TOKYO海洋調査クルーズ

共創チャレンジ

2021.07.20

法人

チーム名株式会社ジール 海洋教育事業部
共創メンバー平野拓身(㈱ジール)/片山 亮(㈱ジール)/津田一成(㈱ジール)/清水晶子(㈱ジール)/田中光一(㈱ジール)/浅見奉史(㈱ジール)
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 海洋、水 / 生物多様性、自然環境、生物 / 農業、林業、水産業 / 環境、エネルギー / モビリティ、交通 /

私たちの共創チャレンジ

海洋プラスチックゴミ、マイクロプラスチック問題が叫ばれていますが、海洋環境を身近に感じている方は少ないと思います。
クルーズを提供している弊社では、クルーズ中に浮遊ゴミを回収しプラスチックの劣化具合や種類を確認、また海水を採水し顕微鏡を通して見えるマイクロプラスチックや微生物を観察することで、東京の海洋環境の実態を把握します。自分の身近に存在している問題を認識することで、今後の行動のきっかけになる学習クルーズを実施します。

このクルーズを、事業を通してお付き合いのある全国の船会社と共同で行い、全国に広めて行きます。

未来への宣言

クルーズを通して海洋環境の重要性や問題を認識する機会を提供し、海洋環境を意識した乗船者が全国に広がり、環境意識をもった人の輪となることで、東京を基点に全国の海洋環境の改善を目指します!

きっかけ

2020年コロナ禍で出会った世界一周航海中の「Race for Water(現;ポリマ)」号という、化石燃料に頼らない船の日本国内の航海をサポートしたことが、海洋環境をテーマとするクルーズを本格的に始動するきっかけとなりました。
この船は、海洋プラスチック・マイクロプラスチックの問題を啓蒙することを目的にしており、船内ではプラスチップをなるべく使用しない生活を行っていました。
我々の身の回りにはプラスチックだらけであることを再認識し、プラスチックがもたらす環境汚染に関して多くの人に、クルーズを通して興味を持っていただきたいと考えました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法東京を基点とし、大阪や愛知などの河川を中心に広がる大都市圏や海に面した都市、海が無くとも河川を持つ内陸の団体と一緒になり、水域環境を考えるクルーズを実施し、浮遊ゴミやマイクロプラスチック等、水域環境の差の現状把握をしながら、海洋環境を考えるきっかけ作りをしていきます。
共創を希望する方々子供への体験型の海洋教育の提供、海洋環境の把握や調査、環境改善を目指す企業や、団体、活動家の皆様を探しております。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

海に囲まれる日本ですが、海洋環境を考える教育の場が十分とは言えず、世界に先駆けてイノベーションを起こす機会が少ないのが現状です。
海洋環境を考えられる人の輪を大きくすることが、”いのち輝く未来社会”の第一歩になるのではないでしょうか?
多くの人口を支える東京湾と、大阪湾は同じ環境にあると考えます。

SDGsとの関わり

4;実際にクルーズ船に乗船して、浮遊ゴミの回収と海水採水を通した観察をすることで、SDGsを学ぶ体験学習を行います
14;海洋プラスチックと、マイクロプラスチックは東京の運河に多く浮遊しております。海を知ることが、海の豊かさに繋がります
17;東京だけでは改善されません。全国・全世界で水域に目を向ける必要があると考え、パートナーと共に改善していきます

海、川の水域から都市を見つめ、環境を一緒に考えましょう

海洋プラスチックの問題は、回収が困難な為に実態の把握も十分とは言えず、見えない問題として、刻々と広がっております。一気に問題解決が見つかれば良いのですが、まずは、生活圏の水辺を見ることで、問題の大きさを確認しませんか?個人で何ができるのか?企業、団体で何ができるのかを考える、そんなきっかけ作りとなるクルーズを実施していきます。

水面に近い小型船での海洋観察
レインボーブリッジ付近を航行するクルーズ船
都市に広がる運河
水上より見る都市は、目線を変えることで、普段では気付かない発見があります

 

身近な水質の確認

クルーズで航行する場所は、生活圏に接した水域です。私たちの生活する都市の水辺はきれいなのでしょうか?また、何がきれいと呼べる水辺なのでしょうか?景観がきれいでも、匂いは?水質は?浮遊ゴミは?

実際に採水をしながら、私たちの水辺を見てみましょう!

採水の様子
実際に採水を行います

 

顕微鏡でマイクロプラスチックを発見

採水した水を顕微鏡で確認すると、微生物のほかに、浮遊ゴミや、マイクロプラスチックが見えることがあります。採取する場所や時期、その日の潮位、風向、水温などで変化があるかもしれません。何が身の回りで起きているのかを、クルーズ毎に見つめ考えていきます。

観察
顕微鏡で水を細かく観察します

 

マイクロプラスチック
水中のマイクロプラスチック

自分ができることを考えてみよう

生活圏にある水辺を見ることで問題点が見えてくるはずです。その問題に向けて、何か自分で行動はできないのか?すべき行動はあるのか?を考えて、共有していくことで、水辺環境を考えるきっかけにしていきます。

 

自分のできることから

 

東京を起点に全国へ

クルーズを通して気付いた水域環境問題を、自分の行動を変えることで改善することができるかもしれません。しかし、その影響は限られています。身近な友達や家族にこの問題を提議し、気付いた問題点を共有していきましょう。

私たちができることは、東京湾のごく一部だけです。海は全国、全世界につながっているので、この活動の輪を大きくしていくために、さらに船を動かす力や拠点が必要です。この拠点は海だけではなく、川の水が海に注ぎどこまでも広がっていくので、水がある場所すべてです。

東京での活動を起点に、全国のマリーナや船会社に輪を広げていきたいです。

 

全国の水辺に関わる方、団体、企業の協力をお待ちしております

 

共創チャレンジお問合せ先

海洋教育事業部  片山 亮(かたやま りょう)

katayama@zeal.ne.jp

03-3454-0432