Yaesu Sustainable Food Tech Project「Beeat!!八重洲」

共創チャレンジ

2021.05.31

法人

チーム名Beeat!!八重洲
共創メンバー沢 俊和(一般社団法人Future Food Hub in Japan)
魚住 俊介(東京建物株式会社)
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 食 / 文化・芸術(アート) / 地域活性化 / 農業、林業、水産業 / コミュニティ・まちづくり、住まい / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー / ロボット、AI /

私たちの共創チャレンジ

「美味しいものがたりが未来をつくる」をコンセプトに、食品関連企業・団体や生産業、近隣の飲食店などを巻き込んで、持続可能な食の未来を描く取り組みを実施します。

キッチンカーやテントを活用した店舗、テーブルや椅子、ベンチを設置したオープンスペースで、新食材を使った美味しくてヘルシーなテイクアウト、規格外の野菜やマクロビオティック・フードを扱うマルシェの開催、環境に配慮した脱プラ容器の採用、「未来の食」をテーマにしたトークイベントなどを実施。さらに、「食」に関するデータの公開や「未来の食に挑戦する」商品の展示販売を開催します。

未来への宣言

美味しいものがたりが未来をつくる。

山の上で食べる塩むすびが最高に美味しく感じられるように。被災地から取り寄せた生産者の顔が見える食材に、他とは違う価値を感じるように。ある企業が60年の歳月をかけて開発した大豆ミートのストーリーが人の心を動かしたように。

「美味しい」にはものがたりがある。
誰かの思いが新しい「美味しい」を生み出してきた。

時代と価値観の変化に合わせて「美味しい」は変わっていく。未来の「美味しい」はどんな風に変わっていくだろうか。食とテクノロジーが融合すると何が起こるのだろうか。それはきっと、想像以上に美味しくて、エキサイティングなのだろう。

Beeat!!八重洲が伝えたいのは、人の心に残る、美味しいものがたりが生み出す未来。

きっかけ

歴史的に食の中心地だった東京駅前の八重洲・日本橋・京橋地区を中心に、製造業・加工業・流通業・農業・研究所・教育機関・レストランなど、多様な食のプレイヤーが集積・共創するまちづくりを目指しています。これらのプレイヤーがこの街の歴史・文化と先進的なテクノロジーを共に活かしながら食の未来を常にアップデートし続けることで、多様な食ビジネスが生まれ、世界の食をリードする場を形成できると考えています。

Beeat!!八重洲では、「フードテック」をベースに、ヘルスケアの観点を取り入れながら、「美味しさ」と「食のウェルネス」を追求すると同時に、社会課題に対する解決方法や「未来の食」の可能性を多角的に提案していく場所を目指します。

取組の展開

今後展開したい地域・方法■ 食品メーカとのコラボレーション
植物性タンパク質を肉やチーズとして食品化する取り組みや、パーソナライズされた献立やアレルゲン成分を考慮した献立を提供するサービスなど、食品メーカの新たな取り組みが登場してきている。例えば、周辺のビジネスパーソンにモニターを依頼してライフスタイルにどのような影響を及ぼすかを実証実験したり、新食材を活用したレストランなどの展開が期待できます。

■ 食とヘルスケアのコラボレーション
栄養成分やアレルギー成分テストが行えるサービスを活用して
ダイエットやボディメイク、美容を意識したレシピを考案し、いずれもテイクアウトフードとして提供。
フードにはレシピを添付して、八重洲に集まる人たちのヘルスケアにも貢献します。

■ 周辺企業とのコラボレーション
八重洲らしさ、八重洲のポテンシャルを打ち出す取り組みの一つとして、周辺企業やラボとのタイアップが考えられる。また周辺企業には製薬会社も多いので、食を通じたウェルネス・ヘルスケアの観点でコラボレーションをはかることも可能。八重洲は交通の要衝であり、ここで生まれる新たな取り組みは広がっていきやすい。例えば外食産業がこの先どうあるべきかを実証実験を行いながら模索し、世の中に提案することもできます。

■ ご近隣店舗・エリアとのコラボレーション
地元で実施されるイベントとの連携、企業や自治体と地元飲食店舗にて開発したメニューをイベント会場だけではなく、近隣店舗でも販売するなど、エリア全体でのプロモーションイベント化等の実施も検討します。
共創を希望する方々■ 食関連企業・地方自治体
 ・フードテックの可能性の提示や実証実験の場としての展開
 ・自社テクノロジーや新商品・地域の特産品などの発表の場
 ・新しい協業の模索などビジネスチャンスの場
 ・周辺に拠点を構える大企業や飲食店へのPR

■ 近隣の飲食店・企業
 ・新食材や新サービスを現地で体感し、さらにそれらを活用することによる新しい売りの模索
 ・参加企業や自治体との連携による新しい売りの模索
 ・エリア全体の集客、店舗や自社PR

■ アーティスト
企画に賛同し協力、仮囲いに特別なアートを誕生させ、
Beeat!!八重洲、食、SDGsをテーマに会場を盛り上げる

■ 大学
学生が考える食の未来への課題と企業や自治体等が考える食の未来への提案を同時に発信することで、食の未来についてより正しく理解してもらう機会となることを企図

■ シェフ
「社会課題の解決に繋がる新しい食のあり方」をテーマに、若手料理人を対象にコンテスト(Challenge KITHCEN 2021)を実施し、優勝者はキッチンカーで半年間出店が可能

大阪・関西万博のテーマとの関わり

Beeat!!八重洲では、「フードテック」をベースに、ヘルスケアの観点を取り入れながら「美味しさ」と「食のウェルネス」を追求する取り組みです。同時に社会課題に対する解決方法や「未来の食」の可能性を多角的に提案していく場所を目指し、国内外の多様な食のプレイヤーの集積・共創を生む新たな食のエコシステムを構築することで、持続可能な食の未来に繋がるものと考えています。

SDGsとの関わり

① 未来食×美味しい場所の提供
例えば大豆ミートなど、健康面で注目されているものの、調理方法や美味しい食べ方がまだまだ知られていない新食材を活用した屋台。大豆由来の食材だけでなく、規格外野菜や最先端テクノロジーで進化した養殖魚などを用いた料理を提供することで、「未来の食は健康にいい」「社会に貢献している」だけでなく、「未来は想像以上に美味しい」と知ってもらい、一過性では終わらない持続可能な取り組みを目指します。

② 環境への具体的アクションを提案
代替肉による食糧不足やCO2の削減、3Rをはじめとした脱プラスティック・フードロスといったゴミを減らす取り組みなど、食にまつわる社会課題への具体的アクションをその背景の社会課題と合わせて目に見える形で提案します。
その他、クリーン・エネルギーを使用したり、エリアを緑化することによって、アクションを加速させることができます。
こうした取り組みは、キッチンカーや仮囲いを活用したデザイン・アートを展開することによって、訪れる人にしっかりと伝えていきます。

③ 食と医療の実証実験
食品成分やアレルギーテストなどの実施、植物由来の食材の採用だけでなく、医療機関と連携をとった未病の観点の取り組みなど、多忙なビジネスパーソンに向けた食のウェルネスを提案する場所としても展開します。例えば健康食とダイエットの専門家を常駐させて食事アドバイスを行ったり正しい知識を伝えたり、半年間に渡ってモニターテストを行って定量的にどのような効果が出るかを検証することで、「美味しい食事をしっかりとって健康になる」を実現していきます。

問い合わせ先

一般社団法人Future Food Hub in Japan

沢 俊和

sawats@tatemono.com