工芸とハプティクスの融合による新しい交流の創造

共創チャレンジ

2023.04.25

法人

チーム名CrafTouch(クラフタッチ)
共創メンバー一般社団法人日本工芸産地協会
株式会社三菱総合研究所
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
名古屋工業大学大学院工学研究科
堀田カーペット株式会社
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 文化・芸術(アート) / エンターテイメント / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 工芸 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション /

私たちの共創チャレンジ

工芸とハプティクス(触覚技術)や体験共有技術をはじめとしたサイバネティック・アバター技術との融合による新しい価値伝達の創造への取り組みをはじめます。第1弾としてカーペットを対象に、踏み心地をデジタルで世界へ伝えるコンテンツの造成に着手します。⼤阪・関⻄万博を契機として、工芸×ハプティクスの取り組みをさまざまな工芸へ拡大発展させていきます。

具体的には、以下の取組みにチャレンジします!
・工芸品の持つ触感を遠隔地に伝達するコンテンツの開発
・産地から消費者へ工芸品の魅力を伝える場の造成
・工芸産地のファンを増やし、工芸観光を旅の主目的とする文化をつくる
・海外からの旅行者にも工芸産地を開放し、日本の工芸をグローバルなものとする
・工芸産地の経済的自立により、持続可能な産業としての成立を目指す

未来への宣言

工芸で日本の未来に豊かな文化を。
工芸のある生活は日本の文化をよい方向へかたちづくっていく。わたしたちはそう信じています。日本の自然、風土と向き合い、日本人の日々のいとなみにはいつも工芸がありました。文化とは人々の生活、暮らし、社会の仕組みを担うもの。工芸は日本の文化をつくってきました。いまなお300を超える多様な工芸が地域と共存し、日本独自の美しい生活を、そして日本文化を支えています。日本工芸産地協会は、豊かな文化、豊かな社会を願う方々と共に、工芸の持続的発展を通じてよりよい日本文化をつくるため努力していきます。

きっかけ

工芸(人の手と技術を介したものづくり)は、その地域の歴史、風土に根ざし、過去から未来へとその文化を受け継いでいくメディアです。工芸品はかたちあるものですが、私たちはそれにかたちのない心や意味を伝える力が宿っていると考えています。実際に現物を見て、触れ、使うことでしか伝えることが難しい工芸の魅力を、どう伝えていくか。わたしたちは常に課題を抱えてきました。慶應義塾大学大学院、名古屋工業大学との出会いを通じて、工芸の持つ質感、触感を、「遠く離れている人にも伝えたい」から「伝えることができる」に変容したことが、今回のチャレンジをはじめたきっかけです。

取組の展開

今後展開したい地域・方法日本各地の工芸産地で受け継がれてきたものづくりに宿る精神は、その風土や文化を伝え、受け継ぐことにおいて潜在的に大きな力を持っていると考えます。そして、最先端のデジタル接触伝達技術であるハプティクスは、人々の生活をより豊かにするために日々研鑽が続けられています。伝統的に培ってきた工芸の力と、最先端のハプティクスの知を融合させて、日本各地のみなさんと世界中のみなさんとの距離が縮まり親密になる。お互いの理解を深め、実際の人の行き来も増え、垣根のない交流へとつながっていく。そんな取り組みになることを目指しています。
共創を希望する方々工芸にご関心のあるクリエイター・メディアの皆さま、工芸産地への観光組成で連携してくださる観光事業者の皆さまを歓迎いたします!

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「いのち輝く未来社会」には「豊かな文化とともにある生活」が欠かせないと考えます。
文化とは人から人へ受け継がれる習慣であり、習慣とは地域の風土にあった心地のよい生活のなかで生まれてくるものです。工芸は人々の生活に豊かな文化を与え、「いのち輝く未来社会のデザイン」に大きく貢献していきます。

SDGsとの関わり

ハプティクスとの融合による新しい工芸のあり方の提案(Goal9)、工芸産地観光の振興による地域活性化(Goal11)、工芸を通したものづくりの価値の伝達(Goal12)を実現していきます。

問合せ先:

 

■一般社団法人日本工芸産地協会・事務局
  担当:事務局長 原岡知宏
  〒630-8144 奈良県奈良市東九条町1112-1
  E-mail:info@kougei-sunchi.or.jp TEL:070-1369-8137(直通)
 
■株式会社三菱総合研究所
  営業本部 万博推進室/コーポレートベンチャー連携推進グループ 藤馬、今村
  E-mail:osaka-expo@ml.mri.co.jp