Rethink Fashion Program

共創チャレンジ

2021.10.05

法人

チーム名Rethink Fashion Program
共創メンバー株式会社Shoichi、大阪文化服装学院
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 文化・芸術(アート) / 生物多様性、自然環境、生物 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー / ダイバーシティ、インクルーシブ /

私たちの共創チャレンジ

ファッション産業における多様な課題や解決策について学び、さまざまな目線から熟議することで「Rethink」するためのプログラム。
大阪を拠点に廃棄衣料の処分や再利用について取り組んできた株式会社Shoichiと、次世代のファッション業界を担う人材を育成する大阪文化服装学院が連携し、これからのファッションや産業のあり方について考え、持続可能な未来に向けたファッションの再価値化をするための学びと実践の場を創出します。

どなたでも参加が可能な『講義プログラム』と、それぞれが描く次世代のファッションを考える『エントリー形式のコンテストプログラム』の二部構成で、ファッションを取り巻く様々な課題の現場で活躍する講師から学び、考え、作品や仕組み・アイデアを生み出すところまでおこないます。

未来への宣言

私たちは、産業革命以降「たくさんつくって、たくさん売る」ことで豊かな社会を目指してきました。
しかし、その背景ではこれまで目を向けてこなかったさまざまな課題も生まれています。
必要以上の水やエネルギーを使った生産による環境破壊、動植物への影響、安全性の低い労働環境、残ってしまう在庫を活用する仕組みの少なさ——。
これらの課題を、無自覚のまま未来に引き継ぐわけにはいきません。

こうした現状と、私たちはどう向き合い、どう付き合っていくことができるのか。
これまでの発展や利便性を支えてきたものをただ悪とするのではなく、共存や活用の可能性を探り、これからの新しい在り方の選択肢を増やしたい。

そんな想いのもと、廃棄衣料を含む在庫処分サービスを長年おこなっている株式会社Shoichiが中心となり、これからの「創り手」となっていく若者たちに向けた学びの場をつくるとともに、私たち大人も含めて「再考(Rethink)」をするためのプログラムを開催することとなりました。

ファッションは時に、人を強くする。ファッションは時に、人の心を繋ぐ。
けれど同時に、考えなければならない課題も多い。
ファッションが人を束縛するものにならないために。ファッションが分断を生むものにならないために。
今私たちが考えることで、“ファッションの持つ力”を、未来にも残せるように。

きっかけ

社会課題解決に特化した企画・PR・人材育成事業をおこなうmorning after cutting my hairが株式会社Shoichiと「シングルペアレント向けサービス」の開発・PRなどをご一緒したご縁から、廃棄衣料を活用した企画立案の機会をいただきました。
ただ廃棄衣料活用をおこなうよりも、「廃棄衣料やそれが生み出される仕組みや現状、利活用の今について知ってもらい、それらについてどう捉えるのかを考える機会の創出」をおこなうことで、次の時代に服を生み出す側になる若者をはじめ、これから生産側になりうる人たちの意識変化にも貢献できるのではないかと考え、今回のような形の企画を考案させていただきました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法テーマに共感し、必要だと考える方々のいるところならどこへでも展開できると思います。
協力や協賛が増えれば増えるほど多くの方へ届けられるので、大阪でも東京でもそれ以外の地域でも、感じるものがあった方がいれば協力して展開していきたいです。
共創を希望する方々・取材や発信協力してくださるメディアの方
・協賛してくださる企業様
・学習機会を作りたいと思ってくださる学校・企業様 など

