マイアース関西の生態系パッケージ制作および環境教育事業

共創チャレンジ

2023.01.31

法人

チーム名マイアース環境教育プロジェクト
共創メンバーNPO法人SoELa、大日本印刷株式会社
主な活動地域日本
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 科学技術、バイオテクノロジー / エンターテイメント / 地域活性化 / 海洋、水 / 農業、林業、水産業 / 環境、エネルギー /

私たちの共創チャレンジ

マイアースは、2008年に慶應大学の学生が考案した対戦型トレーディングカードゲームです。
強固な生態系を構築して地球を守るチームと温暖化で地球を滅ぼすチームが地球の未来を賭けて戦うゲームです。ゲームバランスを崩す人の活動カードは温暖化や生態系に良い活動や悪い活動で構成されており、勝負どころで繰り出すと形勢を逆転することで、人と地球環境の「つながり」を学ぶことができます。
遊びにのめり込むほどに地球環境の知識を獲得でき、将来主体的に行動を起こす若者で溢れる社会づくりに貢献します。

本プロジェクトは、関西各県の生態系や環境活動をマイアース化し地域の地球環境教材を制作するものです。カードは生き物のリアルな写真、解説文、強さなど図鑑としても楽しめるもので、関西の写真家や大学、自治体、企業などの協力により地域の高校生、大学生が制作する体制で展開します。

また、完成したマイアース関西バージョンを活用し、高校生、大学生がファシリテータとなり地域の子供達に体験会やワークショップを実施します。

<マイアースのコンセプトは「つながり」>
連鎖で強固な生態系を構築し地球を守るチームと、地球温暖化の現象で地球を破壊するチームが地球の未来を賭けて対戦型トレーディングカードゲームです。お互いの地球の寿命15点が「0」になったチームが負け。地球環境に良くも悪くも影響を与える人の活動カードがゲームのバランスを崩すことで人と地球環境の「つながり」を学ぶことができる遊びと学びが一体となったコンテンツです。
人の活動カードは普段からできる、している活動から企業、自治体、NPOなどの環境活動カードなど、次々と作り足すことができ、基本パッケージのカードを入れ替えながら様々なシミュレーションができる構造です。

未来への宣言

地球の未来を担い、未来の地球で生活する子供達。地球環境問題は世界で解決していかなければ
ならない喫緊の課題です。予測不能な未来に今、大人が子供達にできることは、逞しく生きる力と、未来を自ら切り開く力の醸成です。「大人の叡智を、未来を生きる子供達に」。

きっかけ

◇マイアースヒストリー◇
地球環境カードゲームマイアースを開発者は、2006年慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの2名の学生でした。彼らは、電車の中吊りの「地球が泣いている」「地球を救え」などのメッセージが果たして誰の心に届いているのかという疑問から、地球の未来を担う子供の心に届く手法を模索していました。カードゲーマーと地球環境を学ぶ学生の出会いは、子供達が普段遊んでいる対戦型カードゲームを子供のメディアと捉え、地球環境のコンテンツを搭載することを思いつきました。2007年に慶應大学内のビジネスコンテンテストでこのコンセプトが優勝したことを機に、教授らの監修で遊びにのめり込むほどに地球環境に詳しくなる対戦型トレーディングカードゲームマイアースが完成しました。

2008年にマイアースのコンセプトを世に問うために、大日本印刷子会社としてマイアース・プロジェクト社を学生とともに企業内起業し展開しました。当時は洞爺湖サミットの開催など、国内で環境意識が高い時期でもあり盛り上がりを見せた。2016年に事業をNPO法人SoELaが引き継ぎ、コロナ禍で対面の体験会を実施できなくなったこともあり、地域版パッケージの制作を開始しました。この度関西のパッケージの開発を行うにあたり様々な方々とコラボして地域の子供達のために遊んで学べる教材の制作を検討しています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法全国を、国立公園、ジオパークなどのカテゴリーで添加して行く予定です。また、インバウンドのニーズや環境問題が国際的イシューでもあるため多言語版の制作を予定し
ています。
共創を希望する方々産学官の体制を構築し、オール関西で子供達に環境教育を行なっていくイメージです。
自治体、企業、大学、高校を各県内で構築します。
また、コンセプトに賛同していただける企業を順次拡大していきたいと考えています。参加していただいた企業は、環境活動をマイアースカードで制作しPRしていただ
くことを想定しています。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

未来を生きる子供達がより良い生活、より良い社会を自らの手で切り開くこと、「いのち輝く未来社会をデザインする」ために地球環境問題は自ら解決すべき課題であると考えています。

SDGsとの関わり

生態系の保全意識や気候変動による温暖化抑制意識の醸成(13)を、産学官のパートナーシップ(17)で推進し、次世代に繋げていきたい(4)