SILs Lab Conference

共創チャレンジ

2022.07.08

法人

チーム名SILs
共創メンバー特定非営利活動法人SILs代表理事
京都大学大学院総合生存学館
嘉澤 剛

特定非営利活動法人SILs副代表理事
京都大学大学院総合生存学館
International Management Forum, Program Coordinate
楠本 亮太郎

特定非営利活動法人SILs理事
京都大学大学院総合生存学館
平田 礼王

特定非営利活動法人SILs理事
劇団FAX 代表
京都大学大学院総合生存学館
玉井 秀和
主な活動地域日本 / 京都
活動テーマコミュニティ・まちづくり、住まい / ダイバーシティ、インクルーシブ / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス / Society5.0 /

私たちの共創チャレンジ

特定非営利活動法人SILsは「日本の博士人材の活用」について、採用を目的としたSNSを用いた博士人材と企業のコミュニティの場の作成、博士学生の「魅力」を知るスピーチカンファレンスの開催、動画配信を用いた研究の紹介を通じて博士人材の魅力を全国へ発信を行っていきます

未来への宣言

博士課程とは、研究とは、どういうものかを広く知ってもらい、文理関係なく博士人材がもっと社会に受け入れられる未来を目指します。そして科学だけでなく、あらゆる分野で日本が世界をリード出来る人材をより多く輩出出来る未来に貢献します

きっかけ

博士課程修了者の就職採用率の低さは、日本では10年以上前から問題とされてきました。文部科学省の「博士後期課程修了者の進路の確保とキャリアパスの多様化」によると、平成30年度の博士課程修了者の就職率は67.7%であり、毎年約4000人近くが保障のない任期付の職業、もしくはアルバイトとなっています。
 博士課程修了者の出口整備は、学術や技術発展の環境にも大きな影響を及ぼします。  
 実際、優秀な修士課程の学生が研究を諦めて新卒で就職するケースや、日本の優秀な博士課程修了者がより良い待遇を求めて海外へ流出するケースが非常に増えております。今後このようなことが続くと、将来的な日本の学術レベルや技術レベルの低下につながると危惧しております。
 日本を支える人材の増加、学術界の雇用環境の向上、博士後期課程への進学者の増加といった日本の発展の土台作りに貢献していきたいと考えております。

取組の展開

今後展開したい地域・方法京都、関西を中心に日本全国への展開を考えています。
共創を希望する方々① 全国の企業
② 国の行政機関
③ 地方自治体
④ 国会・地方議員
⑤ 大学

大阪・関西万博のテーマとの関わり

私たちの取り組みは、日本の潜在能力を経済や科学技術といった分野で活かしていきたいというものです。日本の優秀な技術者。研究者がもっと世界で活躍し、さまざまなグローバル問題に対しリーダーシップをとって貢献していくことができれば、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を世界規模で実現出来ると確信しております。

SDGsとの関わり

「5.ジェンダー平等を実現しよう」を選択した理由。
近年取り上げられる女性の社会進出に関して、管理職や採用に女性登用の割合設定を設けたりするのではなく、博士で優秀な思考力を持つ人へチャンスを与えることができていけば、もっと女性の社会進出が進み、働きやすい世の中づくりに貢献出来ると感じています。

「8.働きがいも経済成長も」を選択した理由。
研究者として、企業人として世界どこでも働ける学位として、社会にも、またこれから博士を取ろうとする人にも評価・理解してもらえるように取り組んでいきたいと考えているため、選択しました。

「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」を選択した理由。
博士課程修了者の数は、それだけ日本から論文が発信されるということになります。博士課程の出口整備を行うことにより博士へ進学する学生が増えれば、日本の研究レベルが上がり、それは産業や技術革新の基盤を作ることに繋がります。

日本の歴史を見ると、産業発展が起きる度に社会に必要とされる学位が上がってきています。SOCIETY5.0を支える人材として博士人材が活躍していければと考えています。

日本がまた世界をリードできるような世の中を共に作っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

問い合わせ先:kazawa.gou.62x@st.kyoto-u.ac.jp(SILs代表理事 嘉澤剛)