公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.05.18
法人
「ここち良いオーガニック社会」の実現に向け、それぞれの立場からできることを話し合い、実践につなげ、互いの気づきによる実現を目指します。SDGsで掲げる17の目標をストレスなく長期的に取り組むには心地よさがなくてはなりません。オーガニックは元々ギリシャ語が語源でオリジンに由来します。オリジンとは、生命の、本来の、根本的な、という意味です。「異なるモノ同士が共に機能しあう」それぞれの調和、共存を表す意味合いが強くあります。有機的(オーガニック)とは、「生物同士が結びついて、お互いに作用している様子」を意味します。簡単にいうと「生物の共存」です。生物が共存し、環境にも衣・食・住や身の周りのモノにも負荷をかけず様々なものと調和する豊かな生活。このような共生・共創する社会の実現に向けて、意見を集め、学びや気づきの機会を提供していきます。
「ここち良いオーガニック社会」の実現を目指し、”生物の共存”に関する知識・教養・技術を高め、実践につなげます。
大阪府枚方市に「自然を生かし、自然に生かされる」をモットーに有機循環農法を実践する杉五兵衛という農園があります。園内を散策すると、田んぼがあり、畑があり、花や果樹が植わり、ロバやウサギ、ヤギ達がいるのどかな都会の里山です。訪れる人は、そんな里山に抱かれ、園内で育てた食材での食事や農体験を通して、農園全体が循環していることに気づくことができます。自然循環機能を健全に保つことで、水や空気の浄化、生物多様性を保ち、人と自然が共存する、心地よい里山空間をつくっています。これまでこのようにして多くの人に生物の共存のありかたを伝えてきました。農園の近くに摂南大学農学部が新設されたので、杉五兵衛と大学との共同で、枚方市の流れを人と自然が共存する心地よい社会へと向かうように取り組み始めました。オーガニックといえば、化学肥料や農薬不使用で認証制度をクリアした有機農産物のことであると、一方向的な規制されたものとして捉えられがちですが、本来の目的は「水、空気、土壌」の汚染を防ぎ、健全な有機の循環を通して生物の共存を図ることです。この認識を広めるため、個々にどのようなことができるかを記載してもらうアンケートをとってきました。様々な人に意見を求めるなかで、これをより広く社会に問い、社会全体の取り組みにできないかとの声があり、共創チャレンジに至りました。
大阪・関西万博がフォーカスする3つのLives全てを地域社会、企業、コミュニティと協力しながら情報発信を行い地域活性の一助となるよう活動していきます
異なるモノ同士が共に機能しあい、生物同士が結びついて、お互いに作用している生物の共存を目指します。一方に過度な負荷をかけることなく活動することで、参加しやすい環境をつくりあげ、社会的課題解決に寄与します。
お問い合わせ先
摂南大学 農学部 食農ビジネス学科
中塚 華奈
TEL :072-896-6486
Mail:kana.nakatsuka@setsunan.ac.jp
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