公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2023.02.17
法人
本チャレンジの目的は、ファッション業界の廃棄問題、いわゆる「ファッション・ロス」問題に取り組むために、岡山県倉敷市児島を拠点とする株式会社明石スクールユニフォームカンパニー(AKASHI S.U.C.)と国際ファッション専門職大学・国際ファッション学部・大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科(Piif Osaka)の学生サークル「共創チャレンジサークル」が連携し共創プロジェクトチームを結成、在庫品の再生可能な活路を見出すことである。AKASHI S.U.C.との活動では廃棄予定の制服を使いSDGsを加味した新たな可能性を世界に発信する。長期的には、企業と学生とが共に試行錯誤しSDGsやビジネスについての活動を様々な視点で見直し新たな発見をすることによるビジネスを展開していきたい。
「ファッション・ロス問題を解決する持続可能なビジネスを生み出すこと」が今後のアパレル業界にとって最重要課題と確信している。そのため、これらの課題について積極的に取り組み、解決策の発見に挑戦していきたい。
本活動は、すでにAKASHI S.U.C. より廃棄予定であった制服および体操服等の提供を受け、それをもとに新たなアイテムデザイン案の作成や実際に制服の解体を行い再構築する案など持続可能なプランの模索をおこなっている。その試行錯誤の模様は公式Instagramにアップしている。https://instagram.com/expo_piifosaka
学生制服は、SDGs視点が進んでいる業界である。翌年の入学者数を調査し、必要数を計画的に生産するためロスは少ない業界と言えるが制服が モデルチェンジ・リニューアルされれば、それ以前の制服は廃棄となる。使用年数も3年程度と決まっており、その後着用されることはない。そこで、新たな使い方提案として、2次加工をしたスタイリングを模索する中で、モノやコトについて向き合う時間ができ、愛情や感謝の気持ちが生まれ、人々の喜びにつながる。これは万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に繋がると考える。
9番目:産業と技術革新の基盤を作ろうでは、学生服メーカーとの取り組みの中で、持続可能を想定すると、あらゆる工程や技術がアップデートされる。 12番目:つくる責任、使う責任では、新たな利用方法、使い方を模索することで、愛情や感謝の気持ちが生まれ、喜びにつながる。これは万博のテーマである「「いのち輝く未来社会のデザイン」である。 17番目:パートナーシップで目標を達成しようでは、大学と協定を結んでくださった企業との連携、またこの共創チャレンジプランにご賛同くださる方々と三方良しの関係を築く。
お問合せ
国際ファッション専門職大学国際ファッション学部
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科
藤井輝之
fujii.teruyuki@piif.ac.jp
Teruyuki Fujii
Professional Institute of International Fashion
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