
自然を支える土木プロジェクト~防災・減災をめざして~
Co-Creation Challenges
2024.02.20



Corporation
Team Name | 自然を支える土木プロジェクト~防災・減災をめざして~ |
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Co-Creation Members | 株式会社クスベ産業 株式会社関西ガード 小川建設株式会社 保江建設 青葉コンサルタント株式会社 株式会社 榎本林業 東洋紡エムシー株式会社 株式会社清建設 |
Country / Region | 日本 和歌山 |
Theme of Activity | ////// |
土木のちからで山の災害をなくしたい。
建築だけでなく土木でも木材を積極的に利用し、間伐による森林保全に役立てることができます。木材利用は地域資源・経済の循環となり里山再生にもつながります。 私たちは林業者・森林組合や部材加工業者など、川上から川下まで多くのご協力をいただきながら、木材を利用した土木工法の提案を行っています(「木製ガードレール木景(こかげ)」など)。
また、放置された山を再生することも土木のちからならではと考えます。広葉樹の深根性、直根性を生かした苗の育成と広範囲への植栽を行います。
これまで培ってきた経験、技術を生かしながら自然を支える土木プロジェクトで防災・減災の実現をめざします。
木材利用の土木工法や広葉樹を中心とする自然山林の再生は管理する自治体や地域住民の方々の理解、協力が不可欠です。地域全体で森林保全による防災・減災への意識が高まり、国や自治体が主体となって土木工事が進められるようはたらきかけます。
Networking: 木材利用や森林保全による自然再興、生態系を活かした防災・減災、地域経済への貢献について様々なネットワークを形成したい。
和歌山県を中心に、日本全体ひいては国外へも広めたい。
自治体、森林組合、林業関係団体、民間企業、大学、個人の方
木材の土木工法への利用や山林の再生の取組により防災・減災や生物多様性の持続、脱炭素社会の実現に貢献し、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」を体現します。
株式会社クスベ産業
https://www.kusube.co.jp/
info@kusube.co.jp
TEL 0737-32-4877
30年超建設業を営んでおります。近年山林の災害が多く発生しており災害復旧工事や斜面崩壊対策工事を請け負うなか、間伐を行い森林を適正に整備することは防災・減災のためにとても重要なことであると感じます。
そこで健全な国土保全のために何ができるか。
・木材の有効利用を活発にする
・災害に強い山林の再生
・広葉樹の深根性、直根性を生かした苗の育成と広範囲への植栽による斜面防災・減災
これらは土木のちからで実現できると、多くの協力をいただきながら工法を考案し研究を重ねております。
私たちは災害につよい森林保全を目標に、間伐につながる木材利用の方法や地域の自然植生を重視した本来の山林の再生を考えます。若く健全な森林はCO2を吸収し、木材利用はCO2固定となり脱炭素社会を実現するとともに防災・減災につながります。生物多様性を重視しつつすべての人々が持続可能な住みよい社会になるよう貢献します。
Posts for this challenge
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2025.10.10
TEAM EXPOパビリオン展示に参加しました
2025年9月18日(木)大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジ TEAM EXPOパビリオン展示に参加しました。西ゲートのさらに西にあるフューチャーライフヴィレッジで、大屋根リングからはかなり遠い場所でしたが、好天に恵まれ大勢の方にお越しいただきました。ブースにお立ち寄りくださいました皆様、ありがとうございました。 共創チャレンジ「自然を支える土木プロジェクト~防災・減災をめざして~」として、「木を使う」「木を育てる」をテーマに生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR・エコディーアールアール)やネイチャーポジティブ(自然再興)の実現にむけての提案を行いました。 ブースでは「木製ガードレール木景(こかげ)」と「直根苗(ちょっこんなえ)」の実物、動画を紹介しました。木製ガードレールを初めてご覧になった方も多く、道路景観の向上が得られるだけではなく、木材利用が放置林問題の解決となり水源涵養など森林の多面的機能の向上や地域活性化につながることを説明させていただきました。また直根苗の展示ではその根の長さに驚かれ、根の持つ力で山を強くするというこの共創チャレンジの取り組みに大勢の方よりご賛同いただきました。 また、グーグルフォームを使った環境や防災に関してのクイズ・アンケートには116名もの方が参加くださいました。私どもの活動に応援のお声をたくさんいただきました。近年の異常気象による影響については、94.8%の方が既に被害を受けたり不安を感じておられ、環境や防災に関して行政や企業に求めることとしては「自然災害を起こさないために適切な開発をしてほしい」「生態系を生かした森林の整備をしてほしい」などのご意見をいただき、来場者の方々の関心の高さをうかがうことができました。 一般の方々に広くこの共創チャレンジを知っていただく大変良い機会となりました。微力ですが今後も土木分野から環境を考える活動を続けてまいります。
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2025.10.10
ポルトガル館×和歌山県 イベントに参加しました
2025年7月8日(火)14:00~18:00大阪・関西万博 ポルトガル館展示室にて木製ガードレール木景を展示させていただきました。 ポルトガルと和歌山の対話-森の物語杉―ポルトガルと和歌山をつなぐ森からの贈り物大西洋に浮かぶポルトガル領のアゾレス諸島には、19世紀に日本からの持ち込まれた杉が根を下ろし、今ではこの島々の風景や産業に深く根付いています。世界遺産である熊野古道や真言密教の聖地高野山の神聖な森を有する和歌山では、杉林や森林を守りながら、災害にも強い持続可能な取り組みが行われています。(展示パネルより引用) このような背景があり、杉で作っている木製ガードレール木景(こかげ)を展示させていただきました。会場では和歌山県の梅酒とポルトガルのワインの試飲が行われ、大変な賑わいとなりました。和歌山県万博推進課様のインスタグラムに展示会の様子が投稿されておりますので、ぜひご覧になってください。
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2025.07.01
大阪・関西万博 和歌山WEEKに出展いたしました
2025年4月30日~5月3日、大阪・関西万博・EXPOメッセ「WASSE」にて、和歌山県万博推進課主催の催事「Wow!Wakayama!~未来へつなぐ、おどろきの国~」に出展、前半2日間は木製ガードレール実物のみ展示、後半2日間はブース展示させていただきました。お立ち寄りくださいました皆様、ありがとうございました。 和歌山WEEK|特集|和歌山県公式観光サイト和歌山WEEKは、大阪・関西万博テーマウィークの一環として、和歌山県での魅力ある産業を国内外へ発信したものです。関係者を含む三県(徳島県、香川県、和歌山県)への4日間の来場者数は以下のとおりです。 ・4月30日(水)9,912人・5月1日(木)11,384人・5月 2日(金)10,997人・5月 3日(土)13,557人 ブースでは山林災害の原因のひとつである放置林問題への2つの解決策として、「木を使う」-木製ガードレール、「木を育てる」ー直根苗(ちょっこんなえ)について実物及び動画・パネル展示いたしました。大勢の国内外の方々が興味深く、また問題意識をもって見学していただけたと感じております。より広く一般の皆様に土木分野での和歌山県の木材利用を知っていただき、これからの森林保全のあり方についてこのような取り組みがあることを少しでもわかっていただく良い機会となりました。 微力ではございますが、今後もECO-DRR(生態系を活用した防災・減災)やネイチャーポジティブの実現に向けて引き続き精進してまいります。