学びや、子どもたちが徳島の未来を考える取り組み、徳島の魅力を発信する取り組みなど、地域の若者と一緒になって未来社会を考える活動を展開。
2025年大阪・関西万博に関連した取り組みでは、中島さち子氏が代表を務める株式会社steAmと共に、2025年大阪・関西万博に向けた共創活動を全国で展開してきた。
「未来の地球学校」プロジェクトとして、国内外の幼小中高大や企業・ミュージアム・科学館・図書館・自然などをつないだ探究共創ネットワークの構築、世界中の子どもたちの創造作品・課題解決型事例が集うオンラインギャラリー、0歳 - 120歳児のための Childrenʼs STEAM Museum 他、総合的な地球規模の共創の学び・遊び場を生み出す取り組みなどを実践。
今回は、本事業を活用し、上記の取り組みと繋ぐ形で、音楽家との交流や徳島の魅力に気づく体験、ホストタウンとの交流等を計画する。このような取り組みを通し、子どもたちのワクワクしながら探究する力や郷土愛、コミュニケーション能力を育み、いのち輝く阿波っ子の輩出を目指すため、事業の企画提案を行う。さらには、2025年に徳島から世界へ発信できる体験型ワークショップの開発に取り組む。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
本事業では万博のメインテーマ「いのち輝く未来社会」、とくにサブテーマの一つである「いのちを高める」との関わりは以下の3点が中心である。
1:様々な人が共生する社会の実現による徳島版いのち輝く未来社会(参加する子どもたちが海外のことなどを学び、交流することで自然と差別のない思想を有することになる)
2:子どもたちが探究活動によって自己肯定感を高め、未来を担う子どもたちのいのちを高める
3:阿波おどりと多様な音楽やLEDなどの光を協奏させ、いのちが喜ぶワークショップを創る