口腔ケアが不適切だと、例えば誤嚥性肺炎、心臓疾患、糖尿病や脳梗塞に関係するという研究結果が研究者から出されています。適切な口内環境のためには日々のオーラルケアが重要です。多くの場合、ご本人の意識改革や技術習得で問題が改善できると思います。しかし、ご自身では口腔ケアに取り組めない高齢者や身体が不自由な方は置き去りになりがちです。この共創チャレンジは介助者が簡単に行え口腔ケアの質を向上させて健康寿命の延伸を目指すものです。

共創チャレンジの取り組みから「使いやすく、効果的なオーラルケア」で「環境に優しく全ての人の健康寿命の延伸」を実現します。

私共では歯磨き粉の必要ない歯ブラシを販売しておりますが、
販売開始後に重度の脳性まひのあるお子様をお持ちのお母様からご連絡を頂き、

こういう製品を待っていました。
障害がある子供たちの健康を害する一番の大敵が虫歯なんです。
でも歯ブラシに歯磨き粉をつけられないです。うがいが出来ないからです。
歯が悪くなり、長生きに支障を来たしています。
この製品をメーリングリストで患者の会に知らせても良いですか？

というようなものでした。

当初の開発時点で想定していなかったユーザー層でした。

それから私たちは製品の確かな効果を大阪大学歯学部と研究して磨き上げてきました。

同じく社会的弱者になっています、高齢者特に介助の必要な高齢者のオーラルケアを
施設で専門的にケアを担当されておられる方々や高齢者の健康問題に関わる専門家と
オーラルケアの質的な底上げと、感染症への効果などを目指してチャレンジしたいと
思っています。とにかく日々しっかりと取り組むことが大切ですので、使いやすさにも
工夫を凝らしていきたいと考えております。

ご自身では困難なオーラルケアについて解決策を見出し、介助者、被介助者にとって「救う、力を与える、つなぐ」となると考えております。