海からの贈り物❝漁網から創った漆塗風食器❞

共創チャレンジ

2024.01.25

法人

チーム名TEAM リズム(Re:ism)
共創メンバー森貞 和仁 (帝人株式会社) 
左右木 幹敏(木下製網株式会社)
柿本 和夫 (株式会社台和)
河﨑 隆雄 (トーセン株式会社)
田中 栄作 (山一株式会社)
菅家 智  (チムニー株式会社)
松﨑 飛鳥 (株式会社JEMS)
塚田 尚宏 (農林中央金庫)
椎名 貴子 (株式会社ケンテック)
小林 祐介 (日東製網株式会社)
熊沢 泰生 (ニチモウ株式会社)
高橋 昭人 (株式会社放電精密加工研究所)
服部 俊介/堀 詩茉 (株式会社ダイセキ) 
柳原 一満 (舘浦漁業協同組合)
小松 和幸 (マルシェ株式会社)
田中 諒太 (昭和興産株式会社)
吉川 竜平 (花王株式会社)
平戸市   (平戸市)
石田 恭彦 (株式会社第一精工舎)
池部 慎二 (株式会社ダイワコーポレーション)
米田 賢一 (エンデバーハウス株式会社)
片野 慎一郎 (株式会社シモジマ)
伊地知 由美子(日本真珠輸出組合)
藤原・池田 (J&T環境株式会社)
稲葉 一幸 (丸真化学工業株式会社)
江原 亮   (日東電工株式会社)
主な活動地域日本
活動テーマ海洋、水 / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー / 生物多様性、自然環境、生物 / 農業、林業、水産業 /

私たちの共創チャレンジ

産業廃棄物として処理されている使用済みポリエステル(テトロン)製漁網の再生利用のため「効率的な回収・トレーサビリティ管理による由来の明確化・付着物の洗浄・樹脂への再生・商品化まで」の一貫した取り組みを当初5社でスタートしましたが現在26の企業・団体・自治体が一つのチームとして再生プロセスの得意分野を分担している。飲食店向け配膳トレー・不織布の商品化が完了し現在、『漁網to漁網』『漁網to衣料』『廃PETボトル代替素材』などへの展開を目指している。

未来への宣言

漁網回収の仕組みを確立することで効率的な回収及び再生を行い、成形品のみならず、糸への再生による漁網への水平リサイクルや布製品の幅広い展開を行う。この仕組みをグローバルに横展開することで世界中の海から漁網由来の海洋プラスチックを撲滅するだけでなく、地産地消型のエネルギーロスの少ない効率的なサーキュラーエコノミーを実現する。

きっかけ

ナイロン製の漁網は、リサイクルのし易さや再生樹脂の市場が大きいことからリサイクルの仕組みがすでに確立されている。それに対してポリエステル製漁網はリサイクル技術の難易度が高くかつコスト高となる。また再生樹脂を活用する市場が小さいために世界でもリサイクルシステムが構築されていない。そのためポリエステル製漁網は産業廃棄物処理が主流であり大きな社会問題である。また、各種異物の混入する漁網では、効果的な異物除去の方法が確立されていないこともリサイクルが進まない大きな障壁となっている。Teamリズムでは、効果的な異物除去方法を活用したポリエステル(PET)リサイクル樹脂の製造を令和4年度-令和5年度環境省二酸化炭素排出抑制実証事業としてメンバーの舘浦漁協にて検証中である。他のメンバーではPET再生樹脂を利用した商品の開発などを行っている。将来的には漁網の水平リサイクルを目標に活動を行っています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法まずは、国内において漁網の回収システムを構築し、再生商品の販売を行い、経済的に成り立つことを証明する。次のこのシステムをグローバルに横展開し、世界中の漁網由来の海洋プラスチックを発生させない仕組みを作り上げる。同時に再生商品の繊維製品などへの幅出しを行い販路の拡大を行い、世界全体の漁網を活用する。最終的にはグローバルかつ地産地消型のエネルギーロスの少ないエコシステムを作り上げる。
共創を希望する方々・魚介類の料理を提供されている飲食店関係の企業
・再生ペレットを使用したいと考えておられる企業
・環境活動に共感する団体・企業・自治体
・将来は、日本国内に限定せず世界的な取り組みとして漁網洗浄システムの構築支援、漁網のトレーサビリティの構築、更には食材としての漁獲物へのトレーサビリティへの展開をはかり食の安全にも貢献できるような活動を目指していく。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

ブルーオーシャンビジョンを宣言した大阪は、海洋プラスチック撲滅のリーダーシップをとっていく責務がある。世界の漁網由来の海洋プラスチックを削減することで海洋汚染を防止し、きれいな海や海洋生物の生態系の保全を図り、後世に海洋資源を繋いでいく事が可能となる。またグローバルな地産地消モデルを確立することによって、世界の所得格差の是正に貢献する。

SDGsとの関わり

従来廃棄処分されていたポリエステル製漁網の再生技術を構築し出口戦略まで見据えることで、世界の海洋ごみの削減に貢献し、海の生態系を守っていく事につなげていきたい。将来は、発展途上国への漁網再生技術移転により海外の海の汚染の防止に貢献し、企業として社会的責務を果たしていきたい。また1企業ではなしえない仕組みつくりをチーム各社の協力によって実現し、社会インフラとして整備していきたい。

                      

本件問合せ先

帝人株式会社 コーポレート新事業本部

環境ソリューション部門 アライアンスマネジメント部

サーキュラーエコノミーチーム

森貞 k.morisada@teijin.co.jp 

 

 

 

このチャレンジの投稿

  • チームリズムメンバーの山一株式会社様の漁網リサイクルの取り組みが「新喜劇NEXT関西のSDGsから」でTV放映されました。

    山一株式会社様取り組み紹介の毎日放送(MBS)放映アーカイブです。 https://dizm.mbs.jp/program/sdgskara/episode/54      

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  • リズムメンバー丸真化学工業株式会社様がファッションバックとゴミ袋でエコマークを取得しました。

    「海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物を再生利用した製品」としてエコマークを取得しました。ぜひ、ご活用ください。 ファッションバック https://www.ecomark.jp/ecomarkdb/23164002.html ゴミ袋  https://www.ecomark.jp/ecomarkdb/23164003.html お問い合わせはこちらまで https://www.marushinkagaku.co.jp/contact/

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  • リズムメンバーの花王様・昭和興産様が漁網を材料に使ったアスファルト強化剤の実証試験を宮城県で開始しました。

    花王様 昭和興産様が漁網を原料としたアスファルト強化材を使った道路舗装の実証試験を宮城県にて開始しました。 宮城県ホームページ↓ https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/junkan/3r-sikensekou.html ニュース報道(tbc東北放送)↓ https://www.youtube.com/watch?v=5opGiVtopQc

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