公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
©Copyright Japan Association for the 2025 World Exposition, All rights reserved.
共創チャレンジ
2022.11.28
個人
「質の高いメンタルフロスを万人に」がチーム「つながり」の共創チャレンジです。 チーム「つながり」は、メンタルヘルス本場のアメリカ合衆国カリフォルニア州で教育・トレーニング・実務を積んだカリフォルニア州認定臨床心理士です。国際レベルの臨床経験を持ち帰り、年齢や性別にかかわらず一人でも多くの日本の方々に、メンタルフロスを提供します。 対人関係にまつわる「生きづらい」や「こんな事話してもいいのかな」を、デンタルフロスのようにこころのわだかまりを安全に取り出し、生きやすくなるお手伝いをします。また、国際社会をふまえ、外国人労働者や留学生にも英語での支援活動をします。さらにメンバーの一人は日本の公認心理士でもある二刀流です。 メンバーが感じる日本独特のすばらしさ、そして逆に他の先進国と比べてジェンダーギャップの格差が広く、女性に厳しい社会という事実。特に結婚・出産後は働き方の選択肢が狭まり、フレキシブルな働き方が可能なのはごく一部の女性だけです。ほとんどのワーキングママは子育てと仕事の両立に追われております。そんな中で子育てや家事に対してパートナーの理解が得られないと、家庭もぎくしゃくし、ギリギリのメンタルヘルスの状態でなんとか「毎日をつなげている」という相談も少なくはありません。 社会のシステムや働き方問題はずっと議論されています。しかし、実際女性のメリットになるような改善はまだまだこれからだと感じます。チーム「つながり」はこのような「女性が抱える息苦しさ」、「心の声」にも耳を傾け、少しでも社会へ届けていけたらと考えております。
チーム「つながり」の未来へ提言はメンタルフロス活動を通して、こころの問題に対しての偏見や誤解を解いていくことです。そのための大切な一歩として、正しい心理教育を日本各地のコミュニティをベースに広げていきたいです。
チーム「つながり」のメンバーは異なった理由で単身渡米し、言葉の壁や文化の壁に直面しながらも教育を受け、アメリカ人に混ざって何年もかかって実習時間を積み、カリフォルニア州公認の国家試験を習得しました。なんだ偉そうにと思われる方もいるかもしれません、そして、思われてもかまいません。なぜなら、メンバーは自身が外国人になって初めて経験した孤独感や日本では当たり前にできていたことの半分もできないもどかしさを経験したからこそ、社会的に弱い立場の方々の気持ちがわかるようになったからです。それはメンタルヘルスケア従事者として大切であると信じたいです。 歴史的に日本ではこころの問題は加持祈禱に頼ることがあったためか、未だに科学的なエビデンスに基づいた臨床心理療法がきわめて少ないです。社会的に親子関係、夫婦関係、職場での人間関係、または交友関係に困っていても、相談できる正規の資格を持った専門家は少数であるだけではなく、心療治療費はアメリカのように保険対象ではないので高額で利用できなくなります。 現状は、精神的なつらさについてかかりつけの医師に伝えるよう推奨されていますが、臨床心理カウンセリングは専門外になるため、お薬をいただく形で終わりとなります。 かつての社会的弱者の経験から、チーム「つながり」は、生きづらくなっている方々のこころを慮ってみたり、考え方によっては、せっかく本場の臨床心理を習得したのだから、日本の役に立てなければ何をしに帰ってきたのだろうという使命感もあります。
一人ひとりが互いの多様性を認め、こころの悩みへの偏見や誤解を解き、一人ひとりの「いのち」の多様さを受け入れ、誰もが共存できる社会の構築をサポートするのがチーム「つながり」の役目と考えています。
チーム「つながり」は「質の高いメンタルフロスを万人に」を掲げています。 「女性だから」「男だから」「もう年だから」「まだ若いから」「外国人だから」であきらめたり、一人で耐え続けることなく、人と人をつないでパートナーシップを組み、すべての人に納得できる生きかたの後押しをしていきます。
お問合せは下のEmail先までお願いたします。
infojunkoadachi@gmail.com
SHARE: