AIとクラフトビール職人の共創によって開発されたクラフトビールを通じてCraftedでSustainableな明るい食の未来を創る
Co-Creation Challenges
2024.12.11
Corporation
Team Name | 株式会社協同商事 コエドブルワリー |
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Co-Creation Members | 株式会社協同商事 |
Country / Region | 日本/埼玉県 |
Theme of Activity | /////////// |
私たちはクラフトビールメーカーとして、アートとサイエンスを融合すべく日本の職人道を大切にしてきましたが、AIとクラフトビール職人の共創によって開発されたクラフトビールを通じてCraftedでSustainableな明るい食の未来を創ることが出来ると考えています。
現在では人工知能が人間の地位を脅かすという「シンギュラリティ」の問題も提起されています。然しながら、私たちは五感を研ぎ澄ませた人間の創造性はAIと共存できる未来を実現していけると考えています。
具体的には次の4つの取り組みを実施します。
① ビールのレシピを生成AIと職人が共創
生成AIに複雑なタスクを指示できるAIエージェントを用いて、新しいビールの商品コンセプト立案から始まり、ビールの色・香り・味わい・マウスフィール等の特徴を表現するにはどの材料や製法を使えばいいかを社内外の情報検索をし、ビール職人が生成AIと直接インタラクティブに会話してブレインストーミングするまでの一連の工程を効率化します。生成AIには一般的な料理や社会現象の知識もあるため、ビール職人が気づけなかった特徴を表現するのに向いている材料や、相性の良さそうな材料を考えてくれる可能性があります。職人のクリエイティビティを刺激し、ユニークな商品ができあがることを想定しています。
② 商品紹介文生成
出来上がった商品の紹介文を生成AIで作成します。ビール職人は自ら考案し実際に製造した、ビールの説明を効果的に情緒的に行いたいと考えていますが、文章作成の専門家ではありませんし、詩人でもありません。時代性や味を美しい言葉で表現すること、より詩的な表現などが実現され、商品の魅力がより効果的に伝わることを想定しています。
③ 出来上がった商品の生まれた工程や実際にビールを飲用するシーンを小説化する
生成AIには、このAIとビール職人の共創で生まれた実際の工程も小説にしてもらって、私たちの会社やAIのことを知ってもらう機会を作ることで、人間とAIの対立ではなく融合の意識をもっていただく契機となることを想定しています。また、生成AIでこのビールを飲むペルソナ人格をつくり、それぞれの人格が、このAIとビール職人の共創で生まれたビールを飲んでどんな発言が生まれて、どんな会話で盛り上がるのか、シミュレーションをさせます。その会話の内容を短編小説にして公開することで、お客様にビールの真の楽しみ方を知っていただきます。
④ ビジネスプロセス管理
ガントチャートの作成、スケジュール管理などをAIが同時に行うことで、人間はよりクリエイティブな業務にリソースを充てることができるようなることを想定しています。
Skills and know-how: 生成AIの技術を有している企業や技術者
万博での発信を広報の機会とし、日本国内はもとより、すでに販売チャネルのある世界30か国を中心に新規輸出国の獲得も目指し全世界に展開します。
① 生成AI技術を有している企業や技術者
生成AIの技術は有していません。生成AIの分野は海外勢が先行していますが、国産の生成AI共創パートナーとします。
② 小売業・飲食業
この商品を使用した商品を広く普及する販売チャネルが必要です。
③ エンドユーザー
クラフテッドでサスティナブルな社会の実現のためには、楽しい体験の中での自然な個人の行動変容が重要だと考えています。
④ 環境問題やAIと人間の共創に関心のあるアーティスト
備考欄で後述の当社主催のイベントでのこの共創チャレンジの発信を共に行っていただきたいです。
⑤ メディア
この共創チャレンジを多くの人々に知っていただくための報道を頂きたいです。
私たちが司る食とは生命のエネルギー補給以上に生活を彩る楽しみです。機能的・情緒的にも、より高付加価値な食を生み出す、AIの利用による新しい生産様式の確立は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマと合致すると考えています。
株式会社協同商事コエドブルワリー
広報担当宛メール:info@coedobrewery.com
ホームページお問い合わせフォームより:https://coedobrewery.com
有機農産物の専門商社として1975年に創業した私たちは、農と食のドメインを担当します。 この30年の間に、日本の農家数は 380万戸から170万戸と半分以下になりました。日本での有機農業のシェアも未だに0.2%に過ぎません。とても貢献できているとは言い難い現実を受け止め、私たちも変わる必要があります。
私たちは、
零から一を創る農を支え、そして、行い、
その一に掛け合わせ生きる楽しみの食と生活を創り、
職人気質で作られたモノとコトに溢れる持続可能な明るい未来を目指し、
新しい日本の農業を切り拓いていきます。
私たちの理想の未来は、「CraftedでSustainable-職人気質で作られたモノ・コトに溢れる持続可能」な明るい未来です。
大阪・関西万博では、上記の、
農で生み出された一に掛け合わせ生きる楽しみの食と生活を創り
職人気質で作られたモノとコトに溢れる持続可能な明るい未来を目指す
側面を展開します。
私たちはBeer Beautifulをコンセプトとする日本のクラフトビールブランド「COEDO」を設立し、川越産のサツマイモから製造した「COEDO紅赤-Beniaka-」を筆頭に、日本の職人達による細やかなものづくりと『ビールを自由に選ぶ』というビール本来の豊かな味わいの魅力をクラフトビール「COEDO」を通じて、武蔵野の農業(2023年に世界農業遺産に認定)の魅力とともに発信してきました。品質やブランドデザインに世界的な評価を受け、アメリカ、オーストラリア、中国、シンガポール、フランス、イギリス等30か国に輸出展開し、Glocalな視点での活動も進めています。自社農園でのビール麦の有機栽培を開始し原料からの一貫生産による、言わばFarm to Glassである、農業系クラフトビールメーカーを目指しています。
1996年にビール事業を開始した私たちには、ビールを生産するノウハウと最新鋭の設備を有したCOEDOクラフトビール醸造所を所有しています。世界最高峰のビールコンテストであるワールドビアカップはじめ様々なコンテストでの受賞歴があります。
大手機械メーカーの研修センターをリノベーションした、敷地面積6万m2を有するCOEDOクラフトビール醸造所では、
① 1haを有機栽培・自然栽培の大麦の試験農場として運営
② 井戸から自然水を採取し醸造用水として使用
③ 生産工程から排出される麦芽かすは草食動物の飼料として100%リサイクルを実現
④ 排水にメタン発酵処理技術を適用し、生成したバイオガス発電によるエネルギー生成と排出CO2量の低減を実現
を実施し、地球環境に寄り添ったクラフトビール活動を行っています。
また、6万m2の敷地スペースを活かし、上記取り組みの広報と地域社会でのエンターテイメントの機会の創出のため2000人規模のアウトドア型音楽フェスとして、キャンプ・音楽・ビールをテーマとした「麦ノ秋音楽祭」も興行しています。こうした機会もCSA(Community Supported Agriculture)としての要素もあると考えます。