公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.07.08
法人
私たちの住む中国地域は、急速に進む人口減少や少子高齢化という大きな構造的変化の中で持続可能な社会をどう構築するのか、難しい課題を突きつけられています。 地域社会の課題を解決するためには、地域社会のあるべき姿から逆算し、今何をすべきかを考え、地域の全ての人が誰1人取り残されず新しい地域社会を作り上げていく必要があります。 そこで、私たちは「中国経済産業局 SDGsイニシアティブ」という緩やかなネットワークを立ち上げました。地域の経済団体・自治体といったステークホルダーがSDGsを牽引すること(イニシアティブ)でSDGsの機運を醸成するとともに、SDGs経営を中心に据えて地域社会の課題解決に向けて取り組んでいきます。
過疎地の医療をどう確保するのか。 交通弱者と呼ばれる人はどうやって移動手段を確保するのか。 安心して看取られる介護のあり方をどう確保するのか。 エネルギーをどう自給していくのか。 担い手がいない産業をどう維持するのか。 子育てしやすく心理的安全性の高い地域社会と経済成長をどう両立するのか。 人口構造が大きく変わる中での街づくりはどうあるべきなのか。 カーボンニュートラルにどう取り組むのか。 自然豊かな山や海の環境をどう守っていくのか。 そして、このような中でイノベーションをどう生み出していくのか。 これらの課題を解決するために、SDGsは地域のあるべき未来を示してくれました。 地域社会の課題をSDGs経営が解決できると、私たちは信じています。
SDGsを経営に取り込むことは、採用活動やサプライチェーン取引安定化など企業価値に直結するものの、中国地域の中小企業のうち約半数がSDGsに未着手という調査結果に出会いました。 また、2021年度に、シンポジウムを開催しました。「SDGsにどう対応したらいいのか分からない」という地域の中小企業の声に応えるためです。参加者からは大変好評で、ステップアップした内容で定期的に開催してほしい、業種別の取り組みを知りたいといった継続的な開催を求める声がたくさんありました。 さらに、大学生とSDGsに取り組む中小企業の交流の機会を作りました。持続可能な地域社会に向けて前向きに取り組んでいてもなかなか採用に結びつかない企業、都会志向で待遇を最優先で考える大学生。この両者をつないだのはSDGsでした。学生がSDGsに取り組む企業を知ることが採用に大きな影響を与えることを、私たちは確信しました。 このような私たちの取組や問題意識は、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマとも重なっており、多様な参加主体による未来社会の共創に向け、TEAM EXPO 2025の活動を通じてこれらの取組を促進させていきます。
大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマに基づいて、一人一人が輝く理想の地域、100年、200年後も持続可能な地域づくりを推進します。
地域の社会経済を再構築し発展させるために、必要な項目を選択しました。 8:子供を生みやすく育てやすい社会を。そのための企業の働き方改革も進めなければなりません。 9:この地域経済は製造業が支えていることは明らかです。絶え間なくイノベーションが起きる素地はあります。これを将来の地域社会を踏まえてどう再構築し発展させるかが求められます。 13:地域を支える製造業は、同時に温室効果ガスの排出も多くなっています。他の地域以上にカーボンニュートラルへの取り組みが必要になります。
中国経済産業局 企画調査課
電話:082-224-5626
メール:cgk-kikaku@meti.go.jp
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