木材電池によるエネ!ゼロエネ建築物への実現

共創チャレンジ

2021.01.14

法人

チーム名インテリジェントウッド
共創メンバー周 嘉華 〔越井木材工業〕/山口 秋生〔越井木材工業〕
主な活動地域日本

私たちの共創チャレンジ

『防腐処理木材電池の実用化』を目標とする。
この目標達成のために、以下のような研究開発を行う。
1.防腐処理木材の製造条件及び使用環境条件が電池性能に及ぼす影響の検証
2.実用化可能な電池性能の方法及び条件の確立

未来への宣言

建築物に用いられる防腐処理木材を電池化させ、必要なエネルギー量を自ら生産することで、地域社会、家庭のゼロエネルギーを実現する。
また、二酸化炭素を木材の形で建築物中に固定することは、様々な金属類、プラスチック類を用いて製造する家庭用蓄電池に比べて電池製造時の二酸化炭素削減効果が高い。

きっかけ

弊社は木材加工会社であり、古くは電柱、枕木の防腐処理木材の製造販売を手掛けてきた。この木材以外にも木材をエンジニアリングする技術を通じて、社会寄与してきた。
銅金属は防腐処理薬剤として長期にわたって利用されている。現在、電池機能を持った木材をパビリオンの一部に利用されることを目的として、銅系薬剤を処理した木材の電解質としての基本性能を確認している。
そこで、木材の電池化を通じて、効率的なエネルギー利用社会を実現したいと考え、チャレンジした。

取組の展開

今後展開したい地域・方法2025年の万博において、電池機能を持った防腐処理木材をパビリオンの材料の一部として利用したい。
その後、日本及び世界へ展開していきたい。
共創を希望する方々電池製造メーカー様及び有識者

大阪・関西万博のテーマとの関わり

建築物に利用される木材に電池機能を付与させ、必要なエネルギー量を自ら生産することで、地域社会、家庭のゼロエネルギーを実現する。
これらのことにより、自然環境の維持・向上を通じ、持続可能な社会を構築することは可能である。

SDGsとの関わり

木材電池では、木材と薬剤のみを使用するクリーンなエネルギである。また、木材の使用化は、現在高齢化し伐期になっている日本の森林を活性化させる。
木材電池の開発により、電池産業の多様化や防腐処理木材への付加価値創造が可能である。

■ 活動地域

日本

 

■ 現在の活動・事業概要

基礎実験として、亜鉛を防腐処理木材に挿すと電流が発生し、薬剤量との相関性が確認された。

今後木材電池の電圧を測定し、本電池の負荷特性や放電特性を究明する予定である。

更に、産学連携で研究開発を進めていく。

 

■ 私たちにできること

ネットワーク

木材電池開発研究会があり、木材と電気について研究している先生がいる。

原材料

木材と薬剤の提供ができる。

 

 

■ この共創チャレンジに関するお問合せ先 ■

電話番号:06-6685-3180

電子メール:yamaguchi-akio@koshiiwoods.com

越井木材工業株式会社 技術開発室 〔担当者:山口 秋生〕