公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.05.01
法人
次世代を担う子供たちが、地域の海を愛し、地域の海を通して大阪湾や全国の海への関心を持ってもらう事で、持続可能な豊かな大阪湾を実現していくために、阪南市の小学校おける海洋教育を推進します。また、阪南市だけでなく、全国の他地域の学校とICTを活用した交流の場をつくる事で、それぞれの地域の課題解決に繋がるコミュニティを創出します。 また、海の環境保全やブルーカーボンによるCO2削減を推進していくために、自然再生(アマモ場再生)活動を企業と連携し、ブルーエコノミーを推進していきます。また、子供たちの活動をCO2削減量として“見える化”することで、学習意欲向上にもつなげていけると考えています。
人が手を加えた環境は、維持・再生していくには数十年以上の時間が必要となります。持続可能な環境保全を進めていくには、環境の現状と現状に基づく活動を正確に次世代へ引き継ぐことが重要だと考えています。次世代の担い手である子供たちが、将来正しい判断と行動をとり、さらに次の世代へ引き継いでいくことが出来るように取り組んでいきます。
阪南市の小学校での海洋教育は、2006年の尾崎小学校、下荘小学校でのアマモ苗床づくりから始まっており、2008年からは西鳥取小学校で本格的なアマモ場再生活動が始まりました。2018年には、阪南市で全国アマモサミット2018in阪南が開催され、これを契機に現在では5校の1年生から6年生まで、それぞれの成長に合わせた総合的な海洋教育に発展しています。また、阪南市は、豊かな地域資源 (里海・里山)を活用し、地域が支えあう「誰も一人ぼっちにしない、誰も排除しない」持続可能な協働・共創のまちづくりを目指して、ローカルSDGs実践地域に登録しており、地域が一体となって森里川海の環境保全に取り組んでいます。
子供たちが、海での体験を通じて豊かな海の大切さを知ることは、人間も生態系の一部であることの“いのちを知る”事につながると考えています。また、自分の育った町や海に愛着を感じ、次の世代に自慢できるようになることは、子供たちの次の世代へとつなげていくために重要なことであり、持続可能な未来社会の創造には不可欠なことだと考えています。
アマモ藻場の拡大によるCO2削減効果以外に、海洋教育などの体験型の教育を行うことで考える学習の機会が増加し、「何かを知りたい」「わかりたい」「何かができるようになりたい」という学習意欲の向上に繋がると考えています。
阪南市 /
阪南市の小学校における海洋教育を推進し、子供たちが将来大人になった際に、海と共に生活できる我が町に愛着が持てるようにするために、漁業者と協働で、海のゆりかご“アマモ場”を再生し、豊かな大阪湾の創出を目指していきます。また、ICT技術を活用し、全国の海の環境再生を行っている小・中・高校生の子供たちが情報を共有し、お互いの課題解決に繋がるコミュニティの創出を目指します
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