私たちの共創チャレンジ
共創チャレンジに登録をしていた「LGBTQ(性的マイノリティの総称)の情報を発信するための常設オープンスペースを大阪につくる」プロジェクトが、様々な方々のご協力により、2022年4月に実現しました。
私たちは、LGBTQだけでなく、その周囲の人、LGBTQに関して学びたい人など、誰でも利用することができる常設のオープンスペース「プライドセンター大阪」を、大阪の天満橋に設立しました。
センターにはオープンスペース、LGBTQに関する図書・資料スペース、相談ブースを設けており、累計で1,100名以上の方にご利用いただいています。
年齢は子どもから70代までと幅広く、複数回利用者が4割以上おり、すでに多くの方の居場所として定着しています。
また、学校や企業・行政からの見学依頼や、地域のイベント出展依頼が次々と寄せられており、場の持つ力の大きさを実感しています。
大阪・関西万博にも、多くのLGBTQの当事者や家族・友人たちが参加すると考えています。多様性を尊重し、すべての人が歓迎されるという万博のメッセージを伝えるための拠点としての機能を担います。
また、多様な協力団体との連帯による、プライドセンター大阪を中心とした、「LGBTQも使いやすい社会資源ネットワーク」を構築し、万博開催までに「LGBTQも生きやすい街」大阪モデルをつくり、それを全国に波及させます。
これらの活動を通して、LGBTQの心身の健康、社会的健康の回復に繋げていきます。
<プライドセンター大阪>
開館日:月・木・金・土(祝日・臨時休館日を除く)
開館時間:15:00〜20:00(午後3時〜午後8時)
住所:大阪府大阪市北区天満2-1-6 天満橋MSビル7F
未来への宣言
プライドセンター大阪は以下のような未来をめざして運営していきます。
<存在意義 Mission>
“Remedy for all”
みんなが自分でいられる場所、必要な時に助けを求められる場所をつくり、それをまち全体に広げます。
(Remedy=救済、治療、解決策)
<めざす未来 Vision>
◎パンデミックで傷ついたLGBTQの心身の健康、社会的な健康の回復を支援します
◎LGBTQがまちの中で共に生きていることを可視化します
◎LGBTQも使える社会資源を増やすことで、自分やひとや社会を信頼して、ありのままで安心して生きていけるまちをつくります
<価値観 Value>
Open to everyone〈みんなに開かれた場所に〉
Safety first〈安全第一〉
All differences are welcome〈違いは大歓迎〉
Knowledge is power〈知識は力、お互いに学び合おう〉
Always have fun and smile〈楽しむことを忘れずに〉
きっかけ
虹色ダイバーシティは、2012年に「職場とLGBTQ」に関する社会問題に取り組むために発足しました。職場における問題の解決のみに留まることなく、子育てやスポーツに関するものまで、様々な活動に取り組んでいます。全てに共通しているのは、「誰ひとり取り残さない社会を実現したい」という想いです。
2025年の大阪・関西万博に向けても、私たちがこれまでに取り組んできた活動を生かしながら、様々な分野の方々とともに盛り上げていきたいと考えています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」は、私たち虹色ダイバーシティの掲げる「誰ひとり取り残さない社会の実現」という目標とも重なります。LGBTQを含むすべての人たちがいきいきと生きる未来の実現に貢献します。
私たちの取り組みに共感し、一緒に協働したい企業や自治体、教育機関、NPO、各国大使館など、関心をもたれた方は、こちらの「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください!