私たちの共創チャレンジ
博物館、記念館、地域交流館等、地域の文化と、伝統文化をコラボレーションし、体験してもらう。
和妻(わづま)とは
江戸時代から日本独自に発展した伝統手品、マジックの事。
時代によって「外術・幻術・手品・手妻」と呼ばれていた。
明治時代には西洋手品が日本に多く入ってきた事で、
西洋からのものを「洋妻」、日本独自のものを「和妻」と使い分けた。
現在ではそれらを総称して日本の古典奇術を和妻としている。
この「和妻」は平成9年、文化庁より「記録作成などの処置を講ずべき無形文化財」に選択された。
西洋のマジックとは異なり、マジックに日本の文化が融合し、奇術的な不思議さの中に日本独自の美しさや世界感が凝縮された芸能である。
水芸とは
和妻の演目の一つで、絢爛豪華な朱の欄干に太夫が立ち、脇にあやめの花を持つ後見が立ち、扇子、羽子板、刀、湯呑み等、あらゆる箇所から水を出したり移したり不思議な水からくりを表現する。
裃衣装、日本髪、日本舞踊の振りのようなしなやかな動き、またからかい役の後見との滑稽なやりとりなど、芝居仕立てもできる、古典芸能芝居のエンターティメントショーである。
未来への宣言
数百年前から受け継がれてきた日本独自の手品の技、歴史等学び、更に継承し未来の活動へと繋げていける手品師、アーディストを育てるきっかけを創る。また身近なもので不思議ができることで、コミュニケーションツールが使える奇術愛好家を増やしていく。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
テーマの命、水に因んで、奇術の伝承継承は人の知恵を人へと繋げ、技術の魂(命)をも繋げてきているので、今後も未来へ繋げる意味でピッタリです。
また水は血でもあり、繋がり流れている伝統の技、すなわち[水芸]はまさに水を通して先代の想いを表現し、生きているという生命力をも創造させます。
テーマに沿った表現ができる芸術は、日本を表現するのに一番ふさわしいと考えます。