地域企業群が主役となる地域一体型オープンファクトリー(Local HEROs)×2025大阪・関西万博

共創チャレンジ

2022.12.21

法人

チーム名地域一体型オープンファクトリー
共創メンバー関西における地域一体型オープンファクトリーを実施する各団体 等

【参照】https://www.kansai.meti.go.jp/1-9chushoresearch/openfactory/openfactory.html
主な活動地域日本
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 科学技術、バイオテクノロジー / スポーツ / 文化・芸術(アート) / エンターテイメント / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 農業、林業、水産業 / 工芸 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / コミュニティ・まちづくり、住まい / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー / ダイバーシティ、インクルーシブ / モビリティ、交通 / ロボット、AI / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス / 金融、Fintech / Society5.0 / DX(デジタルトランスフォーメーション) / 大阪・関西万博の内容周知、テーマや意義の発信 /

私たちの共創チャレンジ

近畿経済産業局では2019年より地域の企業群が主役となる「地域一体型オープンファクトリー(OF)」が生み出す価値共創イノベーションに着目し、なぜイノベーションが生まれるのかといった「要素化」、そもそもどの地域にどのようなOFがあるのかを明らかにする「可視化」、そして、各地域一体型OF同士のみならず、大学、大企業等との繋がりを作り、共に刺激し、触発しあう共勘(共に勘づきあう)機会を、フォーラムや実証ビジットを通して「活性化」することに取り組んできました。
そして、関西で行ってきた「可視化」を全国に広げ、2023年3月には国内に存在する地域一体型OFの可視化(全国に広がる約40~50事例を統一のフォーマットで整理し、冊子データとして公表)を実現する予定であることから、「全国の地域一体型オープンファクトリー」の活かし方を共に創っていただける共創メンバーを募集したいと思います。

各地のオープンファクトリーに取り組む企業群は地域の歴史と共に成長してきたストーリーのある企業群です。
現在の情報発信の主体が、SNSやネットメディアを通した「誰でも発信時代」になっている中、まだ世の中に知れ渡りきっていない魅力が探され、発信されることが付加価値となっており、一つの視点としては各地の地域一体型オープンファクトリーは非常に魅力的な「観光価値」となり得ます。そこで、旅行業や広告業の方々と共に、ツーリズムへの展開やメディアコラボなどの共創に繋げたいと考えております。
そしてこうした地域に根ざした企業が彩る「観光価値」は、大阪・関西万博としてもプラスワンでビジネス・トリップ(テクニカル・ビジット)として活かせると考え、この掛け合わせ(OF×万博)が他国で開催されてきた万博と差別化される要素になりえると考えます。

日本は世界で一番長寿企業(創業100年超)が多い国です。それは同時に「歴史に裏打ちされた真正性のある企業が多い国」と言えます。
そうした「ローカルストーリーにもプラスワンで触れられる万博」は日本で行われる万博独自の魅力であり、ブランディング(差別化)の要素となると考えることから、(×大阪・関西万博)として取組を進めたいと考えます。

未来への宣言

過去は、「モノ」を創り出す現場が当たり前に開放されていたため、自分たちの町で作られるモノに付随する「音」「におい」をはじめとした五感で「ものづくり」を感じられる時代がありました。
現在は、良い意味で公害防止の環境が整い、ものづくりの現場から「音」や「におい」が出ないクリーンな環境整備が進められる一方で、現場が「見えなくなり」、自分たちの町で作られるモノに五感で触れられる機会が減少したことで、何を作っているか知るよしがない工場からわずかに漏れ聞こえる「音」や「におい」は『ものづくりの音』ではなく『騒音』へ。そして『ものづくりの匂い』は『異臭』となり、「住工混在」が社会的課題となっています。
しかし、日本の産業を支える企業のほとんどは地域に根ざす中小企業です。

地域と共に創る「地域一体型オープンファクトリー」という手法を活用する今回の共創チャレンジを通して、「地域を想う地域企業がリスペクトされる未来」を目指します。

きっかけ

高度成長期時代、大手企業はたくさんの地域企業の成長と共に日本の産業を牽引しました。そしてその基礎ともいえる土台を支えているのが国内中小企業です。
しかしながら、土台の企業を一般の生活者が知る機会は希少です。

そこで一社で発信するのでは無く、地域産業の文化と共に、各地の企業が群となって発信する動きが2011年の台東モノマチを皮切りに広がり、新潟県燕三条の「工場の祭典」や墨田区の「スミファ」など各地で特色ある地域一体型オープンファクトリーが継続ともに多くのイノベーションを生み出す様が有名となったことから、日本全国にこうした動きが広がり始めました。

関西においても2015年に始まった福井県のRENEW、大阪府の大正・オープンファクトリーをはじめとして、2018年には7カ所、そして2021年末には16カ所と広がりを見せており、こうした各地の取組は2025大阪・関西万博と連動することで互いにその魅力を高められるのではないかと考え、今回の登録へと至っています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法2023年3月末に全国の地域一体型OFを可視化した冊子データができあがります。
この冊子データは経済産業省が発行する観点から、「企業群がどのようなイノベーションを生み出すのか」といったオープンイノベーションの観点からのご紹介となる予定です。
そこで、この冊子データの情報を活かし、「観光」や「協業」といった視点で新たな活用方法を実施できるパートナーさんとの出会いから、新たな取り組みを共に歩みたいと考えます。
共創を希望する方々・旅行業
・広告業(観光雑誌など)
・各地の企業群と商品開発を検討する大企業メーカー 等

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博は、格差や対立の拡大といった新たな社会課題や、AIやバイオテクノロジー等の科学技術の発展、その結果としての長寿命化といった変化に直面する中で、参加者一人一人に対し、自らにとって「幸福な生き方とは何か」を正面から問うイベントです。

「生きる」上で「はたらく」ことは重要な要素です。

誰かに「はたらかされる」のではなく、自ら「はたらく」ことが幸福な生き方を大きく推進すると考えれば、
「はたらく場所の選択肢」が「本質的に可視化される、原体験と共にはたらく場所を知ることができる」オープンファクトリーという手法は、人々の「幸福な生き方」を大きく支える力となると共に、魅力ある「はたらく場」が増えることで、「魅力あるまちづくり」にも繋がっていくローカルブランディングを支えいくものと考えます。

SDGsとの関わり

同上のとおりです。

近畿経済産業局 地域経済部 地域連携推進課
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6013
メールアドレス:bzl-kin-sangakukan@meti.go.jp