通信と建築の発展速度ギャップを融合した未来の暮らし

共創チャレンジ

2023.03.20

個人

チーム名DLab Challenge 2021
共創メンバーりー(東京工業大学), きむ (東京工業大学)
主な活動地域日本 / 神奈川
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 安全・防犯、セキュリティ / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / コミュニティ・まちづくり、住まい / 環境、エネルギー / 防災・減災 / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス / Society5.0 /

私たちの共創チャレンジ

2023年現在、建物の変容の速度と通信技術の発展速度のギャップは大きい。これから通信技術の発展に伴う新たなサイバー・フィジカル・システム(CPS)のインフラが展開されていくの中で、コンクリート、ガラスなど既存の材料でつくられた建築物は、周波数が高く、減衰が大きい電波(5G(第5世代無線通信)やBeyond 5G)の障壁になる。本チャレンジでは、東京工業大学未来社会DESIGN機構(DLab)からの支援を受けた研究内容をベースにしており、CPSを活用するための既存の建築物の更新手法と、場所の制約からの解放がもたらす都市とその周辺地域の新たな関係を検討する。現状の築物での未来通信技術活用の可能性を探り、高齢化及び老朽化が進んでいる東京周辺の団地やニュータウン、人口減少が起きている農村を対象に、CPSを活用した環境改善のシナリオの構想及び方法を提案する。本チャレンジは、このような情報を発信し、より多くの人々の参加を導き、新しい未来、より住み心地の良い環境を「共創」することを目標とする。

未来への宣言

・どこでもいつでも超高速無線通信ができる室内環境助成
 >LANケーブルがなくても高速・大容量通信達成
・建物の通信損失を減らしカーボンニュートラルに貢献
 >圏外になることをなくす

きっかけ

東京工業大学未来社会DESIGN機構の支援により2021年DLab Challenge 2021という形で「通信を考慮した建築」、「建築を考慮した通信」について、通信・建築の専門家が集めて研究をし始めた。テラヘルツ帯まで至る建築材料の電波特性の調査、千葉古民家での屋根、壁などの電波特性調査、その結果を考慮した未来建築シナリオ導出などを行ってきた。

取組の展開

今後展開したい地域・方法地域:千葉、神奈川、静岡
方法:
①建物の屋根、壁、窓の形調査
②ドローン、レーダーなどを用いた電波透過特性調査
③室内での多重反射によるフェージング調査
④通信特性を考慮した実験小屋造りおよび検証
共創を希望する方々・新しい未来に向け、アイデアを語り合える方々
・自治体との連携・協力
・政策関係の専門家など

大阪・関西万博のテーマとの関わり

究極的にもっと住み心地の良い室内空間を作るためのチャレンジであり、未来の「通信方式を考慮した建築」、もしくは「建築を考慮した通信方式」を提案していく。新たな暮らし方を本「共創チャレンジ」で生み出す。

SDGsとの関わり

住み心地の良い室内空間を作るためのチャレンジであり、それによって今後遠隔診療の拡大や新たなアプリケーションの創出に貢献できるためである。

お問い合わせ先:tokyotech.dlab2021@gmail.com 

イベント

  • 「通信と建築の発展速度ギャップを融合した未来の暮らし」の説明会

    日時2023.09.01 20:00〜 21:00
    場所
    共創チャレンジ通信と建築の発展速度ギャップを融合した未来の暮らし

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このチャレンジの投稿

  • 木造壁の電波特性調査

    電波実験小屋での電波特性調査の様子をブログに載せました。 https://tokyotech-dlab-challenge.blogspot.com/2024/04/20240321.html

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  • Dlab Challenge Youtubeチャンネル

    Dlab Challenge Youtube チャンネルを紹介します。 今までの実験の様子や無線電波実験小屋の建設過程の記録をご覧できます。 https://www.youtube.com/@DLabChallenge  

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  • 無線電波実験小屋の建設

    無線電波実験小屋の建設が始まりました。 建設の過程はブログからみることができます。 https://tokyotech-dlab-challenge.blogspot.com/2023/10/blog-post.html

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