『介護人材確保』 ~南大阪モデル~

共創チャレンジ

2022.09.06

法人

チーム名南大阪介護事業所連絡会
共創メンバー一般社団法人 南大阪介護事業所連盟
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 地域活性化 / コミュニティ・まちづくり、住まい / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス /

私たちの共創チャレンジ

私たちが目指すチャレンジは、「介護人材の確保」です。
社会的な課題とされている「介護人材の不足」は南大阪でも緊急の課題となっています。また、介護の仕事に対するイメージも「きつい・汚い・給料が低い」といったネガティブなものが多く、介護職を目指す人も少なくなっています。
これらの課題に対して私たちは「介護人材の確保」を目標に5年前より生活援助サービス従事者研修の枠組みを活用し、行政・教育委員会・介護事業所が一体となり取り組みを進めてきました。
具体的には、
・行政、教育委員会を通じて、小中学校の子供たちへ介護教育のプリントを配布し介護の良さを伝える
・プリント裏面に研修の受講生募集を記載し、保護者の方々に研修受講を促すことで、子供たちへの介護教育と介護人材の確保を同時に実現。
・研修の講師を連絡会所属の介護事業所が協力して行い、参加事業所が体験・見学・求人募集を休憩時間に配布。
・受講生が応募しやすい環境を作ると共に、求人も働きやすい時間帯・回数等に配慮。
以上、様々な、介護人材を確保しやすい工夫を行っています。また、障がい者や外国人の方も受講し、資格取得をしています。
現在、生活援助サービス従事者研修の修了者も170名を超え、毎回7割以上の受講生が体験・見学をされ、多くの方が介護人材として介護事業所で働かれるようになっています。
これらの取り組みを「南大阪モデル」として南大阪全域で発信・実行することで、南大阪での介護人材を確保することを目指します。すべての高齢者が安心して暮らせる街を、すべての介護事業所が人材不足で悩まない街を、介護従事者の負担が減る街をつくるチャレンジをします。

未来への宣言

「私たちは『介護人材の不足』を解決します。」

 介護業界では「2025年問題」「2035年問題」と呼ばれる問題があります。
 団塊の世代がおよそ65歳になるのが2025年であり、後期高齢者の75歳になるのが2035年です。少子高齢化に伴い人材不足が発生し、介護事業所及び介護サービスの供給不足となることが予想されます。また、現在でも介護人材の不足により、やむを得ず閉所する事業所が現在も年々増加しています。
 そういった介護人材の不足を解消し、「すべての高齢者が安心して暮らせる街を、すべての介護事業所が人材不足で悩まない街を、介護従事者の負担が減る街をつくる未来」を目指し、「介護人材の不足」の解決に取り組みます。

きっかけ

南大阪介護事業所連盟は、3市3町(泉佐野市・田尻町・熊取町・泉南市・阪南市・岬町)にある社会福祉法人・医療法人・介護関係団体等の協力を得て、南大阪全体の介護事業所の困りごとを解決していく事を目的として設立されました。全国の介護事業所の共通の悩みといっても過言ではない人材確保の課題。南大阪の地域も例外ではなく、5年前より人材不足の声が事業所から上がっておりました。南大阪では、それぞれの事業所の問題として捉えるのではなく、地域全体の事業所の悩みとして捉え、同じ悩みを持つ事業所全体として行政と話し合い・協力・連携等を行い、人材確保にむけて動きはじめました。それが、私たちの「介護人材の確保~南大阪モデル~」の始まりです。

取組の展開

今後展開したい地域・方法近隣市町村で実施する際に講師派遣を行う。
南大阪を参考にして頂ける自治体・地域に情報提供を行い、
希望があれば現場を見学していただきknow-howを伝える。
共創を希望する方々・同様の地域課題に取り組む自治体様
・全国で活動を行っている介護事業団体様、介護関係団体様
・介護事業所との取引のある企業様 など

大阪・関西万博のテーマとの関わり

介護需要が増える未来社会は目の前に近づいております。
高齢者の方が困った時に介護が受けられる未来のために。また、介護事業所が人材確保できる未来の為に。さらには、これから介護業界で働く人が働きがいを感じて輝けるために。
私たちは介護人材の確保を目指し、全ての人が輝ける未来社会を作ります。

SDGsとの関わり

 3)これから増加する高齢者に対して介護人材が不足する予想は明らかであり、介護サービスが供給不足になるのは必然である。それを防ぎ、必要な全ての高齢者に福祉を提供できる環境を創出する。
 8)「介護」というだけでイメージが先行するため、それを払拭すると共に、いかに働きがいのある仕事であるかという理解を増やす。さらに、子育て世代の時間を有効活用するような働き方で経済成長を促す。
 11)全ての高齢者が安心して住み続けられるような街づくりと、介護従事者の皆さんが安心して労働できる街を目指し、長期的に介護が提供できて住み続けられるサイクルを生み出す。

介護人材確保(南大阪モデル)の概要

①市町村の教育員会より研修募集の広報を

 「小・中学校」に配布。

②「子育て世代の女性」が手に取り、興味をもってもらう及び応募・研修参加

③「介護事業所連絡会」より講師を派遣。講義・研修を行う及びスカウト

④研修受講者は就労。介護事業所は人材確保。

 

市町村は確かな実績を持った研修を開催でき

受講者は就労まで一貫した研修を受けることができ

介護事業所は、精度の高い人材確保ができる。

 ⇒トリプルWIN

 

 

 

南大阪介護事業所連盟 事務局

住所:大阪府 泉佐野市 大宮町 4-16(泉佐野介護医療院内)

電話:072-463-0500