公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.08.17
法人
私たちの暮らしや文化を支えてきた多くの印刷製品。この印刷製品を製造する工場と印刷製品の環境配慮を認定するのが“グリーンプリンティング”(GP)認定制度です。紙・インキ等の資材の選定、印刷工場での製造、納入に至るまでが認定の範囲です。このGP認定制度を万博参加者や関係者をはじめ、日本中に広めたいと考えています。また、GPマークは日本国内で製造した海外向けの一部印刷製品にも表示されていることから、海外から万博に来場する方々にも先進的な日本の取り組みについて認知を広めていきたいと考えています。これらの取り組みにより、環境面におけるSDGsの達成に貢献することを目指します。 日本印刷産業連合会では、GP認定制度の業界内での認知を進めるために、今までも説明会を定期的に開催していますが、共創チャレンジへの登録を機に各種イベントでのGP制度の紹介・説明を積極的に展開していきます。
GP認定制度の下で製造された印刷製品を日本中に広め、さらには先進的な日本の取り組みを海外にも周知することにより、SDGsの目標達成と地球環境保全に貢献します。GP認定工場とGPマークが表示された印刷製品の広がりによって、地球温暖化防止、廃棄物の適正管理・排出抑制、リサイクル推進、環境汚染物質の削減、化学物質の適正管理などを推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
印刷産業の業界団体である一般社団法人日本印刷産業連合会は、印刷環境配慮の自主基準を制定し、2006年にグリーンプリンティング(GP)認定制度をスタートさせました。認定の対象は工場、印刷製品、印刷資機材です。認定された印刷製品には「GPマーク」を付けることができます。現在までの認定数は436工場、累計8億部超の印刷製品、746資機材に及んでいます。ただし、印刷工場ではGP認定取得率は2%程度にしか過ぎません(日本の印刷関連事業所は約2万社)。GP工場認定は、材料調達から納入に至るまで総合的に環境に配慮することにより取得できるため、東京都のグリーン購入ガイドの印刷発注基準ではGP工場認定を取得した工場への発注が配慮事項として採用されています。森林認証紙、バイオマス、環境対応インキなど環境マーク(ロゴ)はSDGsや環境配慮への関心の高まりから印刷製品への表示は増加しています。これらは印刷資材に着目したマークです。一方、「GPマーク」は製造工程の環境配慮を含んだマークです。万博開催を機に、印刷製品の総合的環境配慮の証である「GPマーク」を広く普及させることにより、環境面でのSDGsの実現に貢献したいと考えます。
印刷製品の製造でも、紙、インキ等の資材を使用し、エネルギーや化学物質を使用し環境負荷が生じています。このような環境負荷を減らし、地球規模でのさまざまな課題を解決し、持続可能な未来を構築しようするのがGP認定制度です。そのような意識から、この共創チャレンジでは、万博に参加する企業や人々をはじめ世界のすべての人々に対し、「GPマーク」をアピールし、地球環境問題の解決に貢献していきたいと考えています。
環境に配慮した印刷製品を製造するためには、地球温暖化防止、廃棄物の適正管理・排出抑制、リサイクル推進、環境汚染物質の削減、化学物質の適正管理などの他、近隣への騒音・振動防止も必要となります。また、森林認証紙や再生紙の使用、植物油インキ等の使用など、資材の選択にも配慮する必要があります。そのような観点から、上記3項目を主な目標として設定しています。
Team GP について関心をお持ちの方は、下記までお気軽にご連絡ください。
一般社団法人日本印刷産業連合会 GP推進部 担当:宮田
TEL 03-3553-6123
E-mail:miyata@jfpi.or.jp
2024.03.27
グリーンプリンティング認定制度概要説明会
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