大阪・関西万博のテーマとの関わり

ファッションは、産業としても身近かつ大規模なものであり、どの年齢・性別であっても生きる上で必要な衣食住のひとつを担います。さらに、人々をエンパワメントする力を持っていたり、所属を示したりと、さまざまな意味で人生を豊かにするアイテムにもなりうるものです。
しかし一方で、これまでの社会が積み上げてきたあり方に変化が生じている今、これからのあり方を考えるべき時期にあるのも事実。性別の境界線となり分断や排除を生んでいないか、マイノリティや身体的特徴のある方にとって豊かな選択肢があると言えるか、大量生産大量消費による環境や労働への影響はどうか、安価で提供できるからこそ経済状況を問わず楽しめている現状をなくしていいのか…。
多くの人の暮らしに密接な存在だからこそ、多様な目線で議論する必要のある「ファッション」は、まさに「いのち輝く未来社会のデザイン」に関するテーマプロジェクトだと考えます。

SDGsとの関わり

環境負荷や、つくる責任・つかう責任といった視点は生産をおこなう領域である以上は切っても切り離せません。また、ファッション業界はしばしば生産過程の労働環境について等も議論されることが多い領域かと思います。これから先の未来を担う人材を輩出する専門学校と組むことで、未来における働きがいや経済成長についても考える機会となるのではないでしょうか。

お問い合わせ先:info@macmh-inc.com

イベント

  • ファッションを再考・再価値化するプログラム「Rethink Fashion Program」

    日時2021.10.04 19:00〜2021.10.30 15:30
    場所
    共創チャレンジRethink Fashion Program

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このチャレンジの投稿

  • 「ファッション」を再考・再価値化するコンテスト型プログラム「Rethink Fashion Program」

    概要 ファッション産業における多様な課題や解決策について学び、さまざまな目線から熟議することで「Rethink」するためのプログラム。 大阪を拠点に廃棄衣料の処分や再利用について取り組んできた株式会社Shoichiと、次世代のファッション業界を担う人材を育成する大阪文化服装学院が連携し、これからのファッションや産業のあり方について考え、持続可能な未来に向けたファッションの再価値化をするための学びと実践の場を創出。 どなたでも参加が可能な『講義プログラム』と、それぞれが描く次世代のファッションを考える『エントリー形式のコンテストプログラム』の二部構成で、ファッションを取り巻く様々な課題の現場で活躍する講師から学び、考え、作品や仕組み・アイデアを生み出すところまでおこないました。   実施期間 2021年10月11日(月) ~ 2022年1月16日(日)   参加者数 コンテストプログラムエントリーチーム数:15チーム 受賞作品 ・総合WINNER「オオサカRethinkMaster」服のマッチングアプリ・フクマチ同じ関心を持つ人たちでコミュニティをつくり、服をマッチングさせて循環させていくアプリのアイデア。   ・学生WINNER「DOKKA×GAGAKO」シーチングリサイクルシステム 服飾学校の試作で使うシーチングのリサイクルシステム。次世代のクリエイティブの持続的発展に貢献するという目線で生まれた、服飾学校生ならではのアイデア。   ・審査員特別賞「個人応募者チーム」途上国の文化や多様性をベースにしたアップサイクル作品 服の回収活動と寄付活動における課題を洗い出し、支援先の文化や多様性を守る例として、途上国ベースのアップサイクル作品を制作し、提出。「ファッションとは何か」という定義から自分達で再考した作品。   事業成果 【プログラム満足度:推奨者76.9%】 ・なかなか服飾に関するコンテストにおいて一般の学生であったり社会人が参加できるものは少ないと感じる中、開催頂けていい経験になった ・コンテストという形式だが発表するだけではなく、講義を受けた上で考え発表しフィードバックまでもらえたので全ての工程でとても勉強になった。また立場や考えが違う人とチームを組む機会はほとんどないのでその点でもありがたかった。 など   【アンケート結果より上位3項目】 1.ファッション業界の課題を知ることができた(76.9%) 2.自分のスキルを高められた・活かすことができた(61.5%) 3.ファッションの持つ価値について再考できた(61.5%)   協力パートナー 主催:株式会社shoichi共催:大阪文化服装学院後援:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会協力:TEAM-EXPO、NPOグリーンズ、SUSTAINABILE COLLEGE   お問合せ先 info@macmh-inc.com

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