公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.07.27
法人
今回の大阪・関西万博が開催される機会に、世界中の囲碁愛好家やトッププロ棋士たちが参加するペア碁ワールドカップの実施、そしてPGGP(ペア碁プロモーションパートナー:約1500人)を活用した、ペア碁やペア碁ワールドカップ、大阪・関西万博の情報発信等を行い、ペア碁の国内外へのさらなる普及と国際親善に貢献したいと考えております。
ペア碁を通じて、国や地域、民族、言語や世代を超えた交流を促進し、国際親善に貢献したいと考えております。
囲碁は中国で生まれて約4000年の歴史があると言われ、日本でも伝統文化として長く親しまれておりますが、ペア碁は、素晴らしい囲碁文化を後世に伝え、競技人口を増やしていくためには女性の参画が不可欠と考えた滝久雄氏(当財団名誉会長)により1990年に日本で創案されました。 創案された1990年にアマチュアを対象とした国際大会「国際アマチュア・ペア碁選手権大会」を創設。ゲームとしての面白さはもちろん、ベストドレッサー賞の実施、格式あるホテルでの大会開催、禁煙など当時では画期的なアイデアも相まって、ペア碁は国内外に 広く普及し、世界各地で盛んに大会が開催されるようになりました。 また1994年には、文化庁より認可を受けて、財団法人日本ペア囲碁協会(現在の公益財団法人日本ペア碁協会)を設立、そして2008年には、ペア碁の国際統括団体として世界ペア碁協会が発足し、現在では世界75ヶ国・地域が加盟するまで成長しました。 そして、国内外での普及が進むにつれ、プロ棋士が出場する棋戦も開催されるようになり、1994年からは日本の男女トッププロ棋士が一堂に会する「プロ棋士ペア碁選手権」がスタート。世界のトッププロ棋士・アマ強豪が参加して世界一を争う「ペア碁ワールドカップ」、日中韓台のトッププロ棋士が出場する「世界ペア碁最強位戦」をはじめとした国際棋戦も定期的に開催されております。 さらに、ペア碁はマインドスポーツの1つとして、2010年に行われたOCA(アジアオリンピック評議会)主催の「第16回広州アジア競技大会」、IMSA(国際マインドスポーツ協会)主催の「エリートマインドスポーツゲームズ」など、国際団体主催の多くの大会で正式種目として採用されるようにもなり、現在はオリンピックのレコグニション獲得とその後の正式競技採用を目指し、国際囲碁連盟(IGF)や一般社団法人全日本囲碁連合(構成団体:日本棋院、関西棋院、日本ペア碁協会)と連携し、活動を行っております。
囲碁のルールさえ分かれば、国や地域、民族、言語や世代を超えて誰もが平等に交流できるペア碁は、格差や対立の拡大といった新たな課題を抱える国際社会において、親善ツールとして最適なものと考えております。また、囲碁・ペア碁は一度覚えたら、年齢を重ねても楽しむことができ、医療の進歩により寿命が年々長くなっている人類社会において、健康に過ごし、そして生活に活力を与えることのできるマインドスポーツと言えます。 国際親善に貢献でき、また年齢を重ねても楽しむことのできるペア碁の良さは、「いのち輝く未来社会のデザイン」という今回の万博テーマ、そしてサブテーマである「Empowering Lives(いのちに力を与える)」「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」にも合致する内容と考えています。
囲碁のルールさえ分かっていれば、言葉や民族、宗教を超えて楽しむことができるペア碁は、国際親善に貢献できるツールとなりうると考えております。 公式なペア碁のルールでは、男性と女性がペアを組み、1手1手交代で着手をしていき、その着手に関して相談を禁止するルールとしているため、男女が平等で対等な関係で、楽しむことができるマインドスポーツです。 また実力が異なるプレイヤーでもハンディキャップをつけることにより、対等に対局を楽しむことができ、またペアの実力の組み合わせも工夫することで、ハンデなしでも近い実力のペア同士で対戦することはできる特徴もあります。
【 お問い合わせ先 】
(公財)日本ペア碁協会 事務局
担当:森脇、望月
TEL:03-3504-2233(平日 10時~18時)
Mail:moriwaki@pairgo.or.jp
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