私たちの共創チャレンジ
大阪府内には2万6千人を超える外国留学生が暮らしていますが、現在、コロナ禍によって深刻な困窮状態にあります。約3割の留学生がアルバイト先を失っており、学費や生活費のために働く留学生たちは、収入源を失うと日本で学び続けることが難しくなります。そこで、私たちはクラウドファンディングで資金を集め、留学生に「働く場」を提供し、「学ぶ場」を守るための新しい制度を立ち上げます。その制度とは「外国人留学生成果型追加時給支援制度『OHINERI(オヒネリ)』」。留学生の働きぶりに応じて、時給に増額する形で支援金を支給する制度です。
未来への宣言
国籍に関わらず、若い方々の「夢を叶えるために学ぶ」という志は、とても尊いものです。その志を守り、一緒に育てていくことが、これからの世界を少しでも良くする大切な一歩だと信じています。
今、日本で学びたいと思い、夢や希望を抱いてやってきた方々が、それを諦めざるを得ない状況に立たされています。孤独の中で、悩み、苦しんでいます。私たちは彼らを支援することで、日本から大切な仲間が去ってしまうことを防ぎ、より良い未来を築きたいと考えています。
きっかけ
留学生は在留資格の関係上、留学生のアルバイトは週に28時間までという制限があります。そのような中で働き先や給与を失うことは、留学生に深刻な影響をもたらします。学費や生活費を自分で稼ぐ留学生は困窮してしまい、日本での生活が継続できなくなります。
実際に、留学を続けることが難しく、休学して帰国することになったという留学生や、生活費が足りず、同級生からお金を借りているという留学生の声が寄せられたことから、支援金制度の設立に至りました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
2025年に大阪・関西万博を控える大阪では、グローバル化の担い手である留学生の存在はとても重要です。未来の大阪のグローバル化を推進するためにも、コロナ禍で困窮している留学生を救うことは大きな意味を持ちます。
一人でも多くの外国人が、日本企業・日系企業での就職を考えてくれることで、この先、日本、そして大阪が持つ世界との繋がりはより強固なものになると考えられます。
【お問い合わせ先】一般財団法人大阪労働協会 人材開発部 越原 06-4794-7355 m_koshihara@l-ork.jp