緒方洪庵と適塾の歴史から振り返る日蘭交流史:未来に向けた知恵を考える

共創チャレンジ

2021.11.04

法人

チーム名チーム「温故知新」
現在の活動地域 国/地域日本 大阪
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

江戸時代後期、長崎にある出島に居住を限定されていたオランダ人は僅かに数十名でしたが、当時の二千数百万の日本人に多くの学びをもたらしました。現代に続く日本とオランダの交流を振り返る時、「適塾」を開き蘭学を教え日本近代化に貢献する多くの逸材を育てる傍ら、除痘館を設立し、当時の死亡率20%超と言われた天然痘の予防接種活動を実施した「緒方洪庵」の功績は計り知れないものがあります。その「緒方洪庵」の知恵を今一度振り返り、「日蘭交流史と未来に向けた知恵」を考える共創チャレンジを実現したいと考えています。
具体的には、近年、「健康」をキーワードとした木材活用に取り組んでいる大阪府木材連合会と緒方洪庵記念財団などが連携をしながら、オランダ及び日本に関連する事項と文化の相互の紹介及び理解の促進並びに両国民の友好親善関係の増進に寄与するための蘭学紹介セミナーを開催はじめとして、堺市の「みなと堺グリーンひろば」に設置されている、オランダの大工の手による巨大なオランダ風車の視察等、オランダとの交流を促進する未来志向の取り組みを共創したいと考えています。

■展開したい地域

関西日蘭協会、オランダ領事館と連携して蘭学(江戸時代40近い蘭学塾所在)、適塾、除痘館資料を紹介し、改めて日本近代医学史上における蘭学の存在を解明し文化の向上に資するとともに、日蘭友好の一層の弾みをつけていきます。
今世界が苦しんでいる新型コロナウイルスも生態系の破壊がウイルスと人間との距離を縮め爆発的に蔓延したともいわれています。グローバルな時代コロナ後の社会の在り方も大きな変革が迫られています。温故知新、洪庵の闘いから学ぶことは多くあります。

■共創を希望する方々

本共創チャレンジに謳われているプロジェクト実現のため、適塾をルーツとする大阪大学、緒方洪庵記念財団、関西日蘭協会、オランダ領事館、パナソニックなど関西の関係企業、司馬遼太郎記念館(著書「洪庵の松明」)、手塚プロダクション((手塚治虫著「陽だまりの樹」に同氏の曽祖父の蘭方医手塚良庵が塾生として登場)と連携して洪庵蘭学の紹介、セミナーの開催を行う。)と連携を行います。
「健康」と「日蘭交流」をキーワードとするこの共創の輪に参加してくださる様々なプレーヤー(個人様・企業様)をお待ちしております。

■大阪・関西万博テーマとの関わり

新興感染症に世界が悩まされる現在と同様に、江戸時代末期には天然痘が蔓延し、蘭学者の緒方洪庵がこの感染症と闘っていました。洪庵は、海外で開発された予防法をいち早く取り入れ、正確な情報を発信しながらスピード感をもってその普及に努めました。海外とのパートナーシップと様々な知識の社会実装という点で、未来社会を共創する上で古人の知恵に学ぶことは多くあると思います。また、大阪・関西万博の開催地である大阪において、海外との交流と新興感染症への取り組みという過去の歴史を学ぶことは、単に過去を称賛するのではなく「いのち輝く未来社会のデザイン」実現に向けた様々な古人の知恵の活用という点でも大きな関係性を持つものと考えます。

この共創チャレンジを支援する共創パートナー

  • 国立大学法人 大阪大学 産業科学研究所