公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2021.08.03
個人
地域での自然災害等が年々多くなっており、発生や規模は予測できません。その状況のもと、地域資源やITを活かして避難・生活をささえ被害を最小限に抑える活動です。具体的には、30万の指定避難所や寺社を登録したWEBシステム「未来共生災害救援マップ(災救マップ)」、そして風力・太陽光による電源と電池を備えた独立電源通信設備ネットワーク「たすかんねん」の開発をしており、有事に携帯電話の充電と遠距離通信に活用できるものとなっています。
災害において、被害を最小限にし「いのち」を守ることが最重要課題になります。現代社会は、地縁・血縁や会社の縁でもある社縁も希薄になりつつあるなか、地域資源の再発見と科学技術を活用を通じて、多様性・流動性を前提とする新たなコミュニティを構築し、災害時を通してより良いコミュニティに発展維持し、安全・安心社会の実現に貢献します。
現代社会は、新自由主義のなかで分断され個人主義的傾向が強まりつつある社会です。地縁・血縁・社縁という絆やつながりが弱まり、孤独を生きる社会となっています。その傾向は、ITの進展で情報の非対称が減少したことで見えやすく、益々強まっています。一方、阪神大震災、東日本大震災の経験によって、思いやりの大切さの認識が強まったことは事実です。同時に日本では予測できない自然災害が多く、規模が大きくなっています。あらかじめ被災後何が起き、何が不安で、何が必要かを予測し備えることはできるため本プロジェクトが立ち上がりました。
「線状降水帯」による集中豪雨によるものなど気象に関する災害は増え、南海トラフ地震などの地震の発生も予測されているなか、大阪・関西におけるコミュニティの防災・減災力が十分であるとはいえません。大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」、サブテーマ「いのちを救う」「いのちを力づける」「いのちをつなげる」は、この防災・減災の活動、取組を通したコミュニティづくり、そして防災・減災力の向上は、2025の万博に向けても、万博のハード・ソフトレガシーとしても、極めて重要なものと考えています。
「災救マップ」と「たすかんねん」を活用した私たちの地域コミュニティの力を強め活性化する取組は、地域資源とITを活かして防災・減災を実現するためのものである。したがって、11.5および13.1の防災・減災に資するものとなる。また、「たすかんねん」は、風力発電や太陽光発電といった再生エネルギーによる電源と電池を備えた電源設備「たすかんねん」が、7.1,7.2,7.4に関連します。
大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI) /
大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)SSI共創チャレンジ担当
ssi@ml.office.osaka-u.ac.jp
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