がん患者の孤独と不安をピアサポートサロンでゼロにする! ~医療者と市民の協働チャレンジ~

共創チャレンジ

2021.06.04

法人

チーム名I FOR YOU Japan
共創メンバー森 一郎(市立川西病院・医師)、松本 信愛(ガラシア病院・チャプレン)、なかむら のり子(S plus+h スプラッシュ)、清水 勝美(M&M)、仲 雅子(M&M)
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / コミュニティ・まちづくり、住まい / 人権 / 地域活性化 /

私たちの共創チャレンジ

がんという重い病気にかかったとき、人は孤独と不安のなか簡単には前を向いて進むことができません。つらい気持ちのなか十分な治療を受けられない人も少なくありません。医療現場においては患者のこころのサポートまでは十分にできない現状があります。私たちは8年間にわたるがん患者サポート活動のなかで、がん患者同士の支え合い(ピアサポート)がそのつらさを大きく解消できることを経験してきました。医療者と市民が一緒になって活動することで、専門的な知識と温かさに満ちた活動になっています。今後さらに仲間を増やしていき、ピアサポートサロンをより広い地域に展開していきます。

未来への宣言

私たちはがん患者同士の支え合いの場(ピアサポートサロン)を広げていきます。地域の医療者、市民で一緒に取り組むことで互いの交流を広げながら、がん患者の孤独と不安をゼロにします。

きっかけ

私たちは2013年から8年間にわたり、がん患者およびがん遺族がこころのつらさを話し合える場所(ピアサポートサロン)を作ってきました。活動するメンバーは医療現場でおきざりにされている「こころ」の問題に寄り添う必要を感じている医療者、がん患者やがん遺族に少しでも癒しを提供したいセラピスト、がんを経験した患者や家族などが中心となっています。ピアサポートサロンの利用者は、同じ悩みをゆっくりと話し合うことができ、専門的なアドバイスを求めることもできます。職業の枠を超えて、人と人の温かい交流ががん患者、がん遺族のつらさを癒しています。今後は、新型コロナ感染症や更に複雑化する医療問題のために、より一層「こころ」の問題がでてくることが予想されます。「こころ」の問題解決が身体の健康に大変重要であることがわかっている私たちにとって、この共創チャレンジを通じて、活動の場所、活動の対象、活動の内容をより充実させ、広げていこうと考えました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法地域のコミュニティーセンター、公民館を基本として、まず大阪北部の周辺市に一か所ずつ活動拠点をもち、病気の種類や年齢や性別などで利用しやすいようにニーズにあわせたサロンを作りたいと考えています。同時に広報活動、講演会も進める予定です。そのために、実際にサロン活動を行う人、そしてサロン活動のマニュアル作成、SNSやメディアでの広報活動、事務的な作業をしてくれる人が必要です。
共創を希望する方々私たちの活動をひろく紹介してくれる団体様、活動場所を時々提供していただける店舗や民家、集会所などをおもちの商工会や団体様、私たちのネットワークの幅を更にひろげていただける個人、団体様など私たちの活動趣意に賛同していただけるかたであればどなたでも共創の応援をいただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

"私たちI FOR YOU Japanは「人の力をあつめ、互いを応援し、一緒に未来に進んでいく。」という信条のもと活動しています。困っている人がいれば手を差し伸べる。困ったときには支えてもらう。そのような社会づくりの一助となるように、今後も温かい活動をひろげたいと考えています。大阪・関西万博がフォーカスしている3つの"Lives"「救う、力を与える、つなぐ」は私たちも大切にしている考えであり、万博のテーマとつながると考えています"

SDGsとの関わり

すべての人が健康的に生活できるように人のつながりと専門知識によるこころのケアを行い、誰もが十分な医療情報や人的援助をうけられるまちづくりを目指しているからです。

問い合わせ先

I FOR YOU Japan 事務局

メール info@iforyouj.org

担当者名 なかむら のり